省電力でサイン・イルミネーション機能をもった内装材「LightWeave(発光ジャカード織物)」の開発(大喜株式会社)
最終更新日 2022年7月1日 | ページID 049944
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面発光可能な織物に、省電力で小型化した光源を組み合わせ、豊かな表現を可能にした内装材を開発しました。
令和3年度
成長産業チャレンジ支援事業補助金
「次世代EV車向けの省エネおよび抗ウイルス作用内装材の開発」
事業実施の経緯
欧州をはじめ、日本でも持続可能な社会に向け、脱ガソリン車としてEV車の普及が進んでいます。そうした中、EV車の電力消費をいかに抑えるかが車の製造において近年課題となっています。また新型コロナウイルスの発生とともに、抗ウイルスや抗菌機能の付加、あるいはコロナの影響で出た精神的な疲れを癒すものの開発が自動車業界でもよく耳にするようになり、弊社にも各自動車メーカーや内装材メーカーからそうした課題を解決する新たな商材の開発要望があり、ニーズに応えるべく本研究を開始しました。
事業の内容
○しろまる「省電力でサイン・イルミネーション機能をもった内装材の開発」
発光ジャカード織物を応用し、少ないLEDランプで面発光ができる織物を制作しました。目標としては3w相当で2m間の導光が可能な光源を小型化し、発光ジャカード織物を組み合わせ、省電力で発光するサイン・イルミネーション機能をもった内装材を完成させました。
○しろまる「抗ウイルス(弱い殺菌)効果をもった内装材の開発」
抗ウイルス、弱い殺菌等の効果をもつUV(紫外線)光源と発光ジャカード織物を接続し、生地本体に抗ウイルス、弱い殺菌効果が現れるのかを検証しました。UV(紫外線)を用いた発光ジャカード織物用の光源を開発し、発光によって生地本体に抗ウイルス、弱い殺菌効果を付加させることを目標としました。
事業の成果
また開発した生地は某大手アパレルメーカーからコンタクトを受け、パリコレ(オンライン開催)への出展も果たしました。(右図) 012 009
製品のPR
経営者の声
代表取締役社長
山本 岳由 氏
今回の補助金のご支援のおかげで、課題であった光源開発が大きく進展し、製品化に近いところまで辿り着くことができました。また自動車での開発はもちろんですが、その他業界への拡販も目指しており、ファッション・インテリア等様々な可能性を探りながら、この製品が広く世に必要とされるものになるよう開発を進めていきたいと思います。