全産業活動指数の作成終了について
2020年7月27日
調査統計グループ経済解析室
全産業活動指数は、日本の全産業の生産活動状況を供給面から捉えることを
目的として1978年に作成を開始し、以後40年以上にわたり公表を続けて
まいりましたが、その後、国民経済計算(SNA)などの整備・改善が進めら
れてきたこと等を踏まえ、2020年7月分(本年9月23日公表予定)をも
って作成を終了することといたします。
なお、2020年9月以降も、全産業活動指数の2020年 7 月分までの時
系列データ等は引き続き当省統計ホームページでご覧いただけます。
全産業活動指数の作成に当たりご協力いただいた皆様及び全産業活動指数を
ご活用いただいた皆様におかれましては、長年ありがとうございました。
(注記) 全産業活動指数の指数月次解説(全産業活動指数に係る経済解析室ニュース)につきましては、
2020年4月分を持って終了させていただきました。ご愛読のほど、ありがとうございました。
【全産業活動指数をご活用いただいた皆様へ】
全産業活動指数の代替となる統計を紹介しますと、四半期ベースとなります
が、内閣府が公表する「国民経済計算(SNA)
」が挙げられます。
また、全産業活動指数の内訳系列である「鉱工業生産指数」及び「第3次産
業活動指数」
(いずれも経済産業省)の公表値を統合することで、全産業活動
指数とほぼ同様の月次での動きを把握することが可能となります。
2015年基準の「鉱工業生産指数」と「第3次産業活動指数」双方の公表
指数値を、2015年の産業連関表の粗付加価値額構成割合(以下の試算値参
照)をウェイトとして加重平均することにより、全産業活動指数(2015年
基準)の近似値(従来公表している「鉱工業及び第3次産業の統合指数」に相
当)を推計することが可能です。
2015年の試算した構成割合(加重平均用ウェイト)
(注記) n月分の計算例{(鉱工業総合(生産指数)n月分[2015 ×ばつ22.96)+(第3次産業総合n×ばつ77.04)
}÷100
統計 系列名 構成割合
鉱工業生産指数(生産・出荷・在庫指数) 鉱工業総合(生産指数) 22.96
第3次産業活動指数 第3次産業総合 77.04
《参考》全産業活動指数と「鉱工業及び第3次産業の統合指数」の推移の比較8588919497100103106109112
1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020
全産業活動指数(2010年基準)
鉱工業及び第3次産業の統合指数(2010年基準)(注記)1
鉱工業及び第3次産業の統合指数(2015年基準)(注記)2
(季節調整済指数)
(注記)1. 「鉱工業生産指数」の 2018 年 1 月以降及び「第3次産業活動指数」の 2020 年 2 月以降及びの指数値は、
2015 年基準指数を 2010 年基準に換算して構成割合にて統合。
(注記)2.「鉱工業生産指数」と「第3次産業活動指数」の 2015 年基準指数を構成割合試算値にて統合。

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