福井県

福井縦貫線電線共同溝整備事業(福井市毛矢から西木田)

整備目的

3.4.1福井縦貫線(道路愛称名:フェニックス通り)は、福井市の中心市街地を南北に縦貫し、道路中央を路面電車が走行する福井らしさのある道路景観を形成する幹線道路です。都市景観(福井都心景観形成重点地区)の向上に加え、安全で快適な歩行空間の確保、防災対策の目的のため電線共同溝整備事業(無電柱化)を進めています。

位置図

図1:位置図(出典:国土地理院ウェブサイト)

[画像:航空写真] 写真1:航空写真(出典:国土地理院ウェブサイト)

●くろまる都市災害の防止

電線類が道路上からなくなると、ビル火災のときに、消火活動がスムーズに行えます。

また、万一の地震・台風などによる自然災害のときも、電柱が倒れたり電線がたれ下がる危険性がないため、安全に避難することができます。

[画像:都市災害]

写真2:都市災害の例(出典:国土交通省)

●くろまる都市景観の向上

くもの巣状に張りめぐらされた電線類が、道路下の電線共同溝におさめられすっきりとした美しいまちなみが形成されます。

毛矢交差点 [画像:横矢印]毛矢交差点R4.3

写真3:毛矢交差点(左:着工前、右:R4.3電柱抜柱後 )

●くろまる歩道面のデザイン

歩道部は歩行者側を御影石(甫田錆)、自転車側を御影石(桜御影)の石張舗装とし、区分を明確化しています。経年後は、石本来の自然な色になり風格が出ます。

舗装のデザイン

写真4:歩道面のデザイン

●くろまる安全で快適な道路空間の確保

歩道に広いスペースが生まれ、歩行者、ベビーカー・車イスなどを利用する人にも安全で利用しやすいバリアフリーの歩道空間の形成が可能となります。

電柱や電線類がなくなることで道路・交差点の見通しが良くなり、交通の安全性が図られます。さらに、道路照明灯や標識等を1本の柱に集約した多目的柱を整備することでよりすっきりします。

西側 [画像:横矢印]西側R4.3

写真5:歩道空間形成(左:着工前、右:R4.3電柱抜柱後 )

計画概要

●くろまる箇所 3.4.1福井縦貫線 福井市毛矢から西木田

●くろまる区間延長 L=580m

●くろまる事業期間 平成26年度〜令和4年度
●くろまる工事の流れ

工事の流れ 工事の流れ(2)

図2:電線共同溝イメージ(出典:国土交通省)

[画像:標準断面図]

図3:標準断面図

事業経緯

H26.4 事業着手

H31.3 既埋設管事前移設完了

R02.7 本管・引込管埋設完了

R02.12 歩道舗装工事(一部仮舗装)完了

R03.12 車道舗装・消雪整備完了

R04.1 ケーブル・ 入線・接続完了

R04.3 電柱・電線等撤去完了

新木田交差点 [画像:横矢印]新木田交差点R4.3

写真6:車道舗装(左:着工前、右:R3.12舗装完了後 )

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