外国人支援コーディネーターの養成の在り方等に関する検討会(第1回)
議事要旨
日時:令和5年7月4日(火) 18:00〜20:11
場所:オンライン開催
出席者:
【出入国在留管理庁】
在留管理支援部長
在留管理支援部在留支援課長
参事官
政策課外国人施策推進室長
【有識者】
青 山 亨 東京外国語大学理事
アンジェロ イシ 武蔵大学社会学部教授
石 河 久美子 日本福祉大学名誉教授
窪 田 浩 治 北九州市企画調整局国際部長
小 山 健 太 東京経済大学コミュニケーション学部准教授
東京経済大学グローバルDEI研究所所長
田 村 太 郎 一般財団法人ダイバーシティ研究所代表理事
結 城 恵 群馬大学大学教育・学生支援機構教授
(兼担)情報学部・社会情報学研究科教授
群馬大学キャリアサポート室長
【オブザーバー】
総務省自治行政局国際室長
文部科学省大臣官房国際課国際協力企画室専門職(代理出席)
厚生労働省職業安定局外国人雇用対策課海外人材受入就労対策室長
厚生労働省人材開発統括官付参事官(若年者・キャリア形成支援担当)付キャリア形成支援室長
(敬称略)
(1)外国人支援コーディネーター養成研修の実施・運営(資料4について)
しろまる 研修対象者の記載内容について、
「自らが相談対応者」で点を打って、
「又
は」と分かりやすくした方がよい
しろまる 養成研修の研修対象者の参加条件を緩和できる余地を残したい
しろまる 修了者の呼称について、外国人という言葉にはネガティブなニュアンス
がつきまとうことと、窓口相談に来る外国人全員がアイデンティティ面で
は自分のことを "外国人"と一括りにされることに対して違和感を抱く
可能性もあることから、
通称ならともかく、
正式名称として外国人という3
文字だけが目立つ形での名称に対して違和感と抵抗がある
しろまる 修了者の呼称について、
外国人支援コーディネーターという名称では、外国人対日本人というイメージを与える可能性がある。日本人が外国人を支
援するというような無意識の前提を持たないように説明する必要がある
しろまる 修了者の呼称について、カリキュラム策定会議の構成員と養成研修の中
身について議論した上で、最終的に呼称について議論した方がよい
しろまる 修了者の呼称について、養成する人材の役割を並べたものを正式名称に
して、相談窓口で安心して相談できるような愛称を付けるとよい
しろまる 修了者の呼称の英語表記について、単に Foreigners ではなく、Foreign
Residents にすると、印象の受け止め方が変わる
しろまる 修了者の呼称の英語表記について、Coordinator for Foreign Residents
でも十分だと思うが、
日本語の正式名称の決定後、
日本語がそんなに得意で
はない外国人にも親しみやすい、そして誤解のないような表記になるよう
に検討した方がよい
しろまる 外国人相談従事者には日本人以外に外国人もいるところ、養成研修を日
本人の相談従事者に合わせたレベルにすると、外国人の相談従事者には難
しい部分も出てくると思われるため、その部分について検討の余地がある
(2)外国人支援コーディネーター養成研修の内容(資料5-3について)
しろまる Cの講義名を「多文化共生概論」にすると、外国人とともに生きる理念に
係る講義内容に変わってしまう。Cにおける講義内容は外国人に対する支
援の理論と方法の総論であり、Dで面接や相談支援のプロセス等の各論に
入る流れになっていたため、多様な背景を持つ外国人に対する支援の理論
と方法の総論をCに置くことは必要
しろまる 多文化共生概論に係る講義を残し、ソーシャルワーク概論に係る講義も
増やすことが理想的
しろまる 日本社会における多文化共生について学ぶ時間が最低2時間は必要
しろまる 国際人権規約、
SDGs、
ダイバーシティ等基本的な人権について学ぶ時
間をカリキュラムに入れた方がよい
(3)検討会の運営について
〇 カリキュラム策定会議の構成員と認識を共有する場をできるだけ早い段
階で設けることが重要

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