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中東地域初となるVLGC向け船舶バイオ燃料供給の実施について

お知らせ

アストモスエネルギー株式会社
株式会社INPEX

アストモスエネルギー株式会社(社長:山中光、本社:東京都千代田区、以下、アストモスエネルギー)と株式会社 INPEX(社長:上田隆之、本社:東京都港区、以下、INPEX)は、中東地域で初となる大型LPGタンカー(Very Large Gas Carrier、以下、VLGC)向けのバイオ燃料供給を実施いたしましたので、お知らせいたします。

本年5月11日にお知らせしましたVLGC向け船舶バイオ燃料供給に関する合意(*)に基づき、5月21日、アラブ首長国連邦(以下、UAE)・シャルジャ首長国、シャルジャ港沖合にて、INPEXはバンカリング事業者のMonjasa社(**)が操業するバンカー供給船「MONJASA SHAKER(モンジャサシェイカー)」を通じて、アストモスエネルギーが傭船するVLGC「LYCASTE PEACE(リカステピース)」にバイオ燃料を供給しました。本バイオ燃料の使用は日本時間6月5日に無事終了しております。

今般供給されたバイオ燃料は、UAE・ドバイ首長国においてNeutral Fuels社(***)がUAE国内の飲食店およびホテル等から回収する廃食用油を原料として製造する脂肪酸メチルエステル(以下、FAME(****))24パーセントと、Monjasa社が調達する既存の船舶用燃料である低硫黄重油76パーセントの混合バイオ燃料であり、当該FAMEは国際持続可能性カーボン認証(International Sustainability & Carbon Certification)を取得していることから、原料の持続可能性が担保されております。

アストモスエネルギーとINPEXは2021年9月16日にお知らせしましたカーボンニュートラルプロパンガス(*****)の売買契約締結など、予てよりカーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みを協働して推進してきましたが、今回のバイオ燃料供給は本取り組みに沿うものとなります。今後はバイオ燃料供給の更なる実施を含め、本取り組みを加速化させる取り組みを検討・実施して参ります。

(*)中東地域初となるVLGC向け船舶バイオ燃料供給に関する合意について

(**):Monjasa社について

Monjasa社は、30隻のバンカー供給船隊と年間バンカー供給量600 万トンを誇る世界トップ10 のバンカー供給業者です。

(***):Neutral Fuels社について

Neutral Fuels社は、ドバイ首長国およびアブダビ首長国において、UAE国内の飲食店およびホテル等から収集した廃食用油を原料としたバイオディーゼル(FAME)の製造プラントを運営しています。

(****):FAMEについて

FAMEとは脂肪酸メチルエステル(Fatty Acid Methyl Ester)のことで、UCOME(Used Cooking Oil Methyl Ester)、PME(Palm Methyl Ester)、RME(Rapeseed Methyl Ester)、SME(Soybean Methyl Ester)、TME(Tallow Methyl Ester)など呼び分けがあります。今回は FAME が24パーセント含まれるバイオ燃料を供給します。

(*****)アストモスエネルギー(株)及び(株)INPEX 間でのカーボンニュートラルプロパンガスの売買契約締結について

【「LYCASTE PEACE」概要】

全長

230.00メートル

全幅

36.60メートル

計画満載喫水

10.782メートル

総トン数

46,021.00トン

載貨重量トン数

49,999.00トン

竣工年

2003年

造船所

三菱重工業株式会社

[画像:VLGC船(高画質).jpg]写真提供: 日本郵船株式会社

しかく本件に関する問い合わせ

・アストモスエネルギー株式会社

担当:コーポレート本部 人事総務部

TEL:050-3816-0700

・株式会社INPEX

担当:経営企画本部 広報IRユニット 広報グループ

TEL:03-5572-0233

以上

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