厚生労働省:平成16年国民生活基礎調査の概況


3 児童のいる世帯の状況

児童のいる世帯は1291万6千世帯(全世帯の27.9%)となっており、世帯構造別にみると、「夫婦と未婚の子のみの世帯」885万1千世帯(児童のいる世帯の68.5%)、「三世代世帯」290万2千世帯(同22.5%)となっている。(表4)
児童のいる世帯の母の仕事の有無をみると、「仕事あり」は56.7%となっている。末子の年齢階級でみると、末子の年齢が高くなるにしたがって、「仕事あり」の割合は多くなっており、勤め(勤め先での呼称)か自営かでみると「パート・アルバイト」の割合が多くなっている。(図5)


表4 世帯構造別にみた児童のいる世帯数及び平均児童数の年次推移

年次 児童のいる
世帯 全世帯に
占める割合
(%) 単独世帯 核家族世帯 三世代世帯 その他の
世帯 児童のいる
世帯の
平均児童数
総数 夫婦と未婚
の子のみの
世帯 ひとり親と
未婚の子
のみの世帯
推計数(単位:千世帯) (人)
昭和61年 17 364 (46.2) 80 12 080 11 359 722 4 688 516 1.83
平成元年 16 426 (41.7) 125 11 419 10 742 677 4 415 467 1.81
4 15 009 (36.4) 85 10 371 9 800 571 4 087 467 1.80
7 13 586 (33.3) 116 9 419 8 840 580 3 658 392 1.78
10 13 453 (30.2) 139 9 420 8 820 600 3 548 346 1.77
13 13 156 (28.8) 113 9 368 8 701 667 3 255 421 1.75
14 12 797 (27.8) 29 9 391 8 631 760 3 012 366 1.74
15 12 947 (28.3) 29 9 468 8 810 659 3 100 349 1.73
16 12 916 (27.9) 60 9 589 8 851 738 2 902 365 1.73
構成割合(単位:%)
昭和61年 100.0 ・ 0.5 69.6 65.4 4.2 27.0 3.0 ・
平成元年 100.0 ・ 0.8 69.5 65.4 4.1 26.9 2.8 ・
4 100.0 ・ 0.6 69.1 65.3 3.8 27.2 3.1 ・
7 100.0 ・ 0.9 69.3 65.1 4.3 26.9 2.9 ・
10 100.0 ・ 1.0 70.0 65.6 4.5 26.4 2.6 ・
13 100.0 ・ 0.9 71.2 66.1 5.1 24.7 3.2 ・
14 100.0 ・ 0.2 73.4 67.4 5.9 23.5 2.9 ・
15 100.0 ・ 0.2 73.1 68.0 5.1 23.9 2.7 ・
16 100.0 ・ 0.5 74.2 68.5 5.7 22.5 2.8 ・
注: 平成7年の数値は、兵庫県を除いたものである。


図5 児童のいる世帯における末子の年齢階級、母の仕事の有無、勤め(勤め先での呼称)か自営か別構成割合



仕事をしている母の一日の平均就業時間を末子の年齢階級でみると、いずれも8時間未満が5割以上を占めており、末子が1歳未満の場合は8時間未満が約7割となっている。(図6)


図6 末子の年齢階級別にみた母の一日の平均就業時間階級別構成割合



「育児」、「子供の教育」に対して悩みやストレスがある父母の割合を末子の年齢階級でみると、「育児」では、末子が1歳未満の母が64.2%、末子が1〜2歳の母が54.7%と多くなっている。「子供の教育」では、末子が6〜14歳の母で5割以上となっている。(図7)


図7 末子の年齢階級別にみた「育児」、「子供の教育」に対する悩みやストレスのある父母の割合


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