【造船・舶用工業】令和元年度試験実施状況報告書


令和2年5月15日
令和元年度造船・舶用工業分野特定技能1号試験実施状況報告書
【造船・舶用工業分野】
国土交通省
1 試験実施概要
別紙のとおり
2 試験実施主体
(外部機関に試験実施を委託している場合には、
その委託先機
関を含む。)一般財団法人 日本海事協会(以下「試験実施機関」という。)3 試験問題作成体制
(1)試験実施機関は、技能試験の公正かつ適正な実施を図るため、造船・舶
用工業分野特定技能試験有識者委員会(以下「委員会」という。
)を設置し
た。
(2) 委員会は、試験実施機関が選任する委員4名以上をもって組織した。
(3) 試験実施機関は、試験に関し高い見識を有する者であって、造船・舶用
工業について専門的な技能、技術又は学識経験を有する者のうちから、委
員を選任した。
(4) 委員会の職務は、次のとおりとする。
1 技能試験の範囲及び試験基準案の審査・決定
2 試験問題及び採点基準の決定
3 技能試験の運営状況の確認・助言
4 その他前各号に関する事項の検討
4 試験申込方法(申込手順、定員数を超える受験希望者がいた場合の対応)
(1) 試験実施機関のホームページにて、試験日時、試験場所、受験案内、
受験申請書等を公開し、受験者を募集した。
(2) 申請者には必要事項を記入した受験申請書及び受験者の顔写真デー
タを試験実施機関に提出させた。
5 試験実施体制
試験監督者は、以下の選任基準のいずれかに該当する者を協会が選任した。
(1) 協会が別に定める検査員選任規則により選任された船舶検査員
及び専門検査員
(2) 協会が上記(1)に掲げる者と同等以上の知識又は経験を有する
と認める者
6 試験水準
技能試験の水準は、
造船・舶用工業分野の業務に即戦力として従事できる一
定の専門性・技能を有することを確認する観点から、
実務経験2年程度の者が、
事前に当該試験の準備を行わず受験した場合に、7割程度合格できる水準と
した。
7 合否の基準
学科試験及び実技試験の合格をもって、技能試験の合格とした。
(1) 学科試験
正答率が 60%以上を合格とした。
(2) 実技試験
各業務区分の合否基準は
「造船・舶用工業分野特定技能1号試験実施
要領別紙2」のとおりとした。
8 合否の通知方法
試験実施機関は、受験者の実技試験及び学科試験の結果を記載した結果証
明書を発行し、申請者に送付した。
9 試験結果の公表方法
試験実施機関は、
法務省又は国土交通省の要請に応じて、
受験者数及び合格
者数並びに受験者の情報を報告した。
10 合格証明書発行・交付手数料の有無及び方法
(手数料を徴収している場合
は、その額を含む。)合否判定後、
2週間以内に試験の結果を記載した結果証明書を申請者に送
付した。また、交付手数料は請求しないこととした。
11 試験の適切な運用に向けた取組状況
(1) 具体的な取組状況等(試験実施主体に対する指導監督状況、当初予期
しなかった不正行為への対策、
不正等が発覚した場合における合格取消
措置等)
ア 試験申込段階
1 当初からの取組状況(当初の対応策・不正防止策)
申請者は、受験者ごとに申請書、本人確認のための書類(旅券
など)に記載されている番号、顔写真を協会に提出させた。
2 発生した問題等(不正行為の発覚を含む。
)の内容とその対応
特に無し。
3 2を踏まえた新たな改善策の内容
特に無し。
イ 受験者の本人確認段階
1 当初からの取組状況(当初の対応策・不正防止策)
試験監督者は、本人確認のための書類(旅券など)と申請時に提
出済みの申請情報及び顔写真により、
受験者の本人確認を実施した。
2 発生した問題等(不正行為の発覚を含む。
)の内容とその対応
特に無し。
3 2を踏まえた新たな改善策の内容
特に無し。
ウ 試験実施時
1 当初からの取組状況(当初の対応策・不正防止策)
試験監督者は、持ち物検査の実施、携帯情報端末等の管理の徹底、
試験中の適切な巡回などの不正防止対策を実施した。
2 発生した問題等(不正行為の発覚を含む。
)の内容とその対応
特に無し。
3 2を踏まえた新たな改善策の内容
特に無し。
エ 合格通知、合格発表、合格証明書交付・発行段階
1 当初からの取組状況(当初の対応策・不正防止策)
・受験者の情報、試験結果等を記載した帳簿(以下「受験者台帳」と
いう。
)を作成した。
・書類の保存期間は、原則として、答案は試験実施の翌年度の始期
から起算して2年、受験申請書、結果証明書再交付申請書及び受験
者台帳は、同 10 年とする。
・技能試験の受験に関して、試験問題等の事前入手、受験申請書の
虚偽記載、その他の不正等の不正行為が結果証明書等の交付後に判
明した時は、当該不正行為を行った者に対してその技能試験の合格
を取り消すとともに、既に交付した結果証明書等を返還させること
とした。
・合格を取消した場合は、申請者及び受験者に対して合格を取り消
した理由を記載した文書によって通知することとした。
2 発生した問題等(不正行為の発覚を含む。
)の内容とその対応
特に無し。
3 2を踏まえた新たな改善策の内容
特に無し。
(2) 不正等の発覚による合格取消の有無
特に無し。
12 事業年度途中に、試験問題について、大きな改善を行った場合は、その
改善内容、改善の必要性
特に無し。
13 試験実施に当たっての試験実施国政府との調整状況及び今後の課題
試験実施国政府との直接の調整は行っていない。
今後についても関係省庁
を経由して、必要な情報収集と調整を行うこととする。
14 その他、試験実施全般に関して生じた問題とそれに対する改善措置
(1) 問題
2019 年 11 月にフィリピンで開催した特定技能 1 号試験(溶接)におい
て、実技試験の評価(曲げ試験)の外注先確保等に時間を要した結果、試
験実施から合否の判定までに想定以上の期間を要した。
(2) 改善措置
・標準的な試験スケジュールの作成
・実技試験判定における試験片加工先などのリスト化
・試験片加工先などとの事前協議を実施
以上
【別紙様式】
分野:
国 都市
1 フィリピン バコール 2019年11月 2020年1月6日 14 7 50.0 学科・実技 日本語 23,800円2345678910(注3)試験言語については,日本語,英語,現地語(言語名を記載)してください。
(注2)国内試験については,「国」欄に国内と「都市名」欄に「市町村名」を記載してください。
試験実施
年月
項番
【試験実施概要】
試験区分: 溶接
(注1)記載にあたっては,国ごとに試験実施年月順に記載をしてください。
試験
実施方法
試験言語 受験料
合格者数
(人)
試験実施場所
合格発表日
受験者数
(人)
合格率(%)造船・舶用工業分野

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