1令和5年度 矯正施設所在自治体会議近畿部会が開催されました!
更生支援企画課だより
KOUSEI SHIEN KIKAKUKA DAYORI
法務省近畿エリアの再犯防止・更生支援情報が満載の広報誌
法務省大阪矯正管区
☎06-6941-5781
06-6910-2428
Vol.24R6.31.oosakakyouseik.k
fb@i.moj.go.jp自治体・施設の取組令和5年度の矯正施設所在自治体会議近
畿部会が、令和6年1月18日(木)、和
歌山刑務所(女子刑務所)において開催さ
れました。今年度は和歌山市が主催、議長
を佐藤哲也和歌山副市長が勤められ、10
自治体から8名の担当者が出席されました。
まず、和歌山刑務所長から施設の概況説明を行い、引
き続いて出席者一同、施設見学を行いました。
施設見学終了後、本会議の開会となり、
冒頭、佐藤哲也和歌山副市長からの御挨
拶に続いて、各自治体や所在の矯正施設
が行っている広報啓発の取組に関しての
情報共有は以下のとおりでした。
「市民しんぶん」での掲載やパネル展示。京都市職員への研修に
おいて、市職員の他、大学生を積極的に参加させている。
奈良地区更生保護女性会と協力し、栽培したヒマワリを奈良市役所
に設置。市役所と協力して矯正教育の院外実施の職場体験を行った。
姫路少年刑務所と連携し、同所弁論大会及び矯正展の後援、 市広報
誌への掲載や講話を実施した。
受刑者による弁論大会について、発表者本人たちに自信が付き、
更生の決意を固めさせるとともに、本弁論大会を聞いている受
刑者たちにも更生の決意の促しにつながると感じた。
質疑応答では、京都市に対し、対象となる研修参加者についての質問があり、
京都市からは、市職員のほか、研修内容に興味を持ってくれそうな大学教授や
大学生、研修内容について積極的な発信が期待できる若者(学校や家庭など)
をターゲットに広報する等の工夫を行っているとの回答がありました。
議長の佐藤哲也
副市長
自治体と矯正施設からの情報を
共有しました。質疑応答
今回の矯正施設所在自治体会議において、大阪矯正管区から以下の情報提供を行いました。
・令和5年4月現在、100自治体が矯正所在自治体会議に参加
・地方再犯防止推進計画等の策定状況
・地域による包摂の推進として、所在自治体等との連携協力体制の強化
・ブロック別再犯防止シンポジウムの開催
矯正施設所在自治体会議
令和元年6月12日、矯正施設が所在する市町村の
首長間でネットワークを形成し、矯正施設が所在する
自治体が率先して、地域ぐるみの再犯防止施策の推進、
矯正施設の人的・物的資源を活用した地域創生策等の
ために、情報交換、調査研究、国及び都道府県への政
策提言、地域住民への啓発活動等を行うとして設立さ
れました。
施設見学では、食堂や作業が行われて
いる工場のほか、一般の方にも利用いた
だいている「白百合美容室」もご覧いた
だきました。
京都市
奈良少年院
姫路市
姫路少年刑務所
KOUSEI SHIEN KIKAKUKA DAYORI地域とともに更生支援地域とともに再犯防止
令和5年度 再犯防止施策の推進に向けた地域連携セミナー
地域連携セミナーとは、
令和5年3月に閣議決定された第二次再犯防止推進計画の重点課題の一つに「地域
による包摂の推進」があり、ここでは国・県・市区町村の役割が明確にされ、地域
の住民に身近な基礎自治体として、適切なサービスが提供されるよう努めることが
明記されています。
セミナーでは、国・県・市町村が一丸となった取組の検討や情報の提供等を行い、
再犯防止施策への推進に向け学びを深めます。
奈良県地域連携セミナー
更生支援企画課だより23号でも御紹介させていただきましたとおり、令和5年
11月30日、奈良県社会福祉総合センターにて、大阪矯正管区、近畿地方更生保
護委員会及び奈良保護観察所の主催、奈良県の後援を受けて開催しました。
第一部は、法務省各機関からの情報提供、第二部は、地域における再犯防止・更
生支援の取組として、奈良県及び県の条例で設立された「一般財団法人『かがやき
ホーム』」をはじめ、奈良県地域生活定着支援センター、奈良県発達
障害者支援センターでいぁーでの取組事例などが紹介されました。
また、少年鑑別所が行っている地域援助や奈良市が作成した
「相談窓口ハンドブック」紹介もありました。
和歌山県地域連携セミナー
令和6年1月24日、県民交流プラザ和歌山
ビッグ愛にて、和歌山県県民生活課と大阪矯正管区の
共催で開催しました。
第一部は、当課や近畿地方更生保護委員会からの
国の情報提供及び和歌山県と県内で唯一地方再犯
防止推進計画を策定しているみなべ町から計画の概要や
策定後の取組などが説明されました。
その後、奈良県の更生支援の条例に基づき設立された「一般財団法人『かが
やきホーム』」による更生支援の取組の紹介に続き、刑務所出所後「かがやき
ホーム」に直接雇用されている研修員からの講話では、地域からの支援を受け
て、日々の生活に感謝の気持ちが芽生えてきているとの思いが語られました。
第二部では、架空の事例を地域や自治体において想定される支援についてグ
ループワーク形式で検討を行い、その後各グループからの発表を皆で共有し-
ました。
事例では相談窓口での対応について、各地域で活用
が見込まれる社会資源、連携が取れる機関等を想定し
て事例の検討へと進み、相談者の主訴をしっかり把握
した上で、関係機関の連携で行っていくことの必要性
が改めて確認されました。
連携、
大切で
すね。
作業専門官
つくる
刑務官
みま

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