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福井城山里口御門復元整備事業

最終更新日 2019年4月16日 | ページID 023707

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[画像:完成写真]

平成25年3月に福井県と福井市が策定した「県都デザイン戦略」において、「福井城址を中心とした、歴史を象徴し、人が集まる空間の形成」へ向けた具体的な方策として、福井城址と福井市中央公園などを一体化した「福井城址公園」の整備を掲げており、その一環として、福井城山里口御門を復元整備しました。
福井城の歴史を偲ぶ場所として、御廊下橋から山里口御門、そして天守台跡へとつながる歴史空間に、ぜひお越しください。
施設を活用したイベントの詳細はこちら ⇒ 【イベント紹介!!】福井城山里口御門・福の井利活用事業

山里口御門(やまざとぐちごもん)とは

山里口御門は、「廊下橋御門(ろうかばしごもん)」や「天守台下門(てんしゅだいしたもん)」とも呼ばれていた福井城本丸の西側を守る枡形門(ますがたもん)です。
江戸初期から本丸の西につながる西二の丸には松林があり、山里丸と呼ばれていました。山里口御門は、この山里丸から本丸への入口の門として、築城当時に造られました。寛文9年(1669)の大火で天守などとともに焼失しますが、その後再建されました。
藩主の住居である御座所が西三の丸(現在の福井市中央公園付近)にあった松平春嶽公などの時代には、藩主は御廊下橋を渡り、山里口御門を通って本丸へ向かったと考えられています。
今回の事業では、2階部分に櫓(長屋状の建物)が載る櫓門(やぐらもん)、2本の柱とその上部を連結する冠木(かぶき)で屋根を支える構造の棟門(むなもん)、そしてこれら2つの門とともに枡形を形成する石垣上の土塀を復元しました。

西側近景2 枡形門あ
全景 枡形を形成する棟門と櫓門
櫓門 櫓内
櫓門 櫓(内観)
棟門 土塀
棟門 土塀

復元にあたって

史実を尊重した復元を行うため、御門の復元にあたっては現存する古写真や古絵図などの史料の調査をはじめ、現地の石垣に残された部材の痕跡調査、御門付近の発掘調査を行い、御門の規模や構造などを明らかにしていきました。
明治初期に撮影された古写真「旧福井城本丸御廊下橋之遠望」は山里口御門が写る唯一の写真であり、御廊下橋を渡ったところに山里口御門の一部を見て取ることができます。

[画像:旧福井城本丸御廊下橋之遠望]
旧福井城本丸御廊下橋之遠望
(福井市春嶽公記念文庫 福井市立郷土歴史博物館蔵)

福井城山里口御門復元考証専門委員会の詳細はこちら

復元経過

平成25年3月 「県都デザイン戦略」策定
平成25年度 基本設計(遺構調査、文献調査、類例調査)
平成26年度 実施設計(御門の構造や詳細な仕様の特定、周辺石垣調査)
仮設ヤード造成工事
石垣解体調査 着手
平成27年度 石垣の積み直し工事 着手
平成28年度 御門復元建築工事 着手
平成29年度 周辺整備工事(園路整備、仮設ヤード撤去)
完成式典(平成30年3月24日(土))
山里口御門復元工事の詳細はこちら

施設概要

1.構造形式・主要寸法
櫓門 木造2階建て、切妻造、笏谷石瓦葺(本瓦葺)、上階は外壁漆喰塗
桁行:10.46m(上階)、梁間:5.46m(上階)、棟高:8.41m
建築面積:70.58m2、延床面積:57.11m2
棟門 木造、切妻造、笏谷石瓦葺(本瓦葺)
桁行:6.36m、軒の出:0.89m、棟高:3.57m
土塀 木造、笏谷石瓦葺(本瓦葺)、外壁漆喰塗(堀側は笏谷石腰板張り)、コの字型平面
延長:12.4m、軒の出:0.89m、棟高:2.53m

2.施設情報
開館時間/午前7時から午後6時まで
(ただし荒天時は臨時に休館することがあります)
入 館 料/無 料
駐 車 場/専用駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用ください
(注記)門は終日開放しています(積雪や凍結等の気象状況により通行を制限することがあります)

3.リーフレット

リーフレット表紙

山里口御門のリーフレットはこちら

完成式典

事業の完成にあたり、完成式典を開催しました。式典では知事の「開門!」の発声を合図に、太鼓の音とともに2つの門を開き、通り初めを行いました。その後、御門の歴史や復元過程を紹介するパネルが展示された櫓門2階を公開しました。なお、本式典にあわせて「幕末明治福井150年博」のオープニングセレモニーも開催されました。

日 時:平成30年3月24日(土)15時〜
場 所:福井市中央公園、福井城址
出席者:約200人

式典(知事挨拶) 式典(太鼓演奏) 式典(通り初め)

山里口御門の復元に向けた取組み

御門の復元に対して行った募金活動の概要を掲載しています。

工事現場に、土塀の原寸大模型や櫓門の屋根工事を自由に見学できるブースを設けました。

これまでに開催した、御門周辺石垣の解体調査や御門復元工事の現地説明会の概要を掲載しています。

御門復元工事の詳細を掲載しています。

山里口御門の復元整備に向けた機運を高めるため、平成26年10月5日(日)に「福井城山里口御門復元フォーラム」を開催しました。

史実を尊重した復元整備を進めるため、専門家による委員会を設置し、設置史料や石垣の調査成果等を基にした歴史的・技術的な検証を行いました。

リンク

しろまるまちかど県政(県の広報番組)で山里口御門の復元を紹介しています
(平成26年10月19日放送 「山里口御門を復元」へのリンク)
(平成29年12月10日放送 「県都のシンボル 福井城址」へのリンク)
(平成30年4月1日放送 「幕末明治150年(1)山里口御門」へのリンク)
しろまる県都デザイン戦略
しろまる福井城史料調査委員会
しろまる福井城址の整備について
しろまる福井城址お堀の灯り(順化お堀の灯り実行委員会)

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