2025年8月21日
2025年8月7日、NEDOはステーションコンファレンス川崎において、「長期エネルギー貯蔵ワークショップ」を開催しました。
2050年カーボンニュートラルの実現に向けて再生可能エネルギーの主力電源化が進む中、需給ギャップや電力系統の安定化に対応する手段として、長時間にわたり出力が可能な長期エネルギー貯蔵(LDES:Long Duration Energy Storage)が注目を集めています。
国の施策や最新の国際的動向に加え、LDES技術の事例紹介、電力システムやエネルギー気象学との接点など、分野横断的な観点から演題が構成されていたこともあり、産業界、アカデミア、行政、金融、スタートアップなど、長期エネルギー貯蔵分野に関心を持つ多様な業界からの参加がありました。参加者数は対面とオンラインを合わせて約420名にものぼり、LDESに対する関心の高まりが感じられました。
また、ワークショップの最後には対面参加の約100名にてネットワーキングセッションを実施し、業種や立場を超えた幅広い交流が見られました。紹介された技術の導入を検討したいという声も複数寄せられ、参加者の将来的な連携や共同プロジェクトの構想に向けた活動が期待できる機会となりました。