公益財団法人 福岡市学校給食公社

原料(げんりょう)がパン工場(こうじょう)に運(はこ)び込(こ)まれます。 小麦粉(こむぎこ)だけで1日(にち)に5トンくらい使(つか)います。

ミキサーで小麦粉(こむぎこ)にイースト、イーストフード、水(みず)を加(くわ)えてまぜ合(あ)わせ、2〜3時間(じかん)ほどねかせます。 ふくらんだ生地(きじ)に砂糖(さとう)、脱脂(だっし)粉乳(ふんにゅう)、塩(しお)、マーガリン、水(みず)、のこりの小麦粉(こむぎこ)をいれて20分(ふん)ほどこねると、弾力(だんりょく)のある生地(きじ)が出来上(できあ)がります。

分割(ぶんかつ)機(き)(分(わ)ける機械(きかい))でパン一個(こ)分(ぶん)の大(おお)きさに切(き)り分(わ)け、整(せい)型機(けいき)で丸(まる)めます。丸(まる)まった生地(きじ)をひとつひとつバスケットに入(い)れ、休憩(きゅうけい)させます。

生地(きじ)を棒状(ぼうじょう)にのばし、手作業(てさぎょう)でねじります。6人(にん)の職人(しょくにん)さんが、2時間(じかん)で7000個(こ)ねじります。 ねじった生地(きじ)を天板(てんばん)に並(なら)べて発酵(はっこう)させます。 発酵(はっこう)している間(あいだ)に大(おお)きくふくらみます。

トンネルオーブンに天板(てんばん)をのせ、205度(ど)の中(なか)15分(ふん)ほどかけてゆっくり進(すす)み、焼(や)き上(あ)げます。 焼(や)けたパンはコンベアーで工場(こうじょう)をゆっくり回(まわ)りながら、熱(ねつ)を冷(さ)ましていきます。袋(ふくろ)づめをして安全(あんぜん)を確認(かくにん)したらクラスごとに分(わ)けて完成(かんせい)です!

工場長(こうじょうちょう)のはたむらさんです。 「わたしたちが一生懸命(いっしょうけんめい)作(つく)っているパンです。おいしく食(た)べてください!」

お米(こめ)が炊飯(すいはん)センターに運(はこ)ばれてきます。 1日(にち)に6トンほどのお米(こめ)を使(つか)います。

夜中(よなか)の11時(じ)から作業(さぎょう)を始(はじ)めます。 お米(こめ)を洗(あら)ったあと、お米(こめ)の芯(しん)まで水(みず)を浸透(しんとう)させるために1時間(じかん)水(みず)に漬(つ)けます。これを、浸漬(しんせき)といいます。 しっかり水(みず)を吸(す)ったお米(こめ)に水(みず)を入(い)れます。麦(むぎ)ごはんの時(とき)は、ここに麦(むぎ)も入(い)れます。

いよいよ炊(た)き始(はじ)めます。 炊飯(すいはん)釜(がま)を大(おお)きなガス釜(がま)にいれます。ガス釜(がま)は、火(ひ)のついた長(なが)いトンネルのようなものです。 このトンネルを、炊飯(すいはん)釜(がま)が20分(ぷん)かけて一回(ひとまわ)りしながら、ごはんを炊(た)いていきます。 1つの炊飯(すいはん)釜(がま)で、約(やく)80人分(にんぶん)のごはんが炊(た)けます。

ガス釜(がま)を通(とお)った後(あと)、炊飯(すいはん)釜(がま)はそのまま25分間(ふんかん)ふたを開(あ)けずに蒸(む)らします。こうすることで、ごはん全体(ぜんたい)がふっくらに仕上(しあ)がります。 蒸(む)らしたごはんは、反転(はんてん)ほぐし機(き)に移動(いどう)してほぐしていき、ふっくらふかふかにしていきます。

ほぐされたごはんの安全(あんぜん)を確認(かくにん)したら、ライスシートが敷(し)かれたごはんケースに入(い)れます。クラスごとに重(おも)さが違(ちが)うので、1人(ひとり)が大(おお)きい声(こえ)で重(おも)さを読(よ)み上(あ)げ、1人(ひとり)が量(はか)って、ごはんケースに入(い)れていきます。

ごはんを整(ととの)えてから蓋(ふた)をして、クリップを付(つ)けたら完成(かんせい)です。 できたてのごはんを、トラックに積(つ)み込(こ)み、小学校(しょうがっこう)や中学校(ちゅうがっこう)に運(はこ)びます。 おいしく食(た)べてくださいね!

午前(ごぜん)4時(じ)、牧場(ぼくじょう)では牛乳(ぎゅうにゅう)をしぼる搾乳(さくにゅう)がはじまります。

牛乳(ぎゅうにゅう)がしぼりやすいように、座(すわ)っている牛(うし)さんを立(た)たせるためにエサをあげます。

牛乳(ぎゅうにゅう)が安全(あんぜん)か確認(かくにん)したら、ミルカーという機械(きかい)でやさしくしぼります。 しぼった牛乳(ぎゅうにゅう)はすぐに4°C(ど)まで冷(さ)まします。

牧場(ぼくじょう)から工場(こうじょう)に運(はこ)ばれてきた牛乳(ぎゅうにゅう)は、大(おお)きなタンクに集(あつ)められます。

牛乳(ぎゅうにゅう)に含(ふく)まれる脂肪分(しぼうぶん)を均質機(きんしつき)という機械(きかい)を使(つか)っておなかの中(なか)で消(しょう)化(か)しやすくします。 高温(こうおん)で殺菌(さっきん)した後(あと)パックに詰(つ)めます。

できあがった牛乳(ぎゅうにゅう)の安全(あんぜん)を確認(かくにん)してから、みなさんの学校(がっこう)に届(とど)けられます。