用紙申告の手続
C様式を用いる場合の算定方法
記入上の注意
このC様式は、燃原料の含有する硫黄分が、製品や中間製品等に吸収・残留する場合で、装入する硫黄量(1)と吸収・残留する硫黄量(2)から求める方法(Sバランスによる計算)の場合に用いてください。
なお、この様式は、原則として施設単位で作成してください。
C様式の記載例はこちら(PDF、11.3MB)
- ① 賦課金番号、工場・事業場名
- 申告書にプリントされている汚染負荷量賦課金番号及び工場・事業場名(会社名等も併せて)を記入してください。
- ② 施設名
- この様式で算定の対象となった施設の名称を記入してください。
- ③ No.
- この様式の通しナンバーは、次のように記入してください。
- ④ 脱硫の種類
- 製品等脱硫の他に排煙脱硫又は集じん等脱硫のある施設の場合は、該当する番号を○しろまるで囲んでください。ただし、製品等脱硫だけの場合は、この欄は、記入する必要はありません。
- ⑤ 年月
- SOx排出量の算定は、必ず月別に小計欄を設け、月別の硫黄量(1)及び硫黄量(2)を求め、この値から月別のSOx排出量を算定してください。
なお、月の途中で次の様式にまたがって記入しても差し支えありません。
硫黄量(1)の算定
- ⑥ 燃原料の種別
- 名称欄には、実際に使用した燃原料の具体的な名称を記入してください(例:セメント原料の場合は、石灰石、粘土、鉱さい等)。
また、コード欄には、「燃原料コード表(PDF、121KB)」から該当する番号を記入してください(例:前記のセメント原料は、窯業・土石原料として取扱い、コード番号はすべて84となります)。
- ⑦ 装入量
- ⑥欄に記入した燃原料のそれぞれの装入量(使用量)を月別に整理して記入してください。単位はl、kg又はm3Nのいずれか一つを○しろまるで囲んでください。
- ⑧ 密度 ⑨ 含有硫黄分
- 原材料の含有硫黄分については、月内の分析値が一つの場合は、小数点以下4けた目を切り捨て、3けたまでとします。月内の分析値が複数ある場合は、各々小数点以下3けたまで(4けた目以下切捨て)の値の平均値とし、小数点以下4けた目をJIS Z 8401(PDF、75KB)による方法又は四捨五入によって、小数点以下3けたとしてください。硫黄化合物の分析値について(PDF、52KB)を参考にして硫黄分(%)表示できるよう換算してください。
- 燃料については、成績表等の数値によることにします。
成績表等の数値は、密度については、小数点以下4けた目を切り捨て、3けたまでとします。含有硫黄分については、%表示で小数点以下3けた目を切り捨て、2けたまでとしてください。
月内に成分割合の異なる燃料を使用したときは、上記の数値で加重平均し、密度については小数点以下4けた目をJIS Z 8401(PDF、75KB)による方法又は四捨五入によって、小数点以下3けたとしてください。含有硫黄分については、小数点以下3けた目をJIS Z 8401(PDF、75KB)による方法又は四捨五入によって、小数点以下2けたとしてください。
- ⑩ 硫黄量(1)(単位:kg)
- 次の式によって算出してください。
- 固体燃原料の場合 硫黄量(1)(kg)=装入量(kg)×ばつ含有硫黄分(%)÷100
- 液体燃原料の場合 硫黄量(1)(kg)=装入量(l)×ばつ密度(g/cm3)×ばつ含有硫黄分(%)÷100
- 気体燃原料の場合 硫黄量(1)(kg)=装入量(m3N)×ばつ含有硫黄分(%)×ばつ32÷22.4
硫黄量(2)の算定
- ⑪ 製品等の種別
- 燃原料の含有する硫黄分が吸収・残留する製品又は中間製品等(例:鋳鉄、セメントクリンカー、ガラス、スラグ等)の名称を具体的に記入してください。
- ⑫ 産出量
- 製品等のそれぞれの産出量を月別に整理して記入してください(単位:kg)。
なお、産出量の把握は、装入量の把握方法とバランスのとれた方法で行ってください。
- ⑬ 含有硫黄分
- ⑨ 欄と同様に記入してください。
- ⑭ 硫黄量(2)(kg)
- 次の式によって算出してください。
- 硫黄量(2)(kg)=産出量(kg)×ばつ含有硫黄分(%)÷100
- ⑮ 補正後の脱硫効率
- 排煙脱硫又は集じん等脱硫のある場合は、E様式を作成し、E様式中の2.(4)⑦ の数値を記入してください。
- なお、この欄には、製品等脱硫効率を記入する必要はありません。
- (硫黄量(2)(kg)÷硫黄量(1)(kg)×ばつ100)
- ⑯ SOx排出量
- 月別に求めた硫黄量(1)及び硫黄量(2)の値から、次の式によって算出し、小計欄に小数点以下1けたまで記入してください(2けた以下は切捨て)。
- 製品等脱硫の場合 SOx排出量(m3N)=〔硫黄量(1)-硫黄量(2)×ばつ22.4÷32
- 排煙又は集じん等脱硫のある場合 SOx排出量(m3N)=〔硫黄量(1)-硫黄量(2)×ばつ〔1-補正後の脱硫効率(%)×ばつ22.4÷32
- ※(注記)年間SOx排出量
- 最終月の小計欄の下(その様式の最下行)に年間計欄を設け、月別に算出した硫黄量(1)と硫黄量(2)の合計値及びSOx排出量の合計値を記入してください。
参考Q&A
- 硫黄分が0.01%未満の燃料や0.001%未満の原料がある場合は・・・
- 硫黄量が「0kg」となる場合でも、計上してください。記載例はこちら(PDF、200KB)