法務省札幌矯正管区更生支援企画課の広報誌
ほっかいどう矯正だより
第16号(令和6年1月17日)×ばつ地方創生」政策提案型ワークショップ
検討テーマ及び参加者1令和5年12月、矯正研修
所札幌支所において、矯正施
設において地域との連携窓口
を担当する職員に向けた研修
の一環として、自治体職員を
はじめとした地域の皆様と一
緒に、標記ワークショップを
実施しました。
ワークショップに先立ち、
地域や自治体の目線での再犯(犯罪)防止や矯正との連携について知見を深めて、
矯正にできることやこれからの矯正のあり方を検討するため、今回は、北海道絆
menづくりプロジェクト代表の松井敦利氏による「安心安全なまちづくり」につ
いての講話、北海道庁、月形町振興公社による地域での再犯防止の取組の紹介を
していただきました。
犯罪をした者等が地域社会で孤立しないための「息の長い支援」には、地域と
連携した再犯防止施策が必要であるところ、既に多くの地域の皆様から、力強い
御支援・御協力をいただいていることを実感し、更なる地域との連携の必要性を
感じながら、ワークショップに臨みました。
講義の様子
(北海道絆menづくりプロジェクト代表 松井敦利氏)×ばつ地方創生」でした。再犯防止に
は地域との連携が不可欠であり、また、矯正にできることを地域に提供すること
で、地方創生に寄与できる可能性があることから、矯正が、地域と連携してでき
る新たな取組について検討しました。また、グループワークにおいては、地域の
声を取り入れた新しい視点での検討を
深めるため、当日は、講師として、
自治体や関係機関職員、協力雇用主、
保護観察所の観察官、
その他、大学教授から
大学生まで、様々な立場の
地域の皆様に御参加
いただきました。
ワークショップの様子
(松井氏も見学に来てくださいました。)
法務省 札幌矯正管区 更生支援企画課
〒007-0801
北海道札幌市東区東苗穂1条2丁目5番5号
TEL 011-783-5021(直通)
FAX 011-780-2207
メール:1.sapporokyousei.6cc@i.moj.go.jp
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提案紹介
・地方再犯防止推進計画について相談したい。
・策定委員会・勉強会へ職員を派遣してほしい。
・再犯防止に関する統計データを提供してほしい。
・刑務所、少年院を見学してみたい。
・法務省が取り組む農福連携について知りたい。
・刑務所、少年院とコラボして何かをやりたい(イ
ベント、勉強会など)。
等々
お気軽にご連絡ください。
こんな時、ぜひ当課にご用命ください。
札幌矯正管区
更生支援企画課
イメージキャラクター
「ロッチュ」2矯正にある労働力(受刑者)や土地を活用する
ことを検討し、オンラインショッピングサイトの
様な、手軽に利用できるサービスを提供するシス
テムの構築を提案!実現には、矯正のみではなく、
民間企業や福祉事業所、地域の学生
ボランティア等との連携や、広報活動
による矯正や再犯防止の取組に対する
理解を得る必要があります。
『オープンプリズン』をテーマに、
刑務所体験を通じた親子交流の場を作
ること、矯正が保有する重機等を活用
した除雪除草サービスを有償提供する
こと、職業訓練生に乗降サポートなど
をさせることで地域の交通インフラ整
備に貢献することなど、様々なアイデ
アを提案!
これらの取組を加速(実
現)させるためには、新たに
「地域連携課」を立ち上げる
必要があると考えます。
矯正・企業・自治体が一緒になって、地域の学
生等と座談会を実施することを提案!座談会の内
容は、それぞれの活動について説明をし、実際に
体験してもらえる機会を企画するもので、参加者
には、その過程を、随時、あらゆる媒体
で発信してもらうことにより、大きな広
報効果が期待できます。
矯正施設におけるショートステイや、各種プロ
グラムの体験を提案!これは、一般から受けた、
「子供を鑑別所に入れて鍛えなおして欲しい!」
との声から発想を得たもので、生活が乱れた方の
立て直しの機会として活用できます。
参観の延長として実施することで、矯
正を知ってもらい、さらに、地域の
ニーズに応えることも期待できます。
手軽に利用できるマッチングアプリ
をヒントに、受刑者と企業等を結びつ
ける「ガッチング」システムの構築を
提案!これは、企業等は雇用したい人
材等を、受刑者は働きたい採用条件等
を双方に書き込み、施設が間に入って
マッチングさせるというものです。
また、地域で必要とされているペン
キ塗りなどの軽作業と、施設で
できることものマッチングも、
手軽にできます。
御参加いただきました皆様、
貴重な御意見、ありがとうございました。

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