令和4年度PRTRデータの概要等について -化学物質の排出量・移動量の集計結果等-

届出対象以外の事業者や、家庭、自動車等からの排出量については国が推計を行いました。その結果、令和4年度に推計対象とした物質(334物質)の届出外排出量は186,938トンでした。前年度は335物質を推計対象とし、届出外排出量は187,676トンでした。

・ 届出事業所数:届出事業所数は32,209で微減(前年比△しろさんかく570事業所)、届出事業所数の減少の寄与が最も大きかった業種は燃料小売業(同△しろさんかく433事業所)でした。

・ 届出排出量:届出排出量が増加した主な業種は金属鉱業(同+0.4千トン)、窯業・土石製品製造業(同+0.1千トン)でした。一方、届出排出量が減少した主な業種は化学工業(同△しろさんかく1.2千トン)、出版・印刷・同関連産業(同△しろさんかく0.6千トン)、非鉄金属製造業(同△しろさんかく0.4千トン)でした。

・ 届出移動量:届出移動量が増加した主な業種は鉄鋼業(同+0.8千トン)、食料品製造業(同+0.2千トン)でした。一方、届出移動量が減少した主な業種は化学工業(同△しろさんかく6.7千トン)、電気機械器具製造業(同△しろさんかく2.4千トン)、窯業・土石製品製造業(同△しろさんかく2.2千トン)でした。

・ 届出外排出量:届出外排出量は前年度に比べて減少しています。例えば洗浄剤・化粧品等の界面活性剤について、令和3年度の23千トンから令和4年度は21千トンとなっており、8.5%減少しています。