利用者が踏段上や乗降口で転倒するなどの非常事態が発生した際には、稼働部への挟まれ・巻き込まれの事故が起きないように、ただちに非常停止ボタンを押してエスカレーターの運転を停止してください。
危険
非常事態の発生を受けてエスカレーターを非常停止させる際には、利用者の転倒防止のため、非常停止ボタンを押す前に「ハンドレール(手すり)におつかまりください」と利用者に知らせてください。
1非常事態が発生した場合は、乗降口の非常停止ボタンを強く押してください。
2非常停止ボタンには、いたずら防止用に赤色カバーが付いていますが、慌てないで確実に押してください。
エスカレーターの型式によって操作盤の取付位置やスイッチの配列および非常停止ボタンのカバーが異なります。なお、非常停止ボタンのカバーには、次のようなものがあります。
●くろまるボタンのカバーを押し込んで操作するタイプ(現行モデル)
非常停止ボタンの赤色カバーを正常な状態にセットしておくと非常停止ボタンが操作されたことが判別できます。
1正常な状態...常時、赤色カバーのふくらみを外側凸状にしておいてください。
2操作時(指で押す)...非常停止させる場合は、非常停止ボタンの赤色カバーの真ん中を押しふくらみが凹状になるとエスカレーターが停止します。
3ボタンから指を離すと、ふくらみは凹状のままとなり、誤って押された場合も含めて、このスイッチが押されたことが確認できます。
4赤色カバーの周囲を指で押すと、ふくらみが元に戻ります。通常は1図の状態に戻しておいてください。
横タイプと縦タイプの2タイプあります。
非常停止ボタンの横タイプ表示ステッカー
非常停止ボタンの縦タイプ表示ステッカー