すべての機能をご利用いただくにはJavascriptを有効にしてください。Javascriptを無効のまま閲覧される方は サイトマップからページをご覧ください。

第3次産業活動指数
サービス産業の動きから見る日本の景気

結果の概要【プレス情報 2025年8月分】
(2025年10月16日発表)

第3次産業活動は、一部に足踏みがみられるものの、持ち直しの動き。

  • 2025年8月の第3次産業活動指数は、104.3、前月比0.4%の低下となった。
  • 広義対個人サービスは同0.6%の上昇、広義対事業所サービスは同0.1%の低下となった。
  • 総じてみれば、第3次産業活動は、一部に足踏みがみられるものの、持ち直しの動き(基調判断を据え置き)。

最新の指数の解説

2025年8月のサービス産業活動は、「金融業、保険業」、「医療、福祉」などの業種が上昇した一方、「卸売業」、「運輸業、郵便業」などの業種が低下したことから、前月比マイナス0.4%と2か月ぶりの低下。8月時点の基調判断は、「一部に足踏みがみられるものの、持ち直しの動き」に据え置き。

2025年8月のサービス産業活動は...(最新の指数の解説へ)
2019-2020年平均=100
季節調整済指数 原指数
指数 前月比(%) 指数 前年同月比(%)
第3次産業活動指数 104.3 -0.4 101.3 1.2
広義対個人サービス 105.8 0.6 105.0 1.2
広義対事業所サービス 103.7 -0.1 98.3 1.1

業種別動向

内訳の大分類業種では、10業種中、卸売業など5業種が低下、金融業、保険業など5業種が上昇。

表1.第3次産業総合を大きく動かした業種と主な要因
業種名 主な要因
低下方向に影響した業種
卸売業 製造業の生産活動の伸び悩みなどから低下。
運輸業、郵便業 道路貨物運送業は、一般貨物自動車運送業が物流の減少から低下。
電気・ガス・熱供給・水道業 電気業は、2か月連続上昇の反動などから低下。
上昇方向に影響した業種
金融業、保険業 「金融商品取引業、商品先物取引業」は、流通業務が株取引の増加により上昇。銀行業・協同組織金融業は、金融決済業務の全銀システム取扱高が決済件数の増加により上昇。
医療、福祉
生活娯楽関連サービス 「飲食店、飲食サービス業」は、「パブレストラン、居酒屋」が気温高や天候に恵まれたことなどから上昇。娯楽業は、プロスポーツ興行などが上昇。
表2.大分類業種の前月比と寄与度
単位:%
業種名 前月比
(寄与度)
前年同月比
寄与した主な内訳業種
<低下業種>
卸売業 -3.4
( -0.36 )
-3.8
機械器具卸売業
その他卸売業
運輸業、郵便業 -1.9
( -0.17 )
1.3
道路貨物運送業
電気・ガス・熱供給・水道業 -3.0
( -0.12 )
-0.6
電気業
情報通信業 -0.7
( -0.09 )
3.8
情報サービス業
映像・音声・文字情報制作業
小売業 -0.8
( -0.08 )
-4.3
自動車小売業
無店舗小売業(通信販売小売業)
<上昇業種>
金融業、保険業 2.9
( 0.27 )
0.0
金融商品取引業、商品先物取引業
銀行業・協同組織金融業
医療、福祉 0.4
( 0.04 )
0.6
生活娯楽関連サービス 0.5
( 0.04 )
4.5
飲食店、飲食サービス業
娯楽業
事業者向け関連サービス(リース業を含む) 0.2
( 0.02 )
2.6
機械修理業
建物等維持管理業
不動産業 0.2
( 0.02 )
7.0
不動産取引業
(注)
  1. 業種は第3次産業総合の前月比への寄与度の大きい順に掲載しています。
  2. 寄与度とは、あるデータ全体の変化に対して、その構成要素である個々のデータの変化がどの程度貢献しているかを示す指標です。

冊子、データダウンロード

第3次産業活動指数(概要冊子)
第3次産業活動指数の時系列表、業種別指数
サービス産業活動 図表集
状況(〜期ぶり、〜連続の上昇等)、各指数グラフ、業種別寄与度等(図表集 スライドショーのページ )
時系列データ等ダウンロード
年・年度・四半期・月次の各指数Excelファイル(原指数・季節調整済指数)、ウエイト等
過去の結果概要
過去に公表した結果の概要、公表資料、参考図表集

お問合せ先

問合せ先が表示されない場合はこちらのページからご確認ください

最終更新日:2025年10月16日

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /