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採種園の四季 〜袋掛け編〜
採種園の四季 〜袋掛け編〜
森林研究所では、少花粉スギ・ヒノキ種子の安定生産を行うため、7月上旬に採種木の「袋掛け」を行っています(写真1、2)。
袋掛けとは、球果のついている枝を袋状の防虫ネットで覆うことで、カメムシから少花粉スギ・ヒノキの球果を守る防除方法の一種です。
カメムシは果樹などの害虫として知られていますが、スギやヒノキの球果も加害します。球果が加害されると種子の発芽率が低下します。そのため、事前に袋掛けを行うことで、球果への被害を抑えています。
袋掛けの様子 袋掛けを行ったスギ
写真1 少花粉ヒノキに袋掛けを行う様子 写真2 袋掛けを行った少花粉スギ
(写真1、2は2025年7月2日撮影)