だいやまーく夫の暴力行為から逃れるため,子どもとともに親族宅に避難していた女性か
ら,法務局の相談電話「女性の人権ホットライン」に相談がされた事案である。
相談を受けたA法務局は,被害者が自宅のある県内のシェルターへの避難を
希望していたことから,速やかに被害者の住所を管轄するB法務局に相談する
よう案内するとともに,B法務局に対し,相談内容を連絡した。連絡を受けたB法
務局は,当日中に被害者との面談を実施の上,被害者とともに市役所の担当課
に赴き,被害者の状況を説明した。その結果,被害者らは同日中に婦人相談所
のシェルターに一時保護された。(措置:「援助」)
「女性の人権ホットライン」等を端緒に救済措置を講じた主な事例
1.夫の妻に対するDV
別添1
2.夫の妻に対する暴行・虐待
だいやまーく妻に対し,髪をつかんで腹部を殴る,顔面を蹴るなどの暴行を加えたり,妻が
うつ病であることや,父親から性的虐待を受けていたことを他人に話すなどされ
ているとして,妻から法務局のインターネット人権相談受付窓口に相談がされた
事案である。
法務局が中心となって,警察等の関係機関と連携を図り,被害者の見守り体
制を構築した。
また,被害者に対して,カウンセリング機関を紹介するとともに,DV被害の登
録のために警察署への同行を行うなど,人権擁護委員と法務局職員が被害者
に寄り添った対応を行うことにより,被害者の身体の安全を確保するに至った。
(措置:「援助」)
だいやまーく元交際相手の男性によって,インターネット上のアダルトサイトに氏名や住所
といった情報のほか,交際中に撮影した性的な画像が投稿され,自らサイト運
営会社に対し削除を依頼したが応じてもらえなかったとして,法務局に相談がさ
れた事案である。
法務局で調査した結果,当該情報及び画像は被害者の名誉を毀損し,被害
者のプライバシーを侵害するものと認められたため,法務局から当該サイト運
営会社に対して削除要請を行ったところ,当該情報及び画像は削除されるに至
った。(措置:「要請」)
4.インターネット上のプライバシー侵害及び名誉毀損
だいやまーく高齢の父親から母親が暴言を受けているとして,その子から相談がされた事
案である。
法務局が速やかに子に連絡を取り状況を確認したところ,母親が父親から
日常的に暴言を受けていることが認められたことから,子の了解を得た上で,
地域包括支援センターに情報提供を行った。
その後,同センターが母親らと面談して対応を協議し,父親を病院に受診さ
せ適切な薬を処方してもらうなどした結果,母親に対する暴言はなくなり,安心
して生活することができるようになったとして,相談者である子から感謝の言葉
が述べられた。(措置:「援助」)
3.夫の妻に対するDV

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