令和 5 年 4 月 28 日
令和4年度造船・舶用工業分野特定技能1号試験実施状況報告書
【造船・舶用工業分野】
国土交通省
1 試験実施概要
別紙のとおり
2 試験実施主体
(外部機関に試験実施を委託している場合には、
その委託先機
関を含む。)一般社団法人 日本海事協会(以下「試験実施機関」という。)3 試験問題作成体制
(1) 試験実施機関は、技能試験の公正かつ適正な実施を図るため、造船・舶
用工業分野特定技能試験有識者委員会(以下「委員会」という。
)を設置し
た。
(2) 委員会は、試験実施機関が選任する委員4名以上をもって組織した。
(3) 試験実施機関は、試験に関し、高い見識を有する者であって、造船・舶
用工業について専門的な技能、技術又は学識経験を有する者のうちから、
委員を選任した。
(4) 委員会の職務は、次のとおりとする。
1 技能試験の範囲及び試験基準案の審査・決定
2 試験問題及び採点基準の決定
3 技能試験の運営状況の確認・助言
4 その他前各号に関する事項の検討
4 試験申込方法(申込手順、定員数を超える受験希望者がいた場合の対応)
集合試験方式(申込手順、定員数を超える受験希望者がいた場合の対応)
(1)試験実施機関のホームページにて、試験日時、試験場所、受験案内、
受験申請書等を公開し、受験者を募集した。
(2)申請者には必要事項を記入した受験申請書及び受験者の顔写真データを
試験実施機関に提出させた。
5 試験実施体制
以下の選任基準のいずれかに該当する者を協会が試験監督官として選任し
た。(1)協会が別に定める検査員選任規則により選任された船舶検査員及び専門
検査員
(2)協会が上記(1)に掲げる者と同等以上の知識又は経験を有すると認め
る者。
6 試験水準
技能試験の水準は、
造船・舶用工業分野の業務に即戦力として従事できる一
定の専門性・技能を有することを確認する観点から、
実務経験2年程度の者が、
事前に当該試験の準備を行わず受験した場合に、7割程度合格できる水準と
した。
7 合否の基準
学科試験及び実技試験の合格をもって、技能試験の合格とした。
(1)学科試験
正答率が 60%以上を合格とした。
(2)実技試験
各業務区分の合否基準は、
「造船・舶用工業分野特定技能1号試験実施
要領」の「
(別紙2)実技試験合否基準」で定めた基準を満足することを
もって合格とした。
8 合否の通知方法
試験実施機関は、受験者の実技試験及び学科試験の結果を記載した結果証
明書を発行し、申請者に送付した。
9 試験結果の公表方法
試験実施機関のウェブサイトにおいて、受験者数及び合格者数並びに合格
率の情報を公表した。
10 合格証明書発行・交付手数料の有無及び方法
(手数料を徴収している場合は、
その額を含む。)合否判定後、2週間以内に試験の結果を記載した結果証明書を申請者に送
付した。
なお、交付手数料は請求していない。
11 試験の適切な運用に向けた取組状況
(1)具体的な取組状況等(試験実施主体に対する指導監督状況、当初予期し
なかった不正行為への対策、
不正等が発覚した場合における合格取消措置等)ア 試験申込段階
1 当初からの取組状況(当初の対応策・不正防止策)
申請者に、
受験者ごとの申請書、
本人確認のための書類
(旅券など)
に記載されている番号、顔写真を協会に提出させた。
2 発生した問題等(不正行為の発覚を含む。
)の内容とその対応
特になし。
3 2を踏まえた新たな改善策の内容
特になし。
イ 受験者の本人確認段階
1 当初からの取組状況(当初の対応策・不正防止策)
試験監督者は、本人確認のための書類(旅券など)と申請時に提出
済みの申請情報及び顔写真により、受験者の同一人性を確認した。
2 発生した問題等(不正行為の発覚を含む。
)の内容とその対応
特になし。
3 2を踏まえた新たな改善策の内容
特になし。
ウ 試験実施時
1 当初からの取組状況(当初の対応策・不正防止策)
試験監督者は、
持ち物検査の実施、
携帯情報端末等の管理の徹底、
試験中の適切な巡回などの不正防止対策を実施した。
2 発生した問題等(不正行為の発覚を含む。
)の内容とその対応
特になし。
3 2を踏まえた新たな改善策の内容
特になし。
エ 合格通知、合格発表、合格証明書交付・発行段階
1 当初からの取組状況(当初の対応策・不正防止策)
・受験者の情報、試験結果等を記載した帳簿(以下「受験者台帳」
という。
)を作成した。
・書類の保存期間は、
原則として、
答案については試験実施の翌年
度の始期から起算して2年、
受験申請書、
結果証明書再交付申請
書及び受験者台帳については同 10 年とした。
・技能試験の受験に関して、
試験問題等の事前入手、
受験申請書の
虚偽記載、その他の不正等の不正行為が結果証明書等の交付後
に判明した時は、当該不正行為を行った者に対してその技能試
験の合格を取り消すとともに、既に交付した結果証明書等を返
還させることとした。
・合格を取消した場合は、
申請者及び受験者に対して合格を取り消
した理由を記載した文書によって通知することとした。
2 発生した問題等(不正行為の発覚を含む。
)の内容とその対応
特になし。
3 2を踏まえた新たな改善策の内容
特になし。
(2)不正等の発覚による合格取消の有無(有の場合は、その数及びそれぞれ
の発覚した不正等の内容)
特になし。
12 事業年度途中に、試験問題について、大きな改善を行った場合は、その改善
内容、改善の必要性
特になし。
13 試験実施に当たっての試験実施国政府との調整状況及び今後の課題
ベトナムでの試験実施に向け、令和4年6月にハノイにある LOD 人材開発
へ訪問し、試験実施のための施設調査を行った。
14 海外における試験実施国・試験実施回数、国内における地方都市での実施・
試験実施回数の拡大に向けた取組内容
海外試験は、フィリピン、インドネシアを想定し、提携機関候補等の選定と
施設の調査、関係者との調整を現地に赴き実施した。
15 新型コロナウイルス感染症による試験実施への影響及びポストコロナを踏
まえた試験実施の内容
(1)試験申込段階(受験案内等での事前周知等)
受験案内の送付とともにヘルスチェックシートを添付し、受験当日に
記入し、提出させた。
(2)試験実施時(当日の試験会場における対応等)
・提出されたヘルスチェックシートにより身体状況を確認し、
受験の可
否を判定した。また、37.5 度以上の発熱及び身体症状がある場合に
は、受験を中止し、帰宅させることとした。
・学科試験会場内では、受験者・試験官など全員が常時マスクを着用し
た。
・実技試験時に身に着ける保護具(作業着、手袋、保護面等)全て受験
者が準備し、貸し借りは認めないこととした。
・実技試験会場の出入り口は開放し、常時換気した。
16 その他、試験実施全般に関して生じた問題とそれに対する改善措置
特になし。
【別紙様式】
国 都市
1 国内 山口県下関市 2022年6月 2022年7月20日 1 1 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 54,450円
2 国内 佐賀県伊万里市 2022年7月 2022年8月25日 3 3 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 18,150円
3 国内 広島県尾道市 2022年8月 2022年10月5日 3 3 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 18,150円
4 国内 愛媛県今治市 2022年8月 2022年10月5日 1 1 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 54,450円
5 国内 岡山県玉野市 2022年9月 2022年11月1日 3 3 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 18,150円
6 国内 愛媛県今治市 2022年10月 2022年11月29日 4 4 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 13,612円
7 国内 長崎県長崎市 2022年11月 2022年12月27日 1 1 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 54,450円
8 国内 愛知県刈谷市 2022年12月 2023年2月16日 1 1 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 54,450円
9 国内 三重県志摩市 2022年12月 2023年2月16日 1 1 100.0% 学科試験 日本語 16,775円
10 国内 岡山県備前市 2023年2月 2023年3月30日 1 1 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 54,450円
11 国内 広島県福山市 2023年2月 2023年3月30日 3 0 0.0%
学科試験
実技試験
日本語 18,150円
12 国内 岡山県倉敷市 2023年3月 2023年4月24日 1 1 100.0% 学科試験 日本語 16,775円
【試験実施概要】
試験
実施方法
試験
実施言語
受験料
合格者数
(人)
試験実施場所
合格発表日
受験者数
(人)
合格率(%)試験区分:造船・舶用工業分野特定技能1号試験(溶接)
試験実施
年月
項番
分野:造船・舶用工業分野
【別紙様式】
国 都市
1 国内 佐賀県伊万里市 2022年6月 2022年7月20日 1 1 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 46,200円
2 国内 長崎県大村市 2022年7月 2022年8月25日 2 2 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 23,100円
3 国内 香川県善通寺市 2022年8月 2022年10月5日 2 2 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 23,100円
4 国内 北海道余市郡 2022年9月 2022年11月1日 4 4 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 11,550円
5 国内 三重県志摩市 2022年9月 2022年11月1日 6 6 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 46,200円
6 国内 山口県下関市 2022年9月 2022年11月1日 1 1 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 9,240円
7 国内 愛媛県越智郡 2022年10月 2022年11月29日 2 2 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 23,100円
8 国内 東京都品川区 2022年11月 2022年12月27日 2 2 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 23,100円
9 国内 広島県尾道市 2022年11月 2022年12月27日 1 1 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 46,200円
10 国内 長崎県松浦市 2023年1月 2023年2月28日 1 1 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 46,200円
11 国内 山口県下関市 2023年2月 2023年3月30日 1 1 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 46,200円
12 国内 熊本県玉名市 2023年2月 2023年3月30日 1 1 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 46,200円
13 国内 香川県善通寺市 2023年3月 2023年4月24日 2 2 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 23,100円
受験料
【試験実施概要】
項番
試験実施場所
試験実施
年月
合格発表日
受験者数
(人)
合格者数
(人)
合格率(%)試験
実施方法
試験
実施言語
試験区分:造船・舶用工業分野特定技能1号試験(塗装)
分野:造船・舶用工業分野
【別紙様式】
国 都市
1 国内 愛媛県今治市 2022年5月 2022年7月20日 3 3 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 34,650円
2 国内 広島県尾道市 2022年10月 2022年11月29日 4 4 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 12,993円
3 国内 広島県尾道市 2023年3月 2023年4月24日 6 6 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 51,975円
4 国内 愛媛県今治市 2023年3月 2023年4月24日 1 1 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 10,395円
受験料
【試験実施概要】
項番
試験実施場所
試験実施
年月
合格発表日
受験者数
(人)
合格者数
(人)
合格率(%)試験
実施方法
試験
実施言語
試験区分:造船・舶用工業分野特定技能1号試験(鉄工)
分野:造船・舶用工業分野
【別紙様式】
国 都市
1 国内 広島県広島市 2022年5月 2022年7月20日 1 1 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 103,950円
2 国内 広島県尾道市 2022年6月 2022年7月20日 6 6 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 10,395円
3 国内 埼玉県久喜市 2022年9月 2022年11月1日 2 2 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 25,987円
4 国内 愛媛県今治市 2023年1月 2023年2月28日 2 2 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 25,987円
受験料
【試験実施概要】
項番
試験実施場所
試験実施
年月
合格発表日
受験者数
(人)
合格者数
(人)
合格率(%)試験
実施方法
試験
実施言語
試験区分:造船・舶用工業分野特定技能1号試験(仕上げ)
分野:造船・舶用工業分野
【別紙様式】
国 都市
1 国内 広島県尾道市 2022年4月 2022年5月30日 3 3 100.0%
学科試験
実技試験
日本語 50,050円
受験料
【試験実施概要】
項番
試験実施場所
試験実施
年月
合格発表日
受験者数
(人)
合格者数
(人)
合格率(%)試験
実施方法
試験
実施言語
試験区分:造船・舶用工業分野特定技能1号試験(電気機器組立て)
分野:造船・舶用工業分野