札幌刑務所精神科リカバリーユニット
Psychiatric Recovery Unit of Sapporo prison (PRUS)
事業内容のごあんないIPPOい っ ぽ
- ひとりのいっぽを、みんなでささえる -
❆令和 6 年 5 月より、札幌刑務所において、精神障害受刑者処遇・社会復帰支援モデル事業として、
札幌刑務所精神科リカバリーユニット(略称「PRUS
プ ラ ス
」 ・ 愛称「IPPO
い っ ぽ
」)がスタートします。
❆精神障害を有する受刑者の割合が増加する中で、社会復帰まで概ね1年をかけ、出所後の適切な
治療と安定した地域生活の継続を目指し、各種作業や指導等を集中して提供するユニットです。
❆IPPO は、「ユニット処遇」を採用しています。
❆作業・各種指導・訓練の場所と居室をパッケージ化することで、処遇における機能性や医療提供の
効率性、治療環境を向上させるとともに、必要な支援を柔軟に行うねらいがあります。
ユニット処遇
「IPPO」について
教 室
教室側廊下より ミーティング室
図 書 室 調 理 室
フィットネスエリア
❆日課は、専門的な各種指導や治療、社会復帰の準備のための支援に最適化されています。
❆体調不良時の通常診察に加え、必要に応じて精神科医師診察、心理面接・福祉面接が実施される
ほか、ユニット専属の看護師も常駐しており、医療ニーズに即応できる体制になっています。
❆作業・指導のプログラムには、実際の医療機関でも提供される作業療法、認知療法、心理教育、
日常生活訓練をはじめ多彩な種目が実施されます。
❆刑務官・技官・専門官が協力し、一人ひとりの特性に応じた処遇を目指します。
6:50〜7:30 起床・点検・朝食
7:30〜8:00 準備・出室
8:00〜10:00 機能向上作業1
10:00〜10:10 休憩
10:10〜12:00 機能向上作業2
12:00〜13:00 運動・昼食・休憩など
13:00〜15:40
指導・クラブ活動
(途中休憩あり)
15:40〜16:00
後片付け
終了ミーティング
16:00〜16:30 還室・入浴・個別指導など
16:30〜17:00 点検・夕食
17:00〜21:00 余暇時間など
21:00〜 消灯・就寝
各種指導と治療に特化した日課
機 能 向 上 作 業
イメージ挿絵(木版画・シルクスクリーン)
社会復帰準備指導
健 康 運 動
❆刑務官とともに、医師・看護師・作業療法士等の技官、教育・心理・福祉・就労の専門官が連携して、
専門性を活かしたチーム処遇を行います。施設内での処遇のみならず、地域とのつながりも重視
し、「引受人等への助言・関係調整」「関係機関とのケース会議」「施設外社会復帰支援」等により、
社会復帰後の息の長い支援を目指します。
IPPO の沿革
令和 5 年
令和 6 年
令和 6 年
令和 6 年
10 月
3 月
4 月
5 月
精神障害受刑者処遇・社会復帰支援モデル事業 試行開始
リカバリーユニット棟 改修工事完了
各団体協定締結式、報道機関等一般公開
収容開始(収容定員20名)
Psychiatric Recovery Unit of Sapporo prison (PRUS)
札幌刑務所精神科リカバリーユニット
「 IPPO 」
〒007-8601 札幌市東区東苗穂 2 条1丁目 5-1
電話:011-781-2011
多職種・多機関連携による「チーム処遇」
障 害 特 性 に 応 じ た 作 業
心 身 の 機 能 向 上 作 業
日 常 生 活 の 自 立 に 役 立 つ
各 種 改 善 指 導
各 種 の 専 門 的 手 法 を
用 い た 治 療 ・ 処 遇
安 定 し た 地 域 生 活 の た め の
持 続 可 能 な 社 会 復 帰 調 整
医療機関、地域の事業所や関係機関との連携
施設外社会復帰支援 多職種ケース会議

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