九州新幹線(武雄温泉・長崎間)に係る佐世保線(肥前山口・武雄温泉間) 複線化事業に係る環境影響評価事後調査報告書に対する環境大臣意見の提出について

環境影響評価法では、10km以上の鉄道の設置又は改良の工事を第一種事業とし、環境大臣は、事業者から送付された報告書^※(注記)1について、国土交通大臣を経由して意見を述べることができる。本件は、この手続に沿って意見を提出するものである。
今後、国土交通省九州運輸局長から事業者である独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられることとなる。

※(注記)1 報告書:事業の実施後に事後調査の結果や環境保全措置の内容、効果等を取りまとめ、報告・公表する文書。

・ 事業者 独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構
・ 事業位置 佐賀県武雄市、杵島郡大町町及び江北町
・ 事業規模 JR佐世保線の一部を複線化 延長約12.8km^※(注記)2

※(注記)2 平成31年4月に「九州新幹線武雄温泉・長崎間工事実施計画」の変更が認可され、当初の対象区域約12.8kmのうち約6.9kmについて複線化が実施された。

【方法書の手続】
・ 縦覧 平成25年2月26日〜同年3月26日(住民意見2件^※(注記)3)
・ 佐賀県知事意見提出 平成25年7月11日

【準備書の手続】
・ 縦覧 平成26年12月26日〜平成27年2月4日(住民意見2件^※(注記)3)
・ 佐賀県知事意見提出 平成27年6月16日

【評価書の手続】
・ 環境大臣意見提出 平成27年10月30日
・ 国土交通省九州運輸局長意見提出 平成27年11月27日

【報告書の手続】
・ 令和7年4月9日 国土交通大臣から環境大臣に意見照会
・ 令和7年5月23日 環境大臣から国土交通大臣に意見提出

※(注記)3 環境の保全の見地からの住民意見の件数

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