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プレスリリース 2009年度
2010年2月19日
「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針(以下、耐震設計審査指針)」の改訂に伴い、当社は経済産業省原子力安全・保安院の指示に基づき、耐震設計審査指針に照らした泊発電所の耐震安全性の評価を計画的に実施しました。
2008年3月31日に中間的な取りまとめとして、地質調査結果、基準地震動Ssの策定結果および泊発電所1号機の主要施設の評価結果について経済産業省原子力安全・保安院および北海道に報告しました。また2008年10月7日に3号機、2009年3月30日に1・2号機の耐震安全性評価結果を原子力安全・保安院および北海道に報告しました。
(2008年3月31日、2008年10月7日、2009年3月30日 お知らせ済)
当社は、泊発電所の耐震安全性評価では、これまで泊発電所敷地周辺の陸域において地形調査※(注記)1および地表地質踏査※(注記)2等を、海域において海上音波探査※(注記)3を実施し、耐震設計審査指針に照らして適切に評価を行っています。この耐震安全性評価結果については現在、国の委員会等において審議されています。
当社は、これまでの当社の評価は適切であると考えていますが、積丹半島西岸部の泊村付近から神恵内村付近までの、約12万5千年前の海成段丘面※(注記)4等に関する当社の評価※(注記)5の客観性をより高めることを目的に、更なるデータの拡充を図るため、追加の地質調査を実施することといたしました。
当社は、この調査結果を含めた当社の評価結果について、今後、国の委員会等において説明し、その妥当性を確認していただくことを考えています。
<海成段丘面と調査イメージ>
[画像:海成段丘面と調査イメージ]
※(注記)1
地形調査:
地形図や空中写真の判読により、地形の抽出・分類・分布の把握等を行う調査。
※(注記)2
地表地質踏査:
地上で地層を直接見られる箇所(露頭)の観察等により、地質・地質構造およびその分布等を把握する調査。
※(注記)3
海上音波探査:
海中に音波を発振し、海底下の地層からの反射波を観測し、解析することにより地下の地質構造を把握する調査。
※(注記)4
海成段丘面:
過去の海水面が高い時代に、堆積または侵食により形成された平坦面が、海水面の下降および陸の隆起により、現在、陸に階段状の平地として残っている地形。
※(注記)5
当社の評価:
当社は、泊村付近から神恵内村付近までの約12万5千年前の海成段丘面の標高差はほとんどないと評価している。