報道発表資料
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2001年11月22日
- 大気環境
平成13年度大気汚染防止推進月間について
環境省と公害健康被害補償予防協会(以下、「公健協会」)では、大気の状態が一年で最も悪くなる12月を大気汚染防止推進月間とし、大気汚染防止を呼びかける様々な普及啓発活動を行っている。今年は「自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の削減等に関する特別措置法(自動車NOx・PM法)」が成立したことも踏まえて、特に都市部において深刻な自動車に起因する大気汚染に焦点を当て、広く理解と取組を促すこととしている。
1.
趣旨
近年、工場・事業場から排出される大気汚染物質による大気汚染は改善が進んでいるものの、大都市地域では、自動車排出ガスが主な原因となって、窒素酸化物や浮遊粒子状物質による大気汚染はなかなか改善されていない。また、冬季、中でも12月は、自動車交通量の増加、ビルや家庭の暖房、さらに冬季特有の「逆転層」(※(注記)1)といわれる気象条件の影響等により、大気汚染物質濃度が特に高くなる。そのため環境省と公健協会では、昭和63年より、毎年12月を大気汚染防止推進月間として、大気環境保全意識の高揚を図る各種の普及啓発事業を実施している。
今年度は自動車NOx法の改正により、特定地域における自動車排ガスに対する規制が強化され、また、総理大臣の指示により政府の公用車を原則すべて低公害車に買い替えることも決定されるなど、自動車排ガスによる大気汚染対策が大きく進展した。これらを踏まえて、今年度の月間においては、駐停車時のアイドリングストップの励行、公共交通機関の利用の促進など特に自動車排ガスに起因する大気汚染の防止対策について理解と取組を促すこととしている。
また、今年度は本月間のオープニングイベントとして、12月1日に愛知県名古屋市において「これからの都市環境と自動車」をテーマに「大気環境フォーラム2001」を開催する。
今年度は自動車NOx法の改正により、特定地域における自動車排ガスに対する規制が強化され、また、総理大臣の指示により政府の公用車を原則すべて低公害車に買い替えることも決定されるなど、自動車排ガスによる大気汚染対策が大きく進展した。これらを踏まえて、今年度の月間においては、駐停車時のアイドリングストップの励行、公共交通機関の利用の促進など特に自動車排ガスに起因する大気汚染の防止対策について理解と取組を促すこととしている。
また、今年度は本月間のオープニングイベントとして、12月1日に愛知県名古屋市において「これからの都市環境と自動車」をテーマに「大気環境フォーラム2001」を開催する。
※(注記)1.逆転層
:
上方の空気の気温があまり下がらない、又は下方の空気と比べて気温が高い状態にあるために安定した大気を指す。冬季に出現しやすい。逆転層下部では大気汚染物質はあまり拡散せず、滞留する。
2.
実施期間
平成13年12月1日(土)から31日(月)までの1ヶ月間
3.
実施内容
(1)
「大気環境フォーラム2001」の開催
愛知県及び名古屋市と共催で月間のオープニングイベントとして「これからの都市環境と自動車」をテーマにシンポジウムを行うとともに、大気汚染防止推進月間ポスター図案優秀作品(※(注記)2)の表彰及び大気保全分野の功労者の表彰を行う。
平成13年度大気環境保全活動功労者表彰の受賞者とその功績については別紙1、大気汚染防止推進月間ポスター図案優秀作品及び受賞者については別紙2参照。
平成13年度大気環境保全活動功労者表彰の受賞者とその功績については別紙1、大気汚染防止推進月間ポスター図案優秀作品及び受賞者については別紙2参照。
※(注記)2.
ポスター等の図案については、6月に公募を行い、9月15日までに応募のあった4,439点の中から、漫画家の安井英彦氏、音楽家の湯川れい子氏らを交えて環境省職員及び公健協会職員による投票を行い、環境大臣賞や公健協会会長賞など16点の入賞作品を10月17日に決定した。
(2)
新聞紙上広告月間キャンペーン
環境大臣、公健協会会長、モータジャーナリスト松任谷正隆氏の3人による大気環境の保全に配慮したライフスタイルに対する理解を促すメッセージ等を12月1日の毎日新聞に掲載する。
○しろまる
川口 順子
環境大臣
三好 正也
公害健康被害補償予防協会会長
松任谷 正隆
モータジャーナリスト
○しろまる
メッセージの題名
・
「大気汚染防止に御協力をお願いいたします」(川口環境大臣)
・
「大気汚染経験からの教訓と健康被害予防のために」(三好公健協会会長)
・
「僕らは、クルマに憧れていた世代。でも、きれいな空気のほうが大切ですよね」
(松任谷 正隆氏)
(3)
ラジオによる情報宣伝活動
アイドリングストップ運動や公共交通機関の利用促進などを訴えるラジオCMを大気汚染防止推進月間の期間中に放送し、一般国民、ドライバーに理解を促す活動を行う。
(4)
大気汚染防止を呼びかけるポスター等の掲出
大気汚染防止を呼びかけるポスターを100,000部及び2002年版カレンダーを20,000部作成し、全国の都道府県、協力団体等に呼びかけて掲出する。
(5)
その他
政府広報、インターネット(※(注記))を通じ、広く国民に対し啓発活動を実施する。
添付資料
- 別紙1 平成13年度大気環境保全活動功労者表彰受賞者及び功績
- 別紙1 平成13年度大気環境保全活動功労者表彰受賞者及び功績[PDFファイル](印刷用) [PDF 22 KB]
- 別紙2 平成13年度大気汚染防止推進月間ポスター図案受賞者
- 別紙2 平成13年度大気汚染防止推進月間ポスター図案受賞者[PDFファイル](印刷用) [PDF 6 KB]
- 連絡先
- 環境省環境管理局総務課
課長 吉田 徳久 (6510)
総括補佐 瀬川 俊郎 (6512)
担当 星野 裕樹 (6517)
公害健康被害補償予防協会
基金事業部事業課
Tel03-3586-6041
部長 細野 宏 (300)
課長 栗山 俊勝 (310)
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