巨大地震にも耐える免震構造へ
丸の内駅舎はマグニチュード7.9といわれる1923年(大正12年)の関東大震災でも被害を受けなかった強靱な鉄骨煉瓦造の躯体です。しかし、今後の更なる安全と未来への継承を目的として、免震化工事を施します。丸の内駅舎の免震化工事は、日本最大規模の免震レトロフィット工事となります。
アイソレータ
オイルダンパー
丸の内駅舎免震装置配置図(地下平面図)
免震装置設置図
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仮受け工事
地下躯体構築及び免震化工事を行うために、重要文化財である丸の内駅舎を仮受け※(注記)します。
※(注記)仮受けとは、駅舎の荷重を、レンガ壁直下に設置する縦梁及びつなぎ梁等で受け、仮受け支柱及び建物外周の山留め杭を通して支持すること。
杭打ち
- 仮受け工事に先立って、仮受け支柱を打ち込んだ本設杭と、建物外周の山留め杭を施工します。
- 杭の多くは建物内部や狭い場所で施工するため、低空頭の杭打ち機を使用します。
仮受け
- レンガ壁直下に少しずつ開口を開け、5〜6mスパンを標準に縦梁を構築します。
- また、縦梁から支柱まで伸びるつなぎ梁を構築し、仮受け支柱上に設置したジャッキで仮受けします。
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