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災害に事前に備える

家具等の転倒防止の備え

家具の転倒防止

居住形態(マンション・戸建て・持ち家・賃貸等)や家具の種類に合わせて様々な固定方法がある。ポール式やL字金具を使用しなくても、収納箱等の身近な素材の活用、複数固定法を組み合わせて効果的な転倒防止もできる。
天井との隙間は2cm以内に
粘着マットで固定
転倒防止板を家具の下に敷く
テレビとテレビ台は転倒防止ベルトとキャスター下皿で固定

リビング・キッチンの転倒防止

電子レンジは粘着マットや転倒防止ベルトで固定。レンジ台はL字型金具で壁に固定
食器棚は避難経路をふさがないように設置。L字型金具で壁に固定。ガラスに飛散防止フィルムを貼る
引き出しストッパーを付ける
扉に開放防止器具を付ける
冷蔵庫は避難経路をふさがないように設置。転倒防止ベルトで固定

寝室の転倒防止

ベッドの脚に滑り止め
窓ガラスに飛散防止フィルムを貼る
キャスター下皿で固定
積み重ねボックスは上下と壁を連結金具で固定
タンスは避難経路をふさがないように設置。突っ張り棒で固定。転倒防止板を敷く

災害用品の備え

非常持ち出し袋

避難する際の物資を納めた非常用持ち出し袋は、自分にとって必要な物を考えて準備する。リュックなどに入れて、玄関の近くや寝室、車の中、物置などに配置して、家の倒壊も想定して備える。持ち出せる量は、成年男性で約15Kg、成年女性で約10Kg、こども・高齢者で約6Kgを想定

貴重品の備え

災害時に身元が確認できる、運転免許証、マイナンバーカード、障害者手帳、母子健康手帳等、身分証明書は常に携帯。ふだんは非常持ち出し品と別に保管。保管場所は家族で共有し、いざという時、家族の誰もがすぐに持ち出せるようにする。災害時の証書類の焼失に備え、銀行・保険・印鑑や家の証書は、口座番号や印鑑の種類等のリストを紙に作成し携帯

常時携行する災害用品

外出中の災害に備え、必要最小限の防災グッズを用意してバッグ・鞄に入れる。携帯電話、予備バッテリー、LEDライト、非常時の連絡先、マイナンバーカード等の身分証明書。ふだん使いのマスク、ティッシュ、ハンカチ、筆記用具等は有用。女性は生理用品等も。

常用薬・お薬手帳の備え

お薬手帳やマイナ保険証の使用により、災害時でも常用薬や病気の情報が正確に伝わり、適切な治療が受けられる。

(注記)注:2024年12月2日以降、従来の健康保険証は新たに発行されなくなりました。 マイナ保険証を保有しないかたには、従来の健康保険証の有効期限内に「資格確認書」が無償で申請によらず交付されています。

災害用品に感染症対策も加える

非常用持ち出し袋に感染症対策として、マスク、体温計、アルコール消毒液、手袋を用意する。

女性の災害用品

  • 生理用品、鏡・ブラシ、清浄綿、化粧品
  • 携帯トイレ、携帯用ビデ
  • 被災地での洗濯干しの際に男性の目が気にならないカップインタンクトップ
  • 毎日着替えができない時、同じ服を隠せる割烹着
  • 着替えの際に目隠しになる自転車用ポンチョ

こどものための備え

幼児の備えとして、食事は栄養面を考えて、大人用の非常食や災害食を取り分けてもいいが、市販の非常食や離乳食を用意しておけば安心。また、ビタミンが不足すると口内炎になりやすいので、野菜ジュースや、飲みやすい粉末などのビタミン剤も用意。歩けるようになったこどものために、靴や着替え、防寒具は必須。避難する際の抱っこ紐もあれば歩きやすくなる。

妊産婦・乳幼児の災害用品

  • 母子健康手帳・マイナ保険証(有効期限内の健康保険証又は資格確認書でも可)・お薬手帳・妊産婦は診察券
  • 着替え・靴・防寒具・抱っこ紐(両手が使えて便利)
  • 非常食・ビタミン剤等
  • 清浄綿・オムツ・お尻ふき・ガーゼ(汚れ落とし・乳幼児のお世話等)
  • 授乳用ケープ・ミルクセット・離乳食(大人の食事を取り分けても可)
  • スプーン・紙コップ・キッチン用ラップ(コップで飲ませる方法も)

高齢者の災害用品

  • 常用薬・お薬手帳、必要な補助器具(補聴器他)
  • 入れ歯・洗浄剤、着替え、おむつ
  • 老眼鏡(古い眼鏡を捨てずに再利用)
  • 下着を汚して替えがない時に役立つ尿漏れパッド
  • コンパクトで持ち運びやすく、疲れた時に座れる折りたたみ椅子

備蓄品を確認して備える

食料品の日常備蓄

日頃利用している食料品や生活必需品を少し多めに購入しておく「日常備蓄(ローリングストック)」の視点を持つ。常備品は、いざという時も大切な食料になる。賞味期限の確認もしておく。
常温保存ができる野菜、保存食にもなる乾燥野菜、家庭菜園等も役立つ。

トイレの備え

  • 【携帯トイレ(保管用密閉袋・ポリ袋)×ばつ7日分
  • ×ばつ7日分(家族4人で8ロール(30mタイプ))程度
  • 【ランタン型ライト】周囲を明るくして安全な空間確保
  • 【ウェットティッシュ】水がなくても清潔さを保つ
  • 【消毒液】感染症対策のために手を清潔に
  • 【除菌洗浄液】こまめにトイレを拭き掃除
  • 【消臭剤】スプレータイプを多めに

怪我への備え

  • 【出血・骨折・やけど・打撲・捻挫への応急手当】清浄綿、救急絆創膏、サージカルテープ、三角巾、包帯、ガーゼ、脱脂綿、消毒液
  • 【災害時の混乱防止】応急処置ハンドブック、傷病者情報伝達カード
  • 【衛生環境確保・感染症防止】手指消毒液、ゴム手袋、マスク

非常用に役立つキッチングッズ

  • 【カセットコンロ・ボンベ】ライフライン復旧前でも温かい食事可
  • 【キッチンばさみ・ピーラー】まな板なしで調理可
  • 【ポリ袋】手袋にもなり、袋の中で調理可
  • 【ラップ】お皿に巻けば水節約
  • 【クーラーボックス】保冷剤を入れて冷蔵庫に
  • 【キッチンペーパー】食器をふき取って洗い物を楽に
  • 【アルミホイル】フライパンを汚さずに調理可能に
  • 【水筒・保温タンブラー】余った湯の保存に

在宅避難のための生活必需品

3日から1週間分を目処に水・食糧を備蓄するが、ふだんの買い物から分量を意識する。 寒さ・暑さへの備え、調理器具、食品用ラップやウェットティッシュなどの多用途に使える便利グッズを始め、ラジオや眼鏡や生理用品などのふだん使っている、無くなると困るものも意識しておく。

在宅避難のための生活インフラ

平時からガス・電気・水道が止まっている場合の代替として、備蓄水、蓄電・発電機、カセットコンロ等を準備して、排水設備の使用法や近所の給水拠点の確認をしておく。

ペットの備え

ペットの社会化のしつけ

災害時の避難先で他の避難者に迷惑をかけない基本的なペットのしつけが必要。避難所で皆に愛されてトラブルになりにくくなり、もし迷子になっても、声をかけてもらいやすくなり発見されやすくなる。
しかく無駄吠えをしない
しかく他の人やペットを怖がらない
しかく待て・おすわりができる
しかくトイレは決まった場所でする
しかくケージ(クレート)に慣れている

ペットの最低限必要な災害用品

【数日分の食料と水(最低5日分)】食べ慣れているフード、水、食器
【飼育用品】ペットシーツ、キャリーバッグ、ケージ(クレート)、トイレ用品、排泄物の処理道具、予備の首輪、リード
【医療品関係】療法食、薬、ワクチン接種状況などの情報
【迷子防止対策】首輪、迷子札、マイクロチップ(必ず情報登録を行うこと)、鑑札、狂犬病予防法注射済票

画像提供:+ソナエ・プロジェクト

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