報道発表資料
この記事を印刷
2024年03月18日
- 水・土壌
「PFASに関する総合研究」令和6年度新規課題の採択決定について
1.「PFASに関する総合研究」令和6年度新規課題について令和5年12月26日(火)から令和6年2月5日(月)まで公募しました。
2.公募の結果、14件の研究課題の応募があり、令和5年度「PFASに関する研究運営会議」において採択に係る評価を行い、採択候補を抽出しました。
これに基づき、環境省水・大気環境局において、3件を採択することとしました。
3.主任研究者との委託契約等の手続きを行った後、令和6年6月頃の研究開始を予定しています。
(研究の実施は、令和6年度予算が成立することが前提となります。)
2.公募の結果、14件の研究課題の応募があり、令和5年度「PFASに関する研究運営会議」において採択に係る評価を行い、採択候補を抽出しました。
これに基づき、環境省水・大気環境局において、3件を採択することとしました。
3.主任研究者との委託契約等の手続きを行った後、令和6年6月頃の研究開始を予定しています。
(研究の実施は、令和6年度予算が成立することが前提となります。)
■しかく 採択課題について(提出順;敬称略)
1 免疫疾患におけるPFASの免疫抑制及び免疫促進影響の解明に向けた実験的検証
主 任 研 究 者 : 学校法人兵庫医科大学・医学部・免疫学講座
主任教授 黒田 悦史
研 究 期 間 ( 予 定 ) : 令和6年度〜8年度
研 究 概 要:
PFOS等について、ワクチンの効果を低下させる免疫抑制と、アレルギー症状を悪化させる免疫促進が指摘されているが、現在その毒性の評価は確立されていない。本課題では、暫定目標値程度の濃度レベルを含むPFASの曝露条件を設定し、マウスを用いた動物実験を行い、免疫抑制及び免疫促進の影響を評価する。また、PFOS、PFOA、PFHxS 以外のPFASのうち数種類について、培養細胞への曝露実験による遺伝子発現解析を行い、PFASに共通又は物質特異的な免疫毒性関連遺伝子の検出を試みる。これにより、PFASに関する免疫毒性のメカニズム解明が期待される。
主任教授 黒田 悦史
研 究 期 間 ( 予 定 ) : 令和6年度〜8年度
研 究 概 要:
PFOS等について、ワクチンの効果を低下させる免疫抑制と、アレルギー症状を悪化させる免疫促進が指摘されているが、現在その毒性の評価は確立されていない。本課題では、暫定目標値程度の濃度レベルを含むPFASの曝露条件を設定し、マウスを用いた動物実験を行い、免疫抑制及び免疫促進の影響を評価する。また、PFOS、PFOA、PFHxS 以外のPFASのうち数種類について、培養細胞への曝露実験による遺伝子発現解析を行い、PFASに共通又は物質特異的な免疫毒性関連遺伝子の検出を試みる。これにより、PFASに関する免疫毒性のメカニズム解明が期待される。
2 PFASsの規制に関わる優先付け及び合算評価に資する遺伝子発現解析による有害性評 価法の開発
主 任 研 究 者 : 国立医薬品食品衛生研究所 安全性生物試験研究センター 毒性部
室長 相﨑 健一
研 究 期 間 ( 予 定 ) : 令和6年度〜8年度
研 究 概 要:
3 毒性影響・毒性発現機序・種差を考慮したPFASの包括的な健康影響解明:環境疫学ー毒性学融合研究
主 任 研 究 者 : 国立大学法人北海道大学 環境健康科学研究教育センター
特任准教授 アイツバマイ ゆふ
研 究 期 間 ( 予 定 ) : 令和6年度〜8年度
研 究 概 要:
■しかく PFASに関する研究運営会議について
PFASに関する研究運営会議は、国立研究開発法人国立環境研究所 新田裕史名誉研究員を座長とし、以下の専門家で構成されている。令和5年度は採択課題の抽出を行った(なお、主任研究者、分担研究者と利害関係のある委員は、当該課題については、採点を辞退している)。令和6年度以降も研究の進め方へのアドバイス等を行っていく予定である。
【PFAS に関する研究運営会議 委員名簿】
(五十音順、敬称略)
氏 名
所 属 ・ 役 職
柴田 康行
国立研究開発法人国立環境研究所 名誉研究員
鈴木 規之
国立研究開発法人国立環境研究所 企画部フェロー
新田 裕史
(座長) 国立研究開発法人国立環境研究所 名誉研究員
(座長) 国立研究開発法人国立環境研究所 名誉研究員
平田 健正
和歌山大学 名誉教授
姫野 誠一郎
昭和大学 薬学部 客員教授
本間 正充
国立医薬品食品衛生研究所 所長
連絡先
環境省水・大気環境局環境管理課PFAS対応チーム
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8313
- チーム長
- 百瀬 嘉則
- 課長補佐
- 笹原 圭
- 担当
- 中島 太陽