外国人支援コーディネーター養成研修
シラバス(案)
資料2
CONTENTS
シラバス
養成課程1 授業科目
A 外国人支援コーディネーターを導入する意義等 P2
B 外国人の入国・在留の状況 P3
B 入管法(在留) P4
B 入管法(出入国・退去強制・難民) P5
B 国籍法(帰化・無国籍) P6
C 多様な背景を持つ外国人への相談支援 P7
C 異文化理解等 P8
D 相談面接に係る知識と技術 P9
D 相談支援のプロセスに係る知識と技術 P10
D 外国人支援コーディネーターの価値・倫理及び自己理解・他者理解 P11
D 外国人の生活問題とその背景(児童・女性・高齢者・労働者等) P12
D 事例・事例検討の意義と方法・スーパービジョン等 P13
E 外国人との共生施策の現状(ロードマップ・総合的対応策等) P14
E 関係機関の役割及び各行政サービス P15
E 関係機関等との関係構築及び連携に関する技術・予防的支援の方法 P16
実践 所属する相談窓口等における相談対応支援を通じた実践 P17
養成課程2 グループ討議・事例検討 P18
研修科目群A2授業科目 外国人支援コーディネーターを導入する意義等
学習目標
外国人支援コーディネーターの社会的意義と責務、専門人材として担う役割と必要な能力等につい
て学ぶ。
相談者の尊厳と人権を尊重するという姿勢・心構えや、相談者と同じ目線に立って考え共感する力、
忍耐力等を養い、外国人支援コーディネーターとして活動していくために必要な基本的態度を身に
付ける。
学習内容
外国人との共生社会の実現の取組の背景と意義、基本的人権の尊重
外国人支援コーディネーターの社会的意義と責務
外国人支援コーディネーターが専門人材として担う役割と必要な能力
外国人支援コーディネーターが備えるべきマインド(基本的態度、個人情報の取り扱い、外国人支
援コーディネーターが行う業務と国家資格保有者のみが行うことができる業務)
講義名
(講義数4)
外国人との共生社会の実現の取組の背景と意義、基本的人権の尊重
外国人支援コーディネーターの社会的意義と責務
外国人支援コーディネーターが専門人材として担う役割と必要な能力
外国人支援コーディネーターが備えるべきマインド(基本的態度、個人情報の取り扱い、外国人支
援コーディネーターが行う業務と国家資格保有者のみが行うことができる業務)
到達目標
外国人との共生社会の実現の取組の背景と意義を理解し、基本的人権の尊重を意識した相談対
応支援の心構えが身に付いている。
外国人支援コーディネーターの社会的意義と責務について説明することができる。
外国人支援コーディネーターが専門人材として担う役割と必要な能力について説明することができる。
相談者と同じ目線に立った相談対応支援など、外国人支援コーディネーターが備えるべきマインドが
身に付いている。
外国人支援コーディネーターが行う業務と国家資格保有者のみが行うことができる業務の違いや留
意点について説明することができる。
評価基準
外国人との共生社会の実現の取組の背景と意義を理解し、基本的人権の尊重を意識した相談対
応支援の心構えが身に付いているか。
外国人支援コーディネーターの社会的意義と責務について説明することができるか。
外国人支援コーディネーターが専門人材として担う役割と必要な能力について説明することができる
か。
相談者と同じ目線に立った相談対応支援など、外国人支援コーディネーターが備えるべきマインドが
身に付いているか。
外国人支援コーディネーターが行う業務と国家資格保有者のみが行うことができる業務の違いや留
意点について説明することができるか。
講師
研修科目群B3授業科目 外国人の入国・在留の状況
学習目標
我が国における外国人の入国・在留の状況の概要と傾向を把握する。
最新の情報を確認するための統計情報等(在留資格別の新規入国者数、都道府県別の在留外
国人数、我が国の総人口に占める在留外国人の割合、在留外国人の構成比、外国人労働者数
等)の把握の仕方を知る。
学習内容
我が国における外国人の入国・在留状況の概要と傾向
最新の統計情報等の把握の仕方
講義名
(講義数1)
外国人の入国・在留の状況
到達目標
我が国における外国人の入国・在留状況の概要と傾向を理解している。
上記を理解した上で、最新の統計情報等の把握することができる。
評価基準
我が国における外国人の入国・在留状況の概要と傾向を理解しているか。
上記を理解した上で、最新の統計情報等の把握することができるか。
講師
研修科目群B4授業科目 入管法(在留)
学習目標
在留資格制度の概要、在留資格制度に基づく各申請手続の基本的知識を習得し、相談対応の
場面において、相談者の在留状況を正確に把握するために着目すべき視点や聞き取るべき内容に
ついて理解する。
学習内容
在留資格制度
・ 在留資格制度の概要と在留資格の種類、就労制限の有無
・ 在留資格の取得
・ 在留期間の更新
・ 在留資格の変更
・ 在留資格の取消
・ 中長期在留者の在留管理制度
・ 特別永住者に係る制度
講義名
(講義数3)
入管法(在留)I(在留資格制度の概要等)
入管法(在留)II(在留資格に関する手続)
入管法(在留)III(中長期在留者の在留管理制度、特別永住者に係る制度)
到達目標
在留資格制度の概要について説明することができる。
在留資格制度に基づく各申請手続の基本的知識を学び、相談者の在留状況を正確に把握するた
めに着目すべき視点や聞き取るべき内容について説明することができる。
上記を活用して、相談者の在留状況を正確に把握することができる。
評価基準
在留資格制度の概要について説明することができるか。
在留資格制度に基づく各申請手続の基本的知識について説明でき、相談者の在留状況を正確に
把握するために着目すべき視点や聞き取るべき内容について説明することができるか。
上記を活用して、相談者の在留状況を正確に把握することができるか。
講師
研修科目群B5授業科目 入管法(出入国・退去強制・難民)
学習目標
出入国手続、退去強制手続、難民認定制度等の基本的知識を習得し、相談対応の場面におい
て、相談者の在留状況を正確に把握するために着目すべき視点や聞き取るべき内容について理解
する。
学習内容
外国人の出入国
・ 出入国の手続
・ 再入国許可(みなし再入国許可を含む。)とは
退去強制手続
・ 退去強制とは
・ 退去強制の手続
・ 仮放免、監理措置、出国命令制度等の概要
難民の認定
・ 難民条約及び入管法における難民
・ 難民認定の申請手続
・ 難民の認定と補完的保護
講義名
(講義数1)
入管法(出入国・退去強制・難民)
到達目標
出入国の手続、再入国許可(みなし再入国許可を含む。)について説明することができる。
出入国手続、退去強制手続、難民認定申請手続の基本的知識を学び、相談者の在留状況を正
確に把握するために着目すべき視点や聞き取るべき内容について説明することができる。
上記を活用して、相談者の在留状況を正確に把握することができる。
評価基準
出入国の手続、再入国許可(みなし再入国許可を含む。)について説明することができるか。
出入国手続、退去強制手続、難民認定申請手続の基本的知識について説明でき、相談者の在
留状況を正確に把握するために着目すべき視点や聞き取るべき内容について説明することができるか。
上記を活用して、相談者の在留状況を正確に把握することができるか。
講師
研修科目群B6授業科目 国籍法(帰化・無国籍)
学習目標
国籍法の概念、意義について理解した上で、日本国籍の取得や喪失と離脱に関する基本的知識
を習得し、相談対応の場面において、相談者の在留状況を正確に把握するために着目すべき視点
や聞き取るべき内容について理解する。
学習内容
国籍の概念、意義
・ 国籍とは何か
・ 国籍と戸籍の関係
日本国籍の取得
日本国籍との重国籍と国籍選択
日本国籍の喪失と離脱
無国籍とその発生プロセス(発生原因)
講義名
(講義数1)
国籍法
到達目標
国籍法の概念及び意義について説明することができる。
日本国籍の取得や喪失と離脱に関する基本的知識を学び、相談者の在留状況を正確に把握する
ために着目すべき視点や聞き取るべき内容について説明することができる。
上記を活用して、相談者の在留状況を正確に把握することができる。
評価基準
国籍法の概念及び意義について説明することができるか。
日本国籍の取得や喪失と離脱に関する基本的知識を学び、相談者の在留状況を正確に把握する
ために着目すべき視点や聞き取るべき内容について説明することができるか。
上記を活用して、相談者の在留状況を正確に把握することができるか。
講師
研修科目群C7授業科目 多様な背景を持つ外国人への相談支援
学習目標
多様な背景を持つ外国人への相談支援の特徴等について理解を深めることにより、相談対応支援
の場面において、異なる文化を持つ人々の相談内容を正確に把握するために着目すべき視点や態
度を養う。
学習内容
母国以外での生活の困難さ(孤独・孤立、後ろ向きな思考への陥りやすさ)
多様な背景を持つ外国人への相談支援の特徴(日本人への相談対応とは異なる対応の必要性、
言語的・心理的なハードル等)
異なる社会制度や価値観への理解とそうした理解に基づく相談支援の必要性
相談者と相談対応者双方の心理的負担への理解の必要性とメンタルヘルス・リテラシー、メンタルヘ
ルス・ファーストエイド
講義名
(講義数2)
多様な背景を持つ外国人への相談支援I(母国以外での生活の困難さ、外国人への相談支援
の特徴)
多様な背景を持つ外国人への相談支援II(異なる社会制度や価値観への理解に基づく相談支
援の必要性、相談者と相談対応者双方の心理的負担への理解の必要性とメンタルヘルス・リテラ
シー、メンタルヘルス・ファーストエイド)
到達目標
母国以外での生活の困難さや、多様な背景を持つ外国人への相談支援の特徴について説明するこ
とができる。
異なる社会制度や価値観への理解に基づく相談支援の必要性、相談者と相談対応者双方の心
理的負担への理解の必要性、こころの支援が必要であるかを察知するために必要な知識を理解し、
説明することができる。
評価基準
母国以外での生活の困難さや、多様な背景を持つ外国人への相談支援の特徴について説明するこ
とができるか。
異なる社会制度や価値観への理解に基づく相談支援の必要性、相談者と相談対応者双方の心
理的負担への理解の必要性、こころの支援が必要であるかを察知するために必要な知識を理解し、
説明することができるか。
講師
研修科目群C8授業科目 異文化理解等
学習目標
文化、社会、慣習の違いと禁忌について理解を深めることにより、相談対応支援の場面において、異
なる文化をもつ人々の相談内容を正確に把握するために着目すべき視点や態度を養う。
学習内容
「文化」「価値観」とは何か
文化、社会、慣習の違いと禁忌
宗教の違い
異文化に適応していく過程
相談者の文化的・社会的背景を理解するために必要な視点
諸外国の社会制度
やさしい日本語
講義名
(講義数4)
異なる文化や価値観の理解I
異なる文化や価値観の理解II
諸外国の社会制度
やさしい日本語を使ったコミュニケーション
到達目標
文化、社会、慣習の違いと禁忌、宗教の違いについて説明することができる。
相談者の文化的・社会的背景を理解するために必要な視点を理解して、相談者の相談内容を正
確に把握することができる。
評価基準
文化、社会、慣習の違いと禁忌、宗教の違いについて説明することができるか。
相談者の文化的・社会的背景を理解するために必要な視点を理解して、相談者の相談内容を正
確に把握することができるか。
講師
研修科目群D9授業科目 相談面接に係る知識と技術
学習目標 適切な相談面接に必要な知識と技術について学ぶ。
学習内容
適切な相談面接の必要性(相談面接の目的、信頼関係の構築の重要性)
相談面接に際して求められる基本的な行動と態度(バイステックの7原則、ロジャースの3原則)
相談面接に望ましい形態と環境
相談者との信頼関係の構築に必要な事項(アプローチ方法等)
相談面接の技法(コミュニケーション技法、面接技法)
問題を適切に把握するために必要な視点・確認ポイント
面接内容の記録方法と留意事項
講義名
(講義数4)
相談面接に係る知識と技術I(適切な相談面接の必要性、基本的な行動と態度)
相談面接に係る知識と技術II(望ましい形態と環境、相談者との信頼関係の構築)
相談面接に係る知識と技術III(相談面接の技法)
相談面接に係る知識と技術IV(問題を適切に把握するために必要な視点・確認ポイント、面接内
容の記録方法等)
到達目標
適切な相談面接の必要性、相談面接に際して求められる基本的な行動と態度について説明するこ
とができる。
望ましい形態と環境を考慮した相談面接の在り方を説明することができる。
相談者との信頼関係の構築に必要な事項について説明することができる。
問題を適切に把握するために必要な視点・確認ポイントについて説明することができる。
面接内容の記録方法と留意事項について説明することができる。
評価基準
適切な相談面接の必要性、相談面接に際して求められる基本的な行動と態度について説明するこ
とができるか。
望ましい形態と環境を考慮した相談面接の在り方を説明することができるか。
相談者との信頼関係の構築に必要な事項について説明することができるか。
問題を適切に把握するために必要な視点・確認ポイントについて説明することができるか。
面接内容の記録方法と留意事項について説明することができるか。
講師
研修科目群D10授業科目 相談支援のプロセスに係る知識と技術
学習目標
生活上の困りごとを抱える外国人に対する相談対応支援のプロセスとそれに係る知識と技術につい
て学ぶ。
学習内容
相談支援の基本的なプロセス(流れ)と分野横断的な観点(横串の発想)の必要性
相談面接において、相談者の背景と周りの状況、主訴の内容を適切に把握・理解するためのポイント主訴を起点として問題状況の全体と要因を把握して見極めるためのポイント
分野横断的な支援プラン(解決すべき順序等を含む。)を、相談者の同意を得ながら、適切に立
案するためのポイント
連携先の検討・選定に当たってのポイント
連携先との連絡・調整、案件引継及び引き継いだ案件のフォローアップ(連携先、相談者)のポイ
ント
こころの支援が必要な相談者の特徴と適切な対応のポイント
講義名
(講義数4)
相談支援のプロセスに係る知識と技術I
相談支援のプロセスに係る知識と技術II
相談支援のプロセスに係る知識と技術III
相談支援のプロセスに係る知識と技術IV
到達目標
相談支援の基本的なプロセスと分野横断的な観点の必要性について説明することができる。
相談者の背景と周りの状況、主訴の内容を適切に把握・理解するためのポイントについて説明するこ
とができる。
主訴を起点として問題状況の全体と要因を把握して見極めるためのポイントについて説明することが
できる。
分野横断的な支援プランを立案するためのポイントと連携先の検討・選定に当たってのポイントについ
て説明することができる。
連携先との連絡・調整、案件引継及び引き継いだ案件のフォローアップ(連携先、相談者)のポイ
ントについて説明することができる。
こころの支援が必要な相談者の特徴と適切な対応のポイントについて説明することができる。
評価基準
相談支援の基本的なプロセスと分野横断的な観点の必要性について説明することができるか。
相談者の背景と周りの状況、主訴の内容を適切に把握・理解するためのポイントについて説明するこ
とができるか。
主訴を起点として問題状況の全体と要因を把握して見極めるためのポイントについて説明することが
できるか。
分野横断的な支援プランを立案するためのポイントと連携先の検討・選定に当たってのポイントについ
て説明することができるか。
連携先との連絡・調整、案件引継及び引き継いだ案件のフォローアップ(連携先、相談者)のポイ
ントについて説明することができるか。
こころの支援が必要な相談者の特徴と適切な対応のポイントについて説明することができるか。
講師
研修科目群D11授業科目 外国人支援コーディネーターの価値・倫理及び自己理解・他者理解
学習目標
相談支援のプロセスを適切に実施するために必要となる、外国人支援コーディネーターが遵守すべき
基本的な価値・考え方、理念について学ぶ。
学習内容
対人支援専門職における専門職倫理
外国人支援コーディネーターが遵守するべき価値と倫理の柱
自己理解・他者理解の必要性
外国人支援コーディネーター自身のメンタルケアの方法とメンタルヘルス対策(自己の限界を知る、
一人で抱え込まない、吐き出す場所を作る等)
講義名
(講義数2)
外国人支援コーディネーターの価値・倫理
自己理解・他者理解
到達目標
他の対人支援専門職における専門職倫理を踏まえた上で、外国人支援コーディネーターが遵守す
るべき価値と倫理の柱について説明することができる。
自己理解・他者理解の必要性、自身のメンタルケアの方法とメンタルヘルス対策について説明するこ
とができる。
上記を踏まえて、適切な相談支援を実施することができる。
評価基準
他の対人支援専門職における専門職倫理を踏まえた上で、外国人支援コーディネーターが遵守す
るべき価値と倫理の柱について説明することができるか。
自己理解・他者理解の必要性、自身のメンタルケアの方法とメンタルヘルス対策について説明するこ
とができるか。
上記を踏まえて、適切な相談支援を実施することができるか。
講師
研修科目群D12授業科目 外国人の生活問題とその背景(児童・女性・高齢者・労働者等)
学習目標
相談支援のプロセスを適切に実施するために必要となる、外国人が日本で生活する上で直面しやす
い生活上の問題やその背景について学ぶ。
学習内容 外国人が直面しやすい生活上の問題やその背景について
講義名
(講義数8)
言葉が通じないこと、文化や習慣の違い
結婚、離婚
出産、育児、妊娠
教育全般、キャリア支援(外国にルーツを持つ子どもを含む)
就職、就労中、退職
医療、障害
高齢化、介護、葬式、埋葬、墓地
外国人コミュニティ・住環境
到達目標
外国人が直面しやすい生活上の問題やその背景について理解した上で、相談支援において相談者
の生活問題やその背景について把握することができる。
評価基準
外国人が直面しやすい生活上の問題やその背景について理解した上で、相談支援において相談者
の生活問題やその背景について把握することができるか。
講師
研修科目群D13授業科目 事例・事例検討の意義と方法・スーパービジョン等
学習目標
相談支援に必要な知識と技術を実践で活用する能力を、事例検討を通じて学ぶ。
相談支援の在り方を省察できるよう、スーパービジョン等の基本的な知識や技術を学ぶ。
学習内容
事例検討の意義と方法
専門職としての知見の共有と他の相談対応者との協力の必要性
助言や指導に関する技法の種類(ティーチング、コーチング、スーパービジョン、ピアティーチング、ピア
コーチング、ピアスーパービジョン)
講義名
(講義数6)
事例検討の意義
事例検討の方法
事例検討I(事例検討の際に着目すべきポイントを学ぶ)
事例検討II(聞き取るべき内容、不足している情報は何か)
事例検討III(複雑・複合的な問題の場合の支援プランの立て方)
専門職としての知見の共有と他の相談対応者との協力の必要性、伝達の手法
到達目標
事例検討を通じて、学習した知識や技術を活用して適切な相談支援を実施するための方法を掴む
ことができる。
専門職としての知見の共有と他の相談対応者との協力の必要性について説明することができる。
助言や指導に関する技法の種類について説明することができる。
評価基準
事例検討を通じて、学習した知識や技術を活用して適切な相談支援を実施するための方法を掴む
ことができるか。
専門職としての知見の共有と他の相談対応者との協力の必要性について説明することができるか。
助言や指導に関する技法の種類について説明することができるか。
講師
研修科目群D14授業科目 外国人との共生施策の現状(ロードマップ・総合的対応策等)
学習目標 外国人との共生社会に向けた国の取組や現状について学ぶ。
学習内容
総合的対応策
ロードマップ
講義名
(講義数1)
外国人との共生施策の現状
到達目標 国における外国人との共生施策の現状を正確に把握することができる。
評価基準 国における外国人との共生施策の現状を正確に把握することができるか。
講師
研修科目群E15授業科目 関係機関の役割及び各行政サービス
学習目標 国の機関の役割及び行政サービスについて学び、相談内容に応じた連携先について把握する。
学習内容
在留支援
住民基本台帳、転出入
戸籍、相続
妊娠、出産等
教育
雇用、労働
医療、年金、福祉
税金
DV、人身取引
その他の生活ルール等
講義名
(講義数20)
在留に関する相談及び支援
住民基本台帳及び戸籍に関する相談及び支援
妊娠・出産等に関する相談及び支援I
妊娠・出産等に関する相談及び支援II
学校教育及び奨学金に関する相談及び支援
日本語教育に関する相談及び支援
労働条件に関する相談及び支援(労働契約、賃金及び労働時間、キャリア支援等)I
労働条件に関する相談及び支援(労働契約、賃金及び労働時間、キャリア支援等)II
安全衛生及び災害補償に関する相談及び支援 I
安全衛生及び災害補償に関する相談及び支援 II
ハラスメント及びメンタルヘルス等に関する相談及び支援
保健及び医療に関する相談及び支援I
保健及び医療に関する相談及び支援II
社会保険及び公的扶助に関する相談及び支援I
社会保険及び公的扶助に関する相談及び支援II
社会保険及び公的扶助に関する相談及び支援III
所得税及び住民税等税金に関する相談及び支援
人身取引、DVに関する相談及び支援
その他の生活のルール等に関する相談及び支援等I
その他の生活のルール等に関する相談及び支援等II
到達目標
国の機関の役割及び行政サービスの基本的な知識について説明することができる。
国の機関の役割及び行政サービスをもとに、相談内容に応じた適切な連携先を理解している。
評価基準
国の機関の役割及び行政サービスの基本的な知識について説明することができるか。
国の機関の役割及び行政サービスをもとに、相談内容に応じた適切な連携を理解しているか。
講師
研修科目群E16授業科目 関係機関等との関係構築及び連携に関する技術・予防的支援の方法
学習目標
外国人支援コーディネーターとして必要な、外国人の相談内容に応じた他の関係機関との関係構
築及び連携方法に関する技術について学ぶ。
学習内容
外国人支援コーディネーターとして、他の関係機関と連携・協同する必要性、基本的態度
各分野で考えられる連携先と各連携先の役割、複数の機関と連携する際のポイント
予防的支援に向けた関係機関との連携方法としてどのような方法が考えられるか
外国人の生活環境を踏まえた予防的支援の方法
講義名
(講義数3)
関係機関等との関係構築及び連携に関する技術I(他の関係機関と連携・協同する必要性、基
本的態度)
関係機関等との関係構築及び連携に関する技術II(各分野の連携先と役割、複数の機関と連
携する際のポイント)
関係機関等との関係構築及び連携に関する技術III(予防的支援に向けた関係機関との連携方
法、外国人の生活環境を踏まえた予防的支援の方法)
到達目標
他の関係機関と連携・協同する必要性、基本的態度、各分野の連携先と役割について説明するこ
とができる。
予防的支援に向けた関係機関との連携方法、外国人の生活環境を踏まえた予防的支援の方法
について説明することができる。
評価基準
他の関係機関と連携・協同する必要性、基本的態度、各分野の連携先と役割について説明するこ
とができるか。
予防的支援に向けた関係機関との連携方法、外国人の生活環境を踏まえた予防的支援の方法
について説明することができるか。
講師
実践17授業科目 所属する相談窓口等における相談対応支援を通じた実践
学習目標
養成課程1で習得した専門的知識・技術等を活用し、効果的な実践を行うことができるようになる。
実践の現場における疑問や課題への対応方法について、講師等から助言・指導(スーパーバイズ)
を受け、外国人支援コーディネーターとしての視点や態度を身に付ける。
学習内容
【課題の実践】
受講生において、養成課程1で学んだ内容をどのように活用できるのかを考え、3か月間の実践に
向け、職場環境も踏まえた適切な課題設定を行う。
養成課程1で学んだ知識等を活用し、日々の相談対応に取り組むとともに、自身の取組についての
振り返りや省察を行う。
【取組状況報告・課題レポート】
日々の省察をもとに、事務局及び講師に対し、自身の取組状況を的確に報告する(実践開始後
1月目)。その際、課題の変更が必要になる場合は、事務局及び講師に申し出て、講師等の助
言を受けて変更する。
自身が設定した課題に対する取組結果(目標の達成度を含む。以下同じ。)について、その内容
を課題レポートとしてまとめ、必要条件を満たしたかたちで提出する。
到達目標
自身の現状における知識や能力を的確に捉え、問題点や課題を解決するために何が必要かを考え
ることができる。
日々の省察をもとに、事務局及び講師に対し、自身の取組状況を的確に報告することができる。
実践での取組を振り返り、自身が設定した課題に対する取組結果を課題レポートとしてまとめること
ができる。
評価基準
養成課程1で学んだ内容の活用の仕方を具体化し、自身の技能及び実践の場の状況に応じた課
題を設定することができるか。
日々の省察をもとに、事務局及び講師に対し、自身の取組状況を的確に伝えることができるか。
実践での取組を振り返り、自身が設定した課題に対する取組結果、目標の達成状況、今後改善
すべき点を整理し、課題レポートとしてまとめることができるか。
講師
養成課程218授業科目 グループ討議・事例検討
学習目標
他の受講生とのグループ討議や事例検討を通じて、実践における自身の取組について改めて振り返
るとともに、幅広い視野と分野横断的な観点を身に付け、養成課程1及び実践で習得した専門的
知識・技術等をもとに、現場において外国人支援コーディネーターとして、相談対応支援、予防的支
援を行うことができるようになる。
学習内容
【グループ討議】
受講生がこれまで経験した相談支援における成功例及び失敗例について、自身の対応の良かった
点や反省点を互いに発表し、その課題等についてグループごとに議論する。
相談支援における珍しい事例等について、グループ内で共有し、他の受講生がそうした事例に直面し
た場合を想定し、適切な対応について議論する。
【事例検討】
1コマ(90分)で1つの事例(注記)を取り上げ、その事例をもとに、以下の視点で検討を行う。
• 相談面接において、相談者の困りごとを的確に聞き取り、また、問題点の把握に必要な情報を引き
出す
• 複数の関連分野にまたがる複雑・複合的な問題について、その要因・主訴を見極める
• 困りごとの緊急性・重大性に鑑み、相談支援における適切な支援プランを作成する
• 支援プランに基づいた適切な連携先との調整・連携方法、連携先がない場合の新たな連携先の発
見の仕方を学ぶ
• 生活オリエンテーションの実施・プランニング等の予防的支援の仕方を学ぶ
(注記) 扱う事例は、外国人支援コーディネーターが備えるべき4つの能力の習得に資する複数の関連分野
にまたがる複雑・複合的な事例や予防的支援に関する事例等とするが、講師が必要と認める場合には、
複数の事例を設定することができる。
到達目標
グループ討議において自身の経験事例等についてわかりやすく、かつ、簡潔に説明し、グループ内での
議論が活発化するよう、考えながら取り組むことができる。
グループ内で出された事例や経験談等について、実践での取り組みを振り返りながら、具体的な対
応策等を提案することができる。
事例検討を通じて、外国人支援コーディネーターとしての業務に必要な各視点に係る技法を獲得す
るとともに、養成研修の集大成として、適切な相談支援を行うことができるようになる。
評価基準
グループ討議において、自身の経験事例等についてわかりやすく、かつ、簡潔に説明し、グループ内で
の議論が活発化するよう、考えながら取り組むことができるか。
グループ内で出された事例や経験談等について、実践での取り組みを振り返りながら、具体的な対
応策等を提案することができるか。
事例検討において、相談対応に必要な3つの視点について理解し、適切な相談支援を行うとともに、
適切な連携先との調整・連携を行うことができるか。
講師

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