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北九州国際交流協会における
外国人相談対応の体制等について
公益財団法人北九州国際交流協会
令和4年12月5日(月)18:00-20:00
総合的な支援をコーディネートする人材の役割等に関する検討会(第2回)1 北九州国際交流協会の「相談チーム」
相談・通訳
コーディネーター
多文化
ソーシャル
ワーカー
職員
(英語担当・韓国語担当)
外国語相談員
(中国語・英語・
ベトナム語)2総合的な支援を
コーディネート
する人材?
「相談チーム」人材の配置と雇用形態
外国語相談員
多文化ソーシャルワーカー
相談・通訳コーディネーター
(兼任)
中国語 ベトナム語 英 語
多文化ソーシャルワーカー(英語) 相談・通訳コーディネーター(英語)
嘱託職員(韓国語・英語) 国際理解推進員(英語)
北九州国際交流協会嘱託職員(週2〜3日勤務)
北九州国際交流協会嘱託職員(週4日勤務) 北九州国際交流協会嘱託職員(週4日勤務)
北九州国際交流協会嘱託職員(週5日勤務) 北九州市会計年度任用職員(週5日勤務)
配置場所(シフトによっていずれかに勤務)
1多文化共生ワンストップインフォメーションセンター黒崎(北九州国際交流協会内)
2多文化共生ワンストップインフォメーションセンター小倉(小倉北区役所内)
(参考)
北九州国際交流協会の職員数
市派遣など 4人 嘱託職員 15人(うち無期1人)3総合的な支援をコーディネートする人材?
当協会の相談対応体制 1業務内容
1コミュニティ通訳者
(有償ボランティア)
2外国語相談員 3相談・通訳コーディネーター 4多文化ソーシャルワーカー概要
・原則として、
2つの言語を
「足さない(+)
引かない(-)
変えない」
で伝える
・窓口に相談があったと
きに、多言語で情報提
供や傾聴・助言による
相談対応を行う
・多言語での情報発信や、
必要な情報の翻訳も行う
・必要に応じて2の相談対応業務を行う
・相談員の受けた相談について、窓口だけでは
対応できないケースについて、外部機関や
ソーシャルワーカーなど適切な機関につなげ
たり、同行通訳の手配・調整を行うことにより
解決支援を行う
・必要に応じて2の相談対応業務および、
3のコーディネーション業務を行う
・および、窓口での解決が難しい場合や、緊
急性・深刻度の高いケースに対し
行政機関・専門機関との連携により、解決
に至るまでの支援を目指す対応回数
依頼があった場合に、
単発での対応
相談があった場合に、
単発での対応
相談や通訳派遣の希望がある場合に単発、
必要に応じて継続した対応
問題の解決に向けて、継続的に対応その他・助言は行わない
・通訳が必要な場所に同
行する
・行政機関、学校等からの
依頼に応じる行政通訳と、
医療機関からの依頼に応
じる医療通訳の2種類が
ある
・窓口での対応のみ
(アウトリーチはしない)
・相談員の可能な外国語
で対応する場合と、
通訳ツールを利用する
場合がある
・相談窓口や電話での通訳
依頼については、1も行う
・12の育成・コーディネーションも行う
・アウトリーチは、1に同行する場合(注記)
に限り行う
(注記)通訳者に同行する場合
・通訳者の通訳技術・日本語力に不安要素が
ある場合
・通訳依頼内容に、「通訳」だけでは解決しない
課題が含まれていそうな場合
・その他、依頼元との調整の段階で、コーディネー
ターの同行が必要だと判断される場合
・23の育成・スーパービジョンを行う
・アウトリーチや時間外対応も行う
・信頼関係・ネットワークの構築に努める例:・外国人支援関係機関連絡会議の企画・
ファシリテーション
・他機関の会議や内部研修への出席など
・必要に応じてしくみをつくる/変えることや
問題発生を未然に防ぐよう努める
総合的な支援をコーディネートする人材?4 当協会の相談対応体制 2応募要件
1コミュニ
ティ通訳者
2外国語相談員 3相談・通訳コーディネーター 4多文化ソーシャルワーカー(注記)応募要件
(省略)
(令和4年募集時)
(1)〜(3)すべてに該当する人
(令和元年募集時)
(1)〜(3)すべてに該当する人
(4)〜(6)があれば尚可
(令和4年募集時)
(1)〜(7)すべてに該当する人
(省略)
(1)ベトナム語、中国語、ネパール語または
英語がネイティブレベルであり、日本語との
通訳・翻訳ができること
(2)国内外に関わらず社会人経験(主婦/
主夫、子育て経験も含む)が3年以上ある
こと
(3)パソコン(ワード、エクセル、メール、イン
ターネット検索等)が操作できること
(1)日本国内におけるフルタイム勤務の職務経
験(正規・非正規などの雇用形態は不問)が、
継続して2年以上あること
(2)国籍は問わないが、日本語での業務遂行
が支障なく行えること
(3)パソコン(ワード、エクセル等)を用いた
文書および表・グラフ作成などができること
(4)普通自動車運転免許資格
(5)外国語(日本語以外の言語)の能力
(6)対人援助に関する資格・経験
(1)社会福祉士もしくは精神保健福祉士の
国家資格を有していること
(2)「日本語教育」か「異文化間教育」あるいは
同様の分野で修士以上の学位を有すること
(3)地域日本語教育に関する知識を有し、当該
分野に係る5年以上の実践経験および日本語
教育人材育成経験があること
(4)行政・地域国際化協会・NPO等の実施する多
言語での情報提供・生活相談業務に5年以上
従事した経験があること
(5)TOEIC900点以上あるいはそれと同程度の
英語力があること
(6)パソコン(ワード、エクセル等)が操作できること
(7)普通自動車運転免許(オートマ限定可)を
所持していること採用前・採用時の状況
(省略)
・実技試験を実施し、 相談援助に係る資質
を重要視している。 語学力は高くても、
実技試験の点が基準に達していなければ
採用はしないため、「該当者なし」となること
もある
・採用後は、研修やスーパービジョンを受けな
がら自己研鑽に努める
・採用に関しては2と同様であり、上記の応募
要件を満たしていても、実技試験の点が基準
に達する人材の確保は困難
・現在のコーディネーター(2名)は、外務省関
連の外郭団体における各種コーディネートや、
大学等での留学生支援業務への従事経験有
・社会福祉士資格取得以前より、同協会で相談事業
を担当(同様のコーディネーションを担当)
・コーディネーター育成においては下記のコースを修了
1「多文化社会コーディネーターコース」東京外国語大学
2「地域日本語教育コーディネーター研修」文化庁
3「地域日本語教育コーディネーター講師育成研修」
多文化社会専門職機構(文化庁委託)
(注記)4は「外国人支援主任」の応募要件であり、相談窓口と
密に関連する業務(地域日本語教育事業を含む外国人支援
全般の企画・人材育成・マネジメント等)を行う人材とし
ての要件も入っている
総合的な支援をコー
ディネートする人材?5 「相談チーム」ケース対応の 基本的な考え方と流れ
(外部機関・人)6 本庁
・国際政策課
・戸籍住民課
・子育て支援課
弁護士会
行政書士会
区役所内
・国保年金課
・保護課
・地域包括
・市税事務所
・市営住宅
教育委員会
・センター校
(小中学校)
児童相談所
母子寮
幼稚園・保育園
高校・大学
区役所
・地域保健係
・子ども家庭相談コーナー
・いのちをつなぐネットワーク
ハローワーク
法務局
年金事務所
警察・消防
法テラス
地域
県内外の自治体
療育センター
医療機関
特別支援学校 日本語教室
その他いろいろ
出入国在留管理局
適切な解決策に導くための 形式的ではない連携体制7 『参加したい!』と思ってもらえる「外国人支援関係機関連絡会議」8 多文化ソーシャルワーカーが対応した事例
概 要。
外国籍男性(A氏)。「技術・人文知識・国際業務」の在留資
格で働いていたが、期間更新が不許可となり、「特定活動(出
準・3か月)」になった。
会社もA氏も、日本での就労継続を望んでおり、系列会社で働
くために、再度在留資格の申請をしたものの、認められなかった。
仕事ができなくなってからも、会社が生活面でのサポートをして
いたが、いつまでも支援を続けることはできないし、本人は日本
でアルバイトをすることもできないため、このままだと貯金も使
い果たしてしまって、生活ができなくなる。
A氏は、同国出身の妻と息子を扶養して暮らしており、2か月後
には第二子の誕生を控えている。現在の在留期間は間もなく切れ
るが、新型コロナウィルスの影響により帰国はできない。住民票
がなくなってしまったため、どこに尋ねても適用できる住民サー
ビスが見つからず、本人も関係者も、これ以上何をどうすればい
いのか分からないという状況で相談があった。
SWが関わったきっかけ.
・会社関係者から当協会の外国人相談窓口に電話相談があり、
相談員からSWへ対応依頼
・A氏の支援者から相談を受けた地域福祉担当課から
SWへの連携依頼
連携先・関係機関.
くろまる北九州国際交流協会 にじゅうまる地域福祉担当課
にじゅうまる母子保健担当課(保健師)
しろまるフードバンク 〇教会 〇医療機関(MSW)
〇行政書士会 〇国民健康保険担当課 〇大使館
くろまる専門分野における支援および本ケースの総合的なコーディネートを行った機関
にじゅうまる専門分野における支援およびその分野の関係機関等とのコーディネートを行った機関
〇各手続き・情報提供・支援など、本ケースの対応に関係した機関
家族滞在
(保育園)↓↓
家族滞在↓特定活動
(3カ月・就労不可)↓外国籍
外国籍
外国籍
家族の状況(初回面談時)。
技人国↓特定活動
(3カ月・就労不可)↓9
ある2週間の 多文化ソーシャルワーカーの連携先
総合療育センター
母国の
家族
保育所
保健福祉課
(児童手当関係)
保健福祉課
(乳幼児医療関係)
出入国在留管理局
社会福祉
協議会
弁護士
保護課NPO保護課
【外国人支援関係機関連絡会議】
・国際政策課 ・子育て支援課
・教育委員会 ・行政書士会
・弁護士会 ・出入国在留管理局
・区役所保健福祉課 各担当係
(生活困窮、母子保健、子ども家庭相談)
・北九州国際交流協会
(日本語教育担当、相談担当)
大学S W
児童相談所
保健福祉課
(保育所関係)
国保年金課
市税事務所
保健福祉課
(母子保健関係)NPO(食糧支援)
障害者基幹相談
支援センターSSW学校
教育委員会
保健福祉課
(子ども家庭相談関係)
病 院
北九州国際交流協会
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