イラクを含む中東地域では、今年の4月初旬から繰り返し激しい砂嵐に見舞われています。この砂嵐で、いくつかの空港が閉鎖された他、数千人が呼吸器の障害で病院に運ばれたとのことです。画像はGOSATが観測した砂嵐が発生している今年5月23日(1枚目)と、その以前の様子(5月14日、2枚目)です。1枚目の画像の明るい黄色い部分が砂嵐です。詳しくはこちらをご覧ください。 https://earthobservatory.nasa.gov/images/149838/persistent-dust-storms-batter-iraq
ナミビアの砂漠にあるゴバベブ(Gobabeb)にて、可搬型フーリエ変換分光計により大気中の二酸化炭素、メタン、一酸化炭素気柱平均濃度の観測が行われています(1枚目)。ほとんど雨が降らない地域で、周辺はこのような広大な砂漠になっています(2、3枚目)。人工衛星いぶき(GOSAT)の観測データは、世界中の様々な地点で行われるこのような地上観測データにより検証されています。ゴバベブでの観測についての詳しくはこちらの記事をご覧ください。
北京オリンピックは、北京(Beijing)、張家口(Zhangjiakou)、延慶(Yanqing)の3つのゾーンで行われます。このオリンピックでは大量の人工雪が使われることが報道されています。画像は1月27日に人工衛星いぶき(GOSAT)が観測した中国の様子です。 1月27日の時点で、3つすべてのゾーンでほとんど積雪がないことがわかります。
追記:人工衛星いぶき(GOSAT)から観測した北京オリンピック会場の2月14日の様子です。前回投稿した1月27日の画像よりも積雪は増えていました。
1月6日に関東地方に降り積もった雪は、翌日の人工衛星いぶき2号(GOSAT-2)の画像でもはっきりと確認することができました。 画像は雪が降った翌日(1月7日)と雪が積もっていない時(1月1日)の関東地方の様子です。
海底火山・福徳岡ノ場の8月の噴火で発生した軽石が、最近、沖縄などに漂着して問題になっています。8月から9月にかけてGOSATでも硫黄島周辺の海域に漂う軽石が観測されていました。噴火前の8/9の画像にはまだ何も見えませんが、大規模な噴火が起きた後の8/15以降の画像には軽石とみられる灰色の部分(赤矢印)が見られました。軽石はおよそ1ヶ月かけて硫黄島周辺から西側に500 km以上移動していきました。
[下記の画像をクリックすると、大きな画像が表示されます]
2021年のカリフォルニアでの森林火災は例年より早く拡がりを見せています。2021年7月11日時点での燃焼面積は前年の同時期の3倍に達したとのことです。
[下記の画像をクリックすると、大きな画像が表示されます]
2021年3月15日、北京を含む中国東部の広範な地域で黄砂(画像中の黄色〜黄緑の部分)をGOSATのCAIセンサーが観測しました(上図)。1ヶ月後の黄砂のない晴れた日(2021年4月17日)に観測された画像と比べると黄砂の分布状況がよくわかります(下図)。
左:2021年4月20日のGOSAT-2の CAI-2センサーの前方視画像。有明海とその周辺が、海面による太陽光の海鏡面反射
(サングリント)できれいに白く光っています。
右:ほぼ同時刻のCAI-2センサーの後方視画像。この時間は、西日本全域が広く晴れていたことが分かります。
2020年12月ごろから、南大西洋のサウスジョージア島に島とほぼ同じ大きさの氷山「A-68A」が南極から接近し、付近に生息する野生生物への影響が懸念されています。その氷山の動き をGOSATとGOSAT-2により捉えました。
観測期間:Aug.12, 2020 - Mar.4, 2021
GOSAT CAI / GOSAT-2 CAI-2画像
[下記の画像をクリックすると、大きな画像が表示されます]
2021年2月16日,急速に発達した低気圧により,北海道など北日本は猛吹雪に見舞われました。
* 同じ日に国際宇宙ステーションから取られた写真はこちら(Twitter@Astro_Soichi)です。
2020年8月にカリフォルニア州において発生した森林火災は11月中旬に鎮火するまでに,カリフォルニア州の面積の約1%にあたる417,898ヘクタールを焼失させる大規模なものとなりました。
[下記の画像をクリックすると、大きな画像が表示されます]
2019年12月2日から13日まで、スペインのマドリードにおいて開催された気候変動枠組条約第25回締約国会議、京都議定書第15回締約国会合及びパリ協定第2回締約国会(COP25/CMP15/CMA2)の様子。
[下記の画像をクリックすると、大きな画像が表示されます]