播磨学園
昭和24年1月に神戸市に開設された「神戸再度山
学院分院鈴蘭台学園」として産声をあげました。昭和
26年4月分院から本院に昇格し,昭和41年3月に
は加古川市に移転して「播磨少年院」となりました。
平成4年に「播磨学園」に改称し,平成12年の組織改
編によって加古川学園の分院となりました。歴史のあ
る「立ち直りの丘」として,現在に至っています。
播磨学園の教育方針及び特色について
播磨学園では,開放的な雰囲気のもと,自己の問題点の改善に取り組ませるとともに,出院後の
生活設計を明確化し,社会へのソフトランディングを図るため,
「地域の社会資源を有効に活用した社会奉仕作業や,院外委嘱指導等の自主的活動を通して
自主性・自律性のかん養を目的とする教育」
「集団生活や共犯指導等を通じて,人間関係の望ましい在り方や健全な態度を養う教育」
「保護者との連携を深め,具体的な生活設計を確立するための教育」
を教育方針として掲げ,短期間に集中的な教育活動を展開しています。
社会貢献活動
外部の方の支援による教育
野外活動訓練
企画立案
ミーティング
ランニング指導
計算指導
院外委嘱職業指導
(飲食店)
(製造業)
自主性・自律性のかん養
レガッタ体験
登山
地域の施設や外部協力者等の支援も受けなが
ら多彩な教育活動を展開し,ルールにのっとって,
自ら考えて判断し,周囲の人と協力して行動でき
る少年の育成を図ります。
元陸上
オリンピック選手
(小林祐梨子氏)
プール清掃
除草作業
代表の少年が司会をして自分たちで話し合い,行事の内容や進
行などについて意見を出して集約します(左の写真は,院生が考
案した表彰のメダル)
共犯指導
資格取得
(小型建設機械・フォークリフト)
特定生活指導
保護者会(親子ワークショップ) 特別親子ミーティング(特別面会・宿泊面会)
ふれ愛DAY
(親子での参加行事)
人間関係の望ましい在り方や健全な態度を養う
保護者との連携を深め,具体的な生活設計を確立する
集団生活や様々な指
導を通じ,望ましい他者
との接し方や,共犯者等
との不良交友関係,家
族関係などについて考
えます。
また,実習や資格取得
などを通じて,社会人・
職業人としての健全な態
度を養います。
在院期間中を通じて,保護者に少年院へ足を運んでもらう機会を
多く設定し,少年を交えて再非行防止に向けての決意を固めるととも
に,出院当日からの生活設計・進路を在院中に決めることができるよ
うに,社会復帰への支援を進めていきます。
保護者会(職員と保護者の二者面談)
面接や課題を通して,これまでの交友関係
が非行につながったことを理解させ,出院後
の正しい交友関係の在り方について,在院中
から考えを深めさせます。
保護者と少年が一緒になって課題に取組むことを通して,
出生から現在までを振り返り,親子のつながりを見つめ直し
ます。

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