直感でクリック いきものクイズ

一度侵入すると根絶することは困難だといわれるほどの繁殖力です。

第13回外来種はどっち?

写真/PIXTA(Aのいきもの)

第13回答えはB

A : セリ

セリ
【分類】

セリ科

【生態:生息地など】

小川、水田などの湿地に生息する多年草。地下茎があり、その節から新芽を出して増える。花期は7〜8月で、枝先に白い小さな花をつける。

【国内における確認状況】

在来種。

北海道から沖縄までの全国各地に生育。春の七草の一つで、若芽や新芽は七草がゆに入れたりするなど、食用としても親しまれている。

B : ナガエツルノゲイトウ

ナガエツルノゲイトウ
【分類】

ヒユ科

【生態:生息地など】

水路や河川、湿地などに生育するが長期間の乾燥にも耐えられるため、陸上植物としても生育が可能。花期は4〜10月で白い花をつける。国内では結実は確認されておらず、根茎で繁殖する。

【国内における確認状況】

海外から持ち込まれた外来種。特定外来生物に指定。

原産は南アメリカで、国内では本州以南に分布。観賞用に持ち込まれたと考えられ、国内で最初の定着は1989年に兵庫県尼崎市で記録された。茎の破片からも繁殖可能で、水面にマット状に広がり在来植物を駆逐する。また、水路を閉塞し農業被害を生じさせる。外来生物法により特定外来生物に指定されている。

ここに注目!2つの種類の見分け方

セリの花 ナガエツルノゲイトウの花

セリは花軸の先に柄を持つ多数の白い花が放射状についており、葉には粗いのこぎり歯が見られます。ナガエツルノゲイトウは花の直径が12〜16mmの白い球状で1〜4cmの長い柄があります。葉ののこぎり歯は細かいため、一見すると縁が滑らかでぎざぎざがないように見えます。

外来種被害予防三原則〜入れない、捨てない、拡げない〜を守りましょう!

写真/PIXTA(Aのいきもの)

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