星新一氏の作品の中には、理系的な発想力によってつくられた物語が数多くあり、文学としての価値のみならず、現実の科学をも強烈に刺激してきました。同文学賞のビジョンには「(星新一の)すぐれた発想は、いまもまだ読み手の心をくすぐり、次なる発想を生みだしているのです。今、日本に必要なのはこの圧倒的想像力。我々は『理系文学』を土俵に、アイデアとその先にある物語を競う賞、日経「星新一賞」を開催します。」とあります。
世紀の大発明と呼ばれる技術を突き詰めると、いずれも"圧倒的想像力"を持つ開発者の存在に行き当たります。これからの未来を作るNICTの研究者たちも、"圧倒的想像力"を駆使して研究開発を行っており、このビジョンに大いに共感して協力することにしました。