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ほくでんからのお知らせ 2010年度
2010年7月16日
平成22年7月15日9時39分、泊発電所3号機は定格熱出力一定運転で運転中、定期試験として原子炉保護系ロジック検査※(注記)1を行っていたところ、10時40分頃、原子炉トリップしゃ断器※(注記)2が開放されない事象が発生しました。
このため、原子炉保護系計装のうち、原子炉保護系論理回路※(注記)3の機能が保安規定に定める運転上の制限※(注記)4を満足しない可能性があることから安全側に判断し、11時30分に運転上の制限からの逸脱を宣言しました。
その後、原因を調査したところ、論理回路を正常に動作させるための試験実施方法が適切でなく、試験を成立させるための信号入力箇所が誤っていたことにより、原子炉保護系論理回路の動作しない状態で試験を実施していたことが判明しました。そのため、原子炉保護系論理回路の機能が運転上の制限を満足しない可能性があると判断したのは誤りであったことから、16時00分に運転上の制限の逸脱の宣言を訂正しました。
なお、試験を中断したため、16時43分〜20時48分に、原子炉保護系論理回路の動作確認が正常に行えるか試験を再開し、問題ないことを確認しました。
*1
原子炉保護系ロジック検査
原子炉を安全に停止するための原子炉保護系論理回路の健全性を確認する試験
*2
原子炉トリップしゃ断器
制御棒駆動装置への電源を供給・しゃ断する機能を有する装置
*3
原子炉保護系論理回路
原子炉の自動停止信号を作成する回路
*4
運転上の制限
保安規定では原子炉の運転状態に応じ、「運転上の制限」などが定められており、保安規定第33条では、通常運転において原子炉保護系論理回路の動作機能が要求されている。
【添付資料】
別のウィンドウで開く原子炉保護系ロジック検査の概念図 [PDF:11KB]