News Release東日本電信電話株式会社
2022年4月15日
「「Digital×ばつ北斎」サテライトミュージアム in 九博」の開催について
- 東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)は4月15日(金)より九州国立博物館1階エントランスホールにて「Digital×ばつ北斎」サテライトミュージアム in 九博」を開催いたします。
- 株式会社NTT ArtTechnology(以下、NTT ArtTechnology)が株式会社アルステクネ(以下、アルステクネ)と連携してデジタル化を行った葛飾北斎最大の作品、岩松院(長野・小布施町)※(注記)1本堂天井絵「鳳凰図」(八方睨み鳳凰図)をパネルとデジタルデータを用いて展示します。
- 山梨県立博物館※(注記)2所蔵の葛飾北斎の代表作「冨嶽三十六景」を拡大パネルと4Kモニターで展示します。
- 本展示は九州国立博物館が4月16日(土)から開催する特別展「北斎」※(注記)3のタイアップイベントとして位置づけられています。
- ※(注記)1曹洞宗 梅洞山 岩松院(長野・小布施町)https://www.gansho-in.or.jp/新規ウィンドウで開く
1812年(文化9年)の火災による本堂の消失後、1831年(天保2年)に再建された際、髙井鴻山が世話人を務め、本堂大間天井絵の制作を葛飾北斎に依頼した。 - ※(注記)2山梨県立博物館 http://www.museum.pref.yamanashi.jp/新規ウィンドウで開く
- ※(注記)3九州国立博物館 特別展「北斎」 https://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_s64.html新規ウィンドウで開く
1.背景と目的
NTT東日本ならびにNTT ArtTechnologyは、ICT技術を活用して、様々な人々が身近な環境で文化芸術を楽しむことができる「分散型デジタルミュージアム構想」の実現を目指しており、その一環として「Digital×ばつ北斎」サテライトミュージアム in 九博」を九州国立博物館1階エントランスホールにて開催します。特別展「北斎」を鑑賞しに九州国立博物館に来られたお客さまに、これまでは現地に行かないと鑑賞することができなかった岩松院本堂天井絵「鳳凰図」(八方睨み鳳凰図)と、一度に全図を鑑賞する機会が限られている「冨嶽三十六景」を、デジタルデータを活用してご鑑賞いただく機会を提供いたします。
2.展示概要
①岩松院本堂天井絵「鳳凰図」(八方睨み鳳凰図)
- 作品パネル(天井絵)
- フローティングギガビューワー※(注記)4(天井絵、原図(下絵))
2021年3月よりNTT ArtTechnologyとアルステクネは連携して、葛飾北斎が描いた最大の作品(×ばつ間口6.3m)と言われている岩松院本堂天井絵「八方睨み鳳凰図」のデジタル化に取り組んでまいりました。アルステクネが有する特許技術「高品位三次元質感画像処理技術DTIP」を用いることにより、約300億画素の作品データを作成し、天井絵を忠実に再現することに成功しております。
×ばつ横1.8m(縦・横ともに約1/3.5)のパネルで展示するとともに、NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)で開催中の「Digital×ばつ北斎【破章】北斎vs廣重」展でご好評いただいているフローティングギガビューワーを用いることにより、非接触の操作で細部まで拡大して鑑賞することができます。
また岩松院が所蔵する原図(下絵)もあわせてデジタル化を行っており、フローティングギガビューワーでは原図(下絵)も鑑賞でき、鑑賞者は天井絵と原図(下絵)を比較することができます。原図(下絵)は特別展「北斎」で実物が展示されていますので、来場された方は実物をご覧いただいた後に、フローティングギガビューワーであらためて細部をご鑑賞いただくことができます。
- ※(注記)4空中に投影された操作画面を非接触で操作し、作品を拡大してモニターで鑑賞するシステム
②冨嶽三十六景
- 巨大パネル(「神奈川沖浪裏」、「凱風快晴」)
- ArtTechView※(注記)5(全46図、47作品)
×ばつ横1.6mの巨大パネル(実物(縦26c×ばつ横38cm)の縦・横ともに約4倍)を展示するとともに、NTT ArtTechnologyが提供するArtTechViewのシステムを2台用い、4Kモニター上に一定時間で作品を切り替えて表示することにより、「冨嶽三十六景」全46図、47作品をすべて展示いたします。
巨大パネル、ArtTechViewともに山梨県立博物館所蔵の「冨嶽三十六景」が原図となっており、アルステクネグループ※(注記)6が制作・保有する所蔵元公認のデジタルリマスターデータ(約20億画素)を使用しております。巨大パネルでは2作品を細部までご鑑賞いただくとともに、ArtTechViewではあたかも現物の浮世絵版画を鑑賞しているかのような体験を通じて、いながらにして「冨嶽三十六景」全46図、47作品をお楽しみいただくことができます。
- ※(注記)5NTT ArtTechnology提供 https://www.ntt-arttechnology.com/arttechview/新規ウィンドウで開く
- ※(注記)6株式会社アルステクネ(代表取締役社長 久保田 巖) https://www.arstechne.co.jp/新規ウィンドウで開く
株式会社アルステクネ・イノベーション(代表取締役社長 久保田 巖) http://www.at-innovation.com/新規ウィンドウで開く
3.基本情報
- タイトル:「Digital×ばつ北斎」サテライトミュージアム in 九博
- 会期:2022年4月15日(金)〜6月12日(日)
- 会場:九州国立博物館1階エントランスホール
- 展示時間:9時30分〜17時00分
- 休館日:月曜日[5月2日(月)は開館]
- 主催:東日本電信電話株式会社
- 企画・運営:株式会社NTT ArtTechnology
- 協力:西日本電信電話株式会社、株式会社アルステクネ、株式会社アルステクネ・イノベーション、山梨県立博物館、岩松院
4.今後の展開
「Digital×ばつ北斎」特別展として、NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)にて岩松院本堂天井絵「鳳凰図」(八方睨み鳳凰図)をデジタル複製された天井絵として再現する展覧会を5月中旬より開催する予定です。詳細については決まり次第あらためてお知らせいたします。
- 別紙一覧
- 別紙 展示模様
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