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○しろまるユーザーのニーズ、ニーズに応じたバンクの形、ユーザーとバンク間のアクセシビリティと3つに整理して考える必要がある。
【ユーザーのニーズ】
○しろまる産業界には、最低限必要な臨床情報を明確にしてほしい。
○しろまるユーザーの意見も取り入れて、“一緒にバンクを作る”ことが重要。
○しろまる開かれたバンクであることが重要。企業、アカデミアの本音ベースの意見をAMEDの分科会等で出してほしい。
○しろまる産業界とアカデミアで、詳細な臨床情報、検体の採取および保存条件など、共通するニーズが多かった。既にAMED支援機能で取り組まれているニーズもあったので、引き続き進めてほしい。大規模な解析などは時間がかかるので、予算執行の期またぎが許されるような方式の検討が望ましい。
【ニーズに応じたバンクの形】
○しろまる各ユーザーによって目的が異なる。全ての目的で前向き収集に対応することは必要か。
○しろまるすべての目的に対応するバンクは構築できないので、共通項的なバンクと、個別の目的にオンデマンドで対応できるバンクの2層構造ではないか。
○しろまるオンデマンドの依頼内容はバンクではなく、臨床研究で対応する内容ではないか。良いアイディアを持つ研究者が気軽にバンクを活用できることも重要。
○しろまる大規模と小規模のバンクが活きる形が大事ではないか。
○しろまる小規模な疾患特異的なバンク、バンク外の疾患が集積している臨床医や研究者、健常人対象のコホート研究が取り込めるような方策を検討する必要があるのではないか。
○しろまるバンクへのアクセシビリティ及び提供までのスピードが大事なことを十分に理解している。一方で、有限な試料の分譲審査を公平に行うためには時間がかかることも御理解頂きたい。
○しろまるバンクはゲノム研究以外にも活用できる基盤であり、ゲノム医療とバンクを分けて考えるべき。
【ユーザーとバンク間のアクセシビリティ】
○しろまるどのバンクにどのような試料・情報があるのか、わからない。
○しろまるオンデマンドはニーズがあれば何でも対応するように誤解されうる。目的を定めたサンプル収集という意味で前向きコホートではないか。
○しろまる産業界はバンクとの共同研究を好まない傾向にあるが、共同研究の方が良い場合もあるのではないか。
○しろまる各ステークホルダーから見たときにバンクがどのような役割を担っているか、という視点で考える必要がある。
○しろまる産業界との共同研究において、知的財産の考え方を整理する必要がある。
研究振興局ライフサイエンス課