全球測位衛星システム(GNSS)
アメリカのGPS、日本の準天頂衛星(QZSS)、ロシアのGLONASS、欧州連合のGalileo等の衛星測位システムの総称。
全地球測位衛星システム(GPS)
人工衛星から発射される信号を用いた位置測定・航法・時刻配信を行うシステム。
このシステムは、上空約2万kmを周回するGPS衛星(6軌道面に30個配置)、GPS衛星の追跡と管制を行う管制局、測位を行うための利用者の受信機で構成される。
震央
地震が発生した地下の震源の真上にあたる地上の点。位置は、緯度と経度で示され、新聞等に発表される震源は震央を意味する。
全電子数(TEC)
1平方メートルの断面積をもつ円柱に沿って、2点間で積分された電子の柱状数密度。単位には、TECU =1016 個/m2が用いられる。
SuperDARN(Super Dual Auroral Radar Network)
世界11ヶ国による電離圏観測用短波レーダーの国際共同プロジェクト。2021年現在で北半球・南半球併せて35基を超えるレーダーが極域及び中緯度域を埋め尽くすように展開している。
IUGONET(Inter-university Upper atmosphere Global Observation NETwork)
太陽地球大気関連の地上観測を長年推進してきた実績を持つ国立極地研究所、東北大学、名古屋大学、京都大学、九州大学の5機関が連携し、2009年に6年計画でスタートした大学間連携プロジェクト。本プロジェクトでは、各観測データを一元的に取り扱うデータ解析システムの開発を行っており、分野横断的研究を促進している。
世界時
グリニッジ子午線を基準とし、夜中の0時を1日の始めとする平均太陽時。 いわゆるグリニッジ時間のこと。
磁気赤道
地磁気の伏角、すなわち磁針の方向と水平面のつくる角がゼロである点を結ぶ曲線。地理赤道で地球一周をするが地理経度によって磁気赤道の緯度は異なる。
磁力線
磁石の正極から負極へ向かう作用曲線。 曲線上の各点での接線方向が磁場の方向と一致する。