児童指導員科(発達障害支援者養成)へようこそ

児童指導員科(発達障害支援者養成)とは

児童指導員科では、発達障害(注記)1.2児・者への支援者養成を行っています。
発達障害(知的障害を含む)のある人々への支援は非常に幅広く、日常の生活に近い場での支援から、専門的機関などでの専門的支援まで様々です。さらには、ライフステージ(成長段階)に応じた支援も必要です。成長段階によって必要な支援は変化するものであり、乳幼児期から成人期までのいわゆるライフステージに応じた支援を行う必要があります。
児童指導員科では、これら発達障害に関する専門的な知識と技術を学び、理論と実践に基づいた支援者の養成を目指しています。

(注記)1 発達障害者支援法(第二条)において、「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるものをいう」と定義されています。
(注記)2 支援対象は、知的障害を伴う発達障害も含みます。なお、知的障害とは、厚生労働省において、「知的機能の障害が発達期(おおむね18歳まで)にあらわれ、日常生活に支障が生じているため、何らかの特別の援助を必要とする状態にあるもの」と定義されています。

児童指導員科の求める学生象

国立障害者リハビリテーションセンター学院では、我が国の障害者リハビリテーション分野における先駆的・指導的役割を担い得る専門職の養成を目指し、臨床のみならず、研究・教育分野を先導できる人材を迎え入れています。
児童指導員科では、学院の理念を踏まえながら、発達障害児・者やその家族への支援に関心を持ち、今後、発達障害支援の職域で働くことを希望している方を募集しています。
児童発達支援に関する知識と技術の活躍の場は、福祉現場のみに留まらず、医療、心理、教育等と多方面での期待されており、より専門性を有する担い手が求められています。

☆ 児童指導員科では、現職者はもちろん、初学者も大歓迎!ゼロからでも学べます!

1)発達障害児・者への支援に関わる職域に従事し、改めて系統的な知識と技術を習得したい方。

2)現場に出る前に、大学等での学びに加えてさらに専門的な知識や技術を習得して自信をつけたい方。

3)他分野から新たに児童福祉や発達障害児・者の支援に挑戦したい方。

4)新たな資格を加えて職域を広げたい方(既得の保育士+児童福祉司で児童相談所へキャリアチェンジなど)。

☆ 以下のような職域で、児童指導員科での学びを活かすことができます!

【職域】児童福祉
【施設】児童相談所、児童発達支援センター(事業所)、放課後等デイサービス、
障害児入所施設、児童養護施設 など
【職種】相談員(社会福祉士、児童福祉司)、支援員(児童指導員、保育士) など


【職域】福祉(障害者)
【施設】就労移行支援、生活介護、共同生活援助(グループホーム)、施設入所支援 など
【職種】支援員、相談員 など


【職域】教育
【施設】特別支援学校、特別支援学級、通級での指導 教育支援センター など
【職種】教員や支援員、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー など


【職域】医療・リハビリ
【施設】医療機関(児童精神科やリハビリ科 等)
療育センター、発達支援センター など
【職種】医師、看護師、心理士、精神保健福祉士、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士 など


その他、行政職員や社会福祉法人に類する団体職員の方 etc.

当科の取得可能資格および就職実績についてはこちらをご参照ください