琉球泡盛海外輸出プロジェクトで策定した行動計画において、効果的な販路拡大・市場拡大への取組として、海外市場において、泡盛製造業者が主体となって、泡盛の輸出を促進するための「ブランド・イメージ」の在り方の検討、現地での新たな販路の開拓等の調査等の事業を実施しました。
ABP(アワモリ・ビジネス・パートナーシップ)事務局では、琉球泡盛の海外への輸出(インバウンド対応を含む)を行おうとする酒造メーカーと輸出のノウハウや体制を有する様々なビジネスセクターを発掘し、マッチングや「琉球泡盛海外輸出プロジェクト」の関係機関が行うプロモーション等をビジネスに結び付けるネットワーク「アワモリ・ビジネス・パートナーシップ」事務局体制を構築した。
琉球泡盛の本質的価値である高アルコール度数の特性を活かし、需要が見込まれるバーやスピリッツ専門の小売店をターゲットとしたプロモーションを実施。また、欧州の蒸留酒の専門家等と連携し、琉球泡盛におけるテロワールの可能性調査を実施。さらに、北米、欧州、アジアの主要マーケットにおけるスピリッツ産業のトレンドを分析評価し、琉球泡盛の越境EC進出の課題と方法について調査した。
沖縄県産品の青果物を使ったカクテルや沖縄料理のレシピとセットで輸出し、地域一体となった輸出モデル構築を図った。また、泡盛のテスト販売をしながら、現地で酒類の販売を担う人たちに泡盛を知ってもらい、現地からのフィードバック等を基に新商品開発を進めた。さらに、泡盛の文化やストーリー、飲み方を正しく伝えるためのマンガを制作した。
琉球泡盛の知名度や認知度が低い中国において、日本を代表するお酒として訴求すべく、展示会や商談会などの商談機会を創出するとともに、SNSやWEBによる販促PR活動を実施し、泡盛の認知度向上を図った。また、WEB等を活用したオフラインイベントの周知や、現地コーディネーター体制を確立し現地における活動を実施することで、日本産酒類の購入や仕入取扱に意欲的な新規顧客の発掘を行い、琉球泡盛の販路拡大へ繋げた。