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忘れないで!クルマの点検・整備

トラブルにあったら?

万一トラブルが発生してしまったら

トラブルが発生したときに一番大切なのは、まずパニックに陥らないこと。そして、トラブルが発生したことを後続車に知らせることです。冷静さを失ってしまうと正確な判断ができなくなり、トラブルを解決するどころか、追突など第2のトラブルを起こしかねません。

高速道路でトラブルが発生してしまったら

ハザードランプを点滅させながら、できるだけ速やかにクルマを路肩に寄せ停止させます。それから停止表示機材を約30メートル後方に置いて、状況によっては発煙筒を点火し、停止表示機材のそばに置きましょう。

タイヤ交換をマスターしよう!

タイヤのパンクやバーストは、どこで起きるか分からないトラブルの一つ。それだけにタイヤ交換は、ぜひマスターしておきたいトラブル対処法です。

1
パンクしたタイヤの対角線上にあるタイヤに輪止めをかけます。
2
ホイール・キャップをはずします。
3
ホイール・ナットを少しだけゆるめます。
4
ジャッキアップポイント
5
ジャッキアップポイントにジャッキをかけます。
6
タイヤが地面から少し離れるまでもち上げます。
7
ホイール・ナットを外しパンクしたタイヤをスペア・タイヤと交換します。

8
ホイール・ナットを取り付け、図に示す番号順にタイヤががたつかなくなるまで、2〜3回に分けてしめつけます。
9
ジャッキをはずしてから、仮締めのときと同じように2〜3回に分けて、ホイール・ナットを十分にしめつけます。

取り付けたスペア・タイヤが、応急用タイヤの場合、パンクしたタイヤを早く修理して、元の位置に取り付けてください。

ブースタ・ケーブルの使い方をマスターしよう!

パワーウィンドをはじめ、スライド・ルーフ、カー・ステレオ、エアコンなど、クルマの装備は充実するばかり。それにともなってバッテリの消耗も激しくなっています。当然、バッテリあがりのトラブルも増加することになります。バッテリあがりには、救援車と自分のクルマの電源をつなぐ、ブースタ・ケーブルが必要になります。このケーブルがなければ、エンジンを始動させることができません。長距離ドライブや雪山などへのドライブ前には、ブースタ・ケーブルを用意しておき、救援車のバッテリとの接続の仕方もマスターしておきましょう。

1
ブースタ・ケーブルを接続できる位置に救援車を止めて、エンジンを停止しておきます。
2
ブースタ・ケーブルを図の番号順に接続します。 (4)の接続はかならずエンジン本体のフック等に確実に行ってください。
3
救援車のエンジンをかけ、回転数を少し上げておきます。次にバッテリあがりの車のエンジンをかけます。
4
エンジンがかかったら、ブースタ・ケーブルを接続したときと逆の順序で取りはずします。
5
エンジンの回転数を上げてスタートします。バッテリあがりを起こしたら、整備工場などでその原因を調べてもらいましょう。

オーバーヒートの対処法

オーバー・ヒートは、早期発見、早期対処がクルマのダメージを最小限におさえます。長い坂道での低いギヤ走行や、渋滞時のノロノロ運転が長く続くと、冷却水の温度が異常に上がってオーバー・ヒートが起きやすい状況になります。オーバー・ヒートが起きた場合は、他のクルマの走行のじゃまにならない安全な場所にクルマを停止させ、ボンネットを開け、風通しをよくしてやり、エンジンはそのままかけておきます。太陽の当たらない日陰に駐車させるのが最良です。オーバー・ヒートの原因として、冷却水の不足、ファン・ベルトの切れやゆるみなどが考えられます。オーバー・ヒートが起きたからといって、エンジンを急に止めると、エンジン・オイルの循環が停止し、油膜切れを起こして焼け付く心配があるので注意しましょう。


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