新日本石油開発(株)のパプアニューギニアにおける石油等の探鉱事業への出資について
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC理事長:河野博文)は、平成21年6月8日、新日本石油開発(株)(代表取締役社長:古関信氏)がパプアニューギニアで実施する石油等の探鉱事業について、権益取得に対するパプアニューギニア政府の承認が得られることを条件に、75%出資案件として採択しました。
新日本石油開発(株)は、平成21年1月、パプアニューギニアの石油・天然ガス開発企業であるOil Search社と権益譲渡契約を締結し、同国陸上PPL219鉱区、陸上PPL239鉱区及び海上PPL234鉱区の各20%並びに海上PPL244鉱区の10%権益を取得しました。新日本石油開発(株)は、本事業のため、豪州法人Nippon Oil Exploration(Niugini) Pty Ltdを設立し、事業を推進することとしています。
今回取得した鉱区周辺は、複数の油ガス田が存在する有望なエリアであり、相当規模の油ガス田の発見を目指しています。本プロジェクトは、本邦企業の石油・ガス探鉱開発事業の発展に寄与し、成功の際には本邦のエネルギーセキュリティ上の大きな効果が得られることが期待されております。
以上
1) 会社概要
| 名称 |
Nippon Oil Exploration (Niugini) Pty Ltd |
| 設立 |
2009年1月5日 |
| 本社所在地 |
豪州 |
| 代表取締役社長 |
古関信氏 |
| 資本金 |
10百万A$(2009年5月15日時点) |
| 機構出資比率 |
今後機構は対象事業費の75%を出資予定。なお、出資に際して普通株式の引受は50%未満とし、残りは無議決権株式の引受により行う。 |
2) 鉱区位置(別添鉱区位置図参照)
パプアニューギニア陸上PPL219鉱区、陸上PPL239鉱区、海上PPL234鉱区及び海上PPL244鉱区
3) 参加シェア
| 権益保有者 |
陸上鉱区 |
海上鉱区 |
| PPL219 |
PPL239 |
PPL234 |
PPL244 |
| OilSearchLimited或いはその100%子会社 |
(*)71.25% |
(*)80.00% |
(*)80.00% |
30.00% |
| NipponOilExploration(Niugini)PtyLtd |
20.00% |
20.00% |
20.00% |
10.00% |
| MerlinPetroleumCompany(**) |
8.75% |
- |
- |
- |
| TalismanOilLimited |
- |
- |
- |
(*)35.00% |
| その他 |
- |
- |
- |
25.00% |
(*)オペレーター (**)新日本石油開発(株)関連会社
1) 採択日
2009年6月8日
(Nippon Oil Exploration (Niugini) Pty Ltdの権益取得につきパプアニューギニア政府承認を得られることが条件)
2) JOGMEC出資見込額(2009年から2013年までに想定される出資額合計)
約12,671百万円
本プロジェクトについては、
(1)技術的事項、(2)経済的事項、(3)政策的事項、(4)事業実施関連事項等の観点からのJOGMECの採択審査基準を満たすと判断されることから、出資対象事業として採択することとした。
また、期待される石油ガス埋蔵量が大きいこと、カントリーリスクが高いことから、75%出資対象案件として採択することとした。
なお、本プロジェクトの採択に際しては、経済産業大臣と協議し、同意を得ている。
以上
別添
パプアニューギニア陸上PPL219、PPL239 海上PPL234、PPL244 位置図
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