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2025年3月17日

音声広報CD「明日への声」トラックナンバー5 vol.102(令和7年(2025年)3月発行)

(イントロダクション:女性ナレーター)

近年、オンライン上でギャンブルをする「オンラインカジノ」が問題となっています。日本国内からオンラインカジノで賭博をすることは、賭博罪などの犯罪に当たり、検挙事例も多数あります。法律に基づいた正しい知識を身につけ、知らないうちに違法な賭博行為を行うことがないよう、理解を深めておきましょう。

(本文:Q.女性ナレーター/A.男性ナレーター)

Q1:オンラインカジノとは何ですか?

A1:オンラインカジノは、スマートフォンやパソコンなどを通じてオンライン上でゲームを行い、その結果に対して現金や暗号資産、電子マネーなどを賭けるものです。「カジノ」のイメージにあるようなスロットやカードゲームだけでなく、スマートフォン用のパズルゲームのようなものもあります。また、野球や格闘技などの身近なスポーツが賭けの対象となる「スポーツベッティング」といわれるものもあります。

Q2:オンラインカジノは犯罪ですか?

A2:オンラインカジノは、日本国内から利用すれば犯罪です。オンラインカジノサイトの多くは海外で運営されているといわれています。その国では合法的に運営されているとしても、日本国内からこれらのサイトにアクセスして賭博を行うことは、「賭博罪」などの犯罪となります。
「オンラインカジノは海外で合法的に運営されているから利用しても大丈夫」などといった誤った情報も見受けられますが、日本国内からオンラインカジノにアクセスして賭博を行うことは犯罪です。オンラインカジノの違法性に「グレーゾーン」はありません。

Q3:オンラインカジノを利用すると、どのような罪になりますか?

A3:オンラインカジノの利用は賭博罪や常習賭博罪に当たります。刑法第185条では「賭博をした者は、50万円以下の罰金又は科料に処する。」とされ、第186条では「常習として賭博をした者は、3年以下の懲役に処する。」とされています。
また、日本国内でオンラインカジノの入金や出金といった決済に関与したり、広告・宣伝してオンラインカジノに誘い入れたりすると、賭博幇助などの罪に問われることがあります。
警察では、オンライン上で行われる賭博事犯の取締りを強化しています。2023年には、オンラインカジノの利用者や決済に関わった者、オンラインカジノを広告・宣伝した者など、107人が検挙されています。

Q4:犯罪なのに、どうして利用してしまう人がいるのですか?

A4:近年は日本人をターゲットにした日本語のサイトも多くみられ、「入金不要 初回ボーナスプレゼント」のように初めは無料で利用できるサービスなどで巧妙に利用者を誘い込んでいます。こうした気軽さから、一般のオンラインゲームでの課金との境界が曖昧になり、犯罪に手を染めている自覚がないまま利用してしまうケースも少なくないとの指摘もあります。
さらに、インターネットで検索すると、オンラインカジノがあたかも気軽に利用できるものであるかのような印象を与える情報が出てきますが、つられてアクセスすることのないよう、くれぐれも注意が必要です。

(エンディング:女性ナレーター)

オンラインカジノは容易にアクセスすることが可能ですが、日本国内からオンラインカジノで賭博を行うことは犯罪です。自分だけでなく、家族や知人が「犯罪と知らずにやってしまった」といったことにならないように、正しい知識や情報を共有しましょう。詳しくは「政府広報 オンラインカジノ」で検索してみてください。

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