R5.1.13 熊本市文化市民局市民生活部生活安全課
再犯防止のための
就労支援の取組について
本日お伝えしたいこと
1 取組に至った経緯
2 熊本市再犯防止推進計画における
--位置づけ
3 現在の取組と課題
4 今後に向けて2R5.1.13 九州・沖縄ブロック協議会資料(熊本市)
1 取組に至った経緯3R5.1.13 九州・沖縄ブロック協議会資料(熊本市)
〜再犯防止のための就労支援〜
(1)熊本市の現状(R1年度当時)
➢ 刑法犯検挙人数 1,107人
➢ 近年の再犯者数 600人前後で推移(再犯者率約5割)
➢ 矯正施設の
再入所者率 約6割
・約2割が住所不定
・約7割が無職
資料;熊本県警察(暦年) 4
検挙者数は減少傾向にあるが
再犯者数はほぼ横ばい
取組に至った経緯1R5.1.13 九州・沖縄ブロック協議会資料(熊本市)
(2)再犯防止推進モデル事業(H30〜R2)
➢ 支援対象者・協力雇用主・支援団体への
実態調査
➢ 「求人情報誌」の発行
➢ 企業説明会・個別面談会
➢ 介護職員初任者研修養成講座の実施 など5《主な取組み》
取組に至った経緯1R5.1.13 九州・沖縄ブロック協議会資料(熊本市) 66
※(注記)H30年度
《主な意見》
➢ 社会復帰後の住居及び就労の確保と
それに対する社会の理解促進が必要
➢ 対象者は犯歴を開示せず就職し、犯歴が
知れることへの不安がある
➢ 犯罪や非行をした人への福祉的サービス等
の情報提供が必要 など
1支援団体への実態調査
(2)再犯防止推進モデル事業(H30〜R2)
取組に至った経緯1R5.1.13 九州・沖縄ブロック協議会資料(熊本市)
ア 社会復帰応援企業「求人情報誌」発行
・R1〜R2:計4回発行
➡3人就職
イ 社会復帰応援「企業セミナー」開催
・R1:参加企業22社、参加人数37人
・R2:PR動画作成(HP掲載)7《テーマ》就労支援
※(注記)R1〜R2
2実態調査等をふまえた事業展開
(2)再犯防止推進モデル事業(H30〜R2)
取組に至った経緯1R5.1.13 九州・沖縄ブロック協議会資料(熊本市)
ウ 社会復帰応援「企業説明会・個別面談会」実施
・R1:2回開催、参加企業18社、参加者10名
➡2人就職
エ 「介護職員初任者研修養成講座」実施
・R1:全23回開催、参加者3人
➡全員終了・資格取得
介護事業所へ就職2人
介護資格講座受講1人 8
※(注記)R1〜R2
2実態調査等をふまえた事業展開
(2)再犯防止推進モデル事業(H30〜R2)
《テーマ》就労支援
取組に至った経緯1R5.1.13 九州・沖縄ブロック協議会資料(熊本市)
帰住先(住まい)や就労先の確保93モデル事業から見えた主な課題
(2)再犯防止推進モデル事業(H30〜R2)再犯防止推進計画策定へ少年の地域社会全体での見守りと
関係機関等の連携
高齢者・障がい者等への必要に応じた医療・
福祉サービスの情報提供や特性に応じた支援等
支援対象者の更生に対する市民や地域社会の
理解促進
取組に至った経緯1R5.1.13 九州・沖縄ブロック協議会資料(熊本市) 102 熊本市再犯防止推進計画
における位置づけ
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再犯を防止し、「犯罪や非行のない、誰もが安全で安心
して暮らせる社会」の実現に寄与する。
犯罪をした人等が、社会において孤立することなく、再び
地域社会を構成する一員となるよう推進施策に取り組む。
1 国・県・関係団体との連携強化と広報・啓発の推進 ※(注記)
2 住居の確保に関する支援 ※(注記)
3 就労の確保に関する支援 ※(注記) 重点
4 保健医療・福祉サービスの利用促進
5 非行の防止と修学支援
6 犯罪をした人等の特性に応じた指導・支援
基本理念
基本方針
推進施策
※(注記)...重点施策
再犯防止推進計画における位置づけ
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生活基盤の確立に向けた支援を重視 123 現在の取組と課題
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現在の取組と課題313
(1)発行件数
R1〜R4 計6回発行(年1〜2回)
(2)1回あたりの掲載企業数
30社前後
(3)提供先
・熊本保護観察所、地区保護司会ほか関係機関
・熊本市への帰住希望者がいる矯正施設
・ケースを持っている保護司
(協力:熊本保護観察所様)
・九州管区内の各矯正施設
(協力:福岡矯正管区様) など
※(注記)モデル事業を継承
※(注記)一般には公開せず、支援機関・団体を通じて提供
社会復帰応援企業求人誌の発行
社会復帰応援企業求人誌「Change!」
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現在の取組と課題314
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(4)主なコンテンツ
社会復帰応援企業求人誌「Change!」
1 応募方法の説明
趣旨
(社会復帰を応援したい企業の求人情報を集めた本)
応募の流れ
活用方法
・ 支援者を通して対象者に情報誌を提供
・ 対象者 希望の企業をみつける
・ 対象者 応募専用窓口(委託先)にTEL
・ 委託先 希望企業と面接日などの調整
(募集状況、面接日時・場所など)
・ 委託先 対象者にTEL、詳細打合せ
・ 対象者・委託先 面接実施
(委託先が同席しサポート)
096-000-0000
現在の取組と課題315
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(4)主なコンテンツ
社会復帰応援企業求人誌「Change!」
募集企業情報
〇〇〇〇社 熊本市中央区〇〇〇
〇〇駅前No目次(企業名・業務概要)
巻頭インタビュー
(企業代表者からの応援メッセージ記事)23
雇用条件4おすすめポイント
業務概要
代表者メッセージ
住居・食事サポート
採用できない罪状など
求める人物像など
コラム(アドバイスなど)5イメージ
写真
イメージ
写真
096-000-0000
現在の取組と課題316
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社会復帰応援企業求人誌「Change!」
履歴書7✓ 一般的な内容
(資格、得意なこと等)+✓ 犯罪歴
✓ 事件の背景
✓ 再犯しないための決意
など
(5)支援対象者からの声
「今後も継続して施設に送ってほしい」
「雇用条件を比較検討できて嬉しい」など
(6)就職実績
R1〜3年度 計5件
※(注記)問い合わせ 随時あり
(4)主なコンテンツ
メモ欄
6 流れの説明
聞きたいこと等
面接日時・場所
決まったこと
準備するものなど
本人の状況を理解してもらったう
えで採用してもらうことが大切
096-000-0000
現在の取組と課題317
《取組面》
・掲載企業の職種に偏りがある
・コロナの影響等により掲載企業数が減少している
➡支援対象者の選択肢が少なくなっている状況
《予算面》
・コロナ対応等に伴う予算削減
・モデル事業終了に伴い国補助金はR2まで
➡R3〜単費のみ...事業費の確保が厳しい状況
《再犯防止推進施策における評価面》
・市の施策の多くは一般施策として実施
➡再犯防止施策としての評価(成果の把握)が難しい就労支援その他全般課題
R5.1.13 九州・沖縄ブロック協議会資料(熊本市) 184 今後に向けて
R5.1.13 九州・沖縄ブロック協議会資料(熊本市)
今後に向けて419
犯罪の加害者も被害者も生まない、
もし被害にあっても、適切な支援を受けることができる
安全で、安心して暮らせるまち
防犯 再犯防止 犯罪被害者等支援
・犯罪をさせない
・犯罪の被害にあわない
・再び犯罪をさせない
※(注記)刑法犯検挙人員の
約半数が再犯者
・被害にあっても、適切な
支援が受けられる
・二次被害にあわない
熊本市が目指す姿
✓ 安全安心まちづくりに向けた施策の再整理
✓ 施策推進に向けた予算確保と支援策の充実
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今後の取組
ご清聴
ありがとうございました20R5.1.13 九州・沖縄ブロック協議会資料(熊本市)