報道発表資料
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2003年03月20日
- 再生循環
変圧器(トランス)などの重電機器からの微量のPCBの検出について(第4報)
去る7月12日にお知らせした変圧器(トランス)などの重電機器中の絶縁油から微量のPCBが検出された問題に関し、(社)日本電機工業会から、3月19日に中間報告(資料1)をいただきましたのでお知らせします。
経緯
○しろまる
平成14年7月12日、変圧器(トランス)などの重電機器中の絶縁油(PCBを絶縁油として使用していないもの)から微量のPCBが検出された事例があったこと等、本件に係る第1報を発表。
○しろまる
7月31日、(社)日本電機工業会から環境省に対し、それまで調査中となっていた3社の調査結果等について報告(8月1日発表(第2報))。
○しろまる
10月17日、(社)日本電機工業会から環境省に対し、これまでの調査結果及び調査スケジュール等について報告(10月18日発表(第3報))。
○しろまる
平成15年3月19日、上記調査スケジュールに基づく調査結果(中間報告)について報告。
3月19日付け(社)日本電機工業会からの報告(資料1)
(1)
微量PCB検出事例について
前回報告(平成14年9月30日までの検出事例について報告済)以降、平成15年2月28日までに17社(うち4社は今回新たに報告)から、新たに944台(10月18日発表分と合わせると合計1,356台)の微量検出事例があった。
(2)
サンプル調査状況について
サンプル調査の分析結果について、資料1の添付資料に示す。
現在、これらのデータをもとに、原因解明に向けたデータの詳細な分析・評価及び再度、製造工程、絶縁油の取扱い等の確認を行っているところである。
なお、検討結果のとりまとめについては、過去の記録の調査等、当初予想していた以上の調査時間を要しており、1〜2ヶ月程度遅れている。
現在、これらのデータをもとに、原因解明に向けたデータの詳細な分析・評価及び再度、製造工程、絶縁油の取扱い等の確認を行っているところである。
なお、検討結果のとりまとめについては、過去の記録の調査等、当初予想していた以上の調査時間を要しており、1〜2ヶ月程度遅れている。
環境省の対応
前回の報告に基づき、(社)日本電機工業会及び検出事例の多い2社(東芝、三菱電機)に対して、使用絶縁油、製造工程における絶縁油の管理方法等について詳細にヒアリングを行ったところ、両者とも微量PCBが検出される要因を特定するには至っておらず、関係各社においてさらなる調査が必要という状況である。
今回の報告を受け、(社)日本電機工業会に対しては、引き続きこれまでの当省からの協力要請に対して適切に対応いただくよう、特に、原因解明に関する検討結果報告を早急にとりまとめるよう要請したところである。なお、引き続き、必要に応じてヒアリングを実施する。
※(注記)
本件に関しては、環境省及び経済産業省のホームページに掲載致します。
添付資料
- 資料1 変圧器等の微量PCB検出に関する調査及び情報提供について(中間報告)[PDFファイル 161KB] [PDF 160 KB]
- 資料2 変圧器等の微量PCB検出に関する調査及び情報提供について[PDFファイル 83KB] [PDF 82 KB]
- 連絡先
- 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部産業廃棄物課
課長 :森谷 賢 (内線6871)
課長補佐:吉澤 正宏(内線6880)
担当 :梶原 光弘(内線6895)
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