環境省 Ministry of the Environment

報道発表資料

この記事を印刷
1999年12月17日

平成11年度「こども葉っぱ判定士」事業に係る大臣表彰等について

  1. 環境庁では、樹木の二酸化炭素吸収量等の調査を通じ、小・中学生に大気環境 保全や地球温暖化防止の啓発を図ることを目的に、平成10年度に引き続き「こど も葉っぱ判定士」事業を実施した。 調査した結果を、9月30日までに環境庁へ送付した参加者3,393名には、 「こども葉っぱ判定士」課程修了の大臣(環境庁長官)認定証を交付する。 なお、小学生で、保護者と一緒に参加した者には、「親子葉っぱ判定士」課程 修了の認定証を交付する。

  2. 環境庁では、小学生または中学生のグループで、「こども葉っぱ判定士」事業の 趣旨を踏まえ、樹木の働きに関する調査・研究を行った成果を壁新聞にしてまとめ た作品の中から優秀作品について、大臣表彰を贈ることとした。 表彰受賞者は小学生2グループと中学生1グループであり、表彰式は平成11年 12月24日(金)に環境庁において行う。 (表彰式はカメラ撮り及び取材が可能)

  3. 環境庁では、平成元年度より小学生(平成8年度以降)・中学生・高校生を対象 に、樹木の二酸化炭素吸収量等の調査を通じ、大気環境保全の啓発を図ることを 目的とした「樹木の大気浄化能力調査」(平成7年度までは「樹木の大気浄化能力 度チェック」)を実施している。 今年度は、全国41都道府県、245校、5,125人の参加があった。

1.平成11年度「こども葉っぱ判定士」事業について

(1)平成11年度「こども葉っぱ判定士」事業の概要

[1]事業対象 : 小学生及び中学生(小学生に限り保護者と一緒の参加も可能)
[2]実施期間 : 平成11年7月上旬〜平成11年9月30日(木)
[3]参加方法 : 参加希望者は環境庁作成の「こども葉っぱ判定士」事業の パンフレットを入手し、それに従い調査を行う。パンフレットは、 予め環境庁から、都道府県・政令指定都市・中核市の大気保全担当 部局に送付され、これら担当部局等を通じ、参加希望者に配布。
[4]調査方法 : 参加者はパンフレットに基づき次の5つのステップの調査を行う 。 ステップ11本の樹木が吸収する二酸化炭素の量を調べてみよう ステップ2家の庭や校庭の樹木が吸収する二酸化炭素の量を調べてみよう ステップ3樹木全体が吸収する二酸化炭素の量をいろいろな値と比べてみよう ステップ4家庭から発生する二酸化炭素の量と比べてみよう ステップ5樹木が吸収する二酸化窒素・二酸化硫黄の量を調べてみよう
[5]結果報告 : 参加者はすべてのステップの調査結果等を、パンフレットにある 結果報告用紙に記載し、環境庁へ平成11年9月30日(木)まで (消印有効)に送付する。
[6]認定証交付 : 環境庁は期限までに調査結果の報告を行った小・中学生に 「こども葉っぱ判定士」の課程修了の大臣(環境庁長官)認定証を 交付する。なお、今年度からは保護者と一緒に参加した小学生には 「親子葉っぱ判定士」の課程修了の認定証を交付する。

(2)大臣認定証の交付について

締め切りの9月末日までに環境庁に調査結果を報告した3,393名(昨年度: 1,493名)に大臣認定証を交付する。
  大臣認定証交付者数(カッコ内は、平成10年度)    (単位:人)
 ┌―――――――――┬――――――┬―――――┬――――――┬――――――┐
 |     | 小学生 | 中学生 | 学年未記入| 計  |
 ├―――――――――┼――――――┼―――――┼――――――┼――――――┤
 |こども葉っぱ判定士| 1,901| 678|  13| 2,592|
 ├―――――――――┼――――――┼―――――┼――――――┼――――――┤
 | 親子葉っぱ判定士|  801|  -|   -|  801|
 ├―――――――――┼――――――┼―――――┼――――――┼――――――┤
 |  合 計 | 2,702| 678|  13| 3,393|
 |     |(1,017)| (427)|  (49)|(1,493)|
 └―――――――――┴――――――┴―――――┴――――――┴――――――┘
2.平成11年度「こども葉っぱ判定士」壁新聞募集事業における大臣表彰について
(1)平成11年度「こども葉っぱ判定士」壁新聞募集事業の概要

環境教育事業を進めている(財)日本環境協会では、小・中学生のグループを対象 に、「こども葉っぱ判定士」事業の趣旨を踏まえ、樹木の働きに関する調査・研究を 行った成果を紹介する壁新聞を公募し、応募作品の中から優秀な作品について表彰を 行うこととしているが、環境庁はその意義を認め、同協会の申請を受けて大臣表彰を 贈ることとした。

(2)壁新聞応募グループ数
  壁新聞応募グループ数:小学生25グループ、中学生7グループ
   (平成10年度:小学生18グループ、中学生6グループ)
(3)表彰受賞者(小学生2グループ、中学生1グループの計3グループ)
   <小学生のグループ>
    「エッちゃんとチーマンの地球探索隊」(2名)
     一宮市立葉栗北小学校(愛知県一宮市)・6年・小島千明
       〃       ・〃 ・井戸絵梨花
    「ふじっ子ペア」(2名)
     富山市立藤ノ木小学校(富山県富山市)・5年・永森俊亮
       〃       ・〃 ・杉井龍一
   <中学生のグループ>
    「くりご班」(2名)
     厳原町立内院中学校(長崎県下県郡厳原町)・2年・江口小織
       〃        ・1年・江口 彩
(4)表彰式について
 表彰式を下記の通り開催し、清水大臣から受賞の各グループに対し大臣賞及び副賞が
 授与される。
 [1]日  時 : 平成11年12月24日(金)11:00〜12:00
 [2]場  所 : 環境庁第1会議室(合同庁舎第5号館22階)
 [3]出 席 者 : 国務大臣・環境庁長官 清水嘉与子
      環境庁大気保全局長 廣瀬 省
      財団法人日本環境協会関係者
      受賞を受ける3グループのメンバー 6名

3.平成11年度「樹木の大気浄化能力調査」の実施結果について

(1)「樹木の大気浄化能力調査」の概要

「樹木の大気浄化能力調査」は、「こども葉っぱ判定士」事業と同様に簡単な樹木の大気浄化能力測定実験を通じ、大気保全における樹木の果たす重要な役割についての啓発を行うものであり、平成元年度から中学生、高校生を対象に実施してきた。平成8年度にマニュアルの改訂を行い、小学生も対象に含め事業を展開している。

(2)参加・取り組み状況

平成11年度の参加校(団体)数は244校(団体)で、参加者は5,117人で あった。参加244校(団体)の内訳は、小学校86校、中学校104校、 高校50校、こどもエコクラブ4団体であり、参加者の内訳は、小学生2,458人、 中学生1,876人、高校生781人、学年不明2人であった。

添付資料

連絡先
環境庁大気保全局大気生活環境室
室 長 :藤田八暉(内線6540)
室長補佐 :臼木民夫(内線6541)
担 当 :宮内 徹(内線6546)

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /