平成18年2月22日
TEL:03-5253-8111(代表)
国土交通省都市・地域整備局下水道部及び河川局では、都市の水路を保全、再生、創出するために、最も関係の深い河川と下水道を中心に、都市における水路のもつ役割を再評価し、その活用及び水量の確保に向けての現行制度の課題と今後のあり方についての検討を実施しており、その一環として、「都市水路検討会」を開催しています。この度、平成17年2月にとりまとめられた提言「懐かしい未来へ〜都市をうるおす水のみち〜」(都市水路検討会中間とりまとめ)を踏まえて進められた全国7都市におけるモデル的な取り組みの報告会とあわせて、第6回の検討会を開催することとしましたのでお知らせいたします。
- 日時:平成18年2月28日13時30分〜17時
- 場所:中央合同庁舎2号館低層棟1階共用会議室3A,3B
- 主な検討議題:
- 1)都市水路計画策定の経緯
2)都市水路計画策定モデル地域からの報告
3)都市水路計画策定における共通課題の整理と解決の方向性について
※(注記)検討会は傍聴可能(カメラ撮りは会議冒頭のみ可能)です。ご希望の方は当日、直接会場にお越しください。なお、会場の都合により席に限りがありますので、お越しいただいても会場内にお入りにいただけない場合もありますので、あらかじめご了承ください。
- 背景及び趣旨
東京では水路などの水面が江戸時代に比べ半分にまで減少したといわれるとおり、現代の都市は水路を暗渠化、埋め立てすることにより高度な土地利用を可能とし、機能的な都市空間を生み出してきました。
都市における水路は、まちづくりの中で重要なアクセントとなるばかりでなく、水と緑の潤いのあるオープンスペースとして貴重な自然空間を形成する機能、周辺と一体となって魅力的でにぎわいのある空間を創出する機能、あるいは災害時の防災機能など多面的な機能を有する施設です。
最近、都市再生をめざすまちづくりの中で、都市における水路が注目され、水路・水面の復活についての様々な取り組みが全国各地で始まっています。
都市における水路を保全、再生、創出するにあたっては、地方公共団体のみならず、市民や民間事業者が役割分担したうえで、湧水等の水源の保全、河川からの導水、下水高度処理水の活用などの方策を検討するとともに地域に即した適切な整備・管理を実施していくことが必要です。
本検討会では、まちづくりと一体となって都市の水路を保全、再生、創出するために、最も関係の深い河川と下水道を中心に、都市における水路のもつ役割を再評価し、その活用及び水量の確保に向けての現行制度の課題と今後のあり方について検討を行うものです。
- 検討委員会の構成
井上和也
元京都大学防災研究所長
(座長)
安中徳二
日本下水道事業団理事長
小倉紀雄
東京農工大学名誉教授
岸井隆幸
日本大学理工学部教授
櫻井敬子
学習院大学法学部教授
西村幸夫
東京大学大学院工学系研究科教授
古米弘明
東京大学大学院工学系研究科教授
松田芳夫
(社)雨水貯留浸透技術協会理事長
三野 徹
京都大学大学院農学研究科教授
村田泰夫
元朝日新聞編集委員
森田昌史
(財)日本農業土木総合研究所理事長
- これまでの経緯
平成16年7月15日
第1回 都市水路検討会
平成16年8月9日
第2回 都市水路検討会
平成16年9月22日
第3回 都市水路検討会
平成16年11月19日
第4回 都市水路検討会
平成17年1月20日
第5回 都市水路検討会
平成17年3月1日
都市水路計画策定モデル地域の公募
平成17年5月18日
都市水路計画策定モデル地域の決定
(厚木市、大津市、北九州市、神戸市、堺市、船橋市、横浜市)
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