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アライグマとタヌキ、アナグマ、ハクビシンの見分け方を紹介。

第02回外来種はどっち?

第02回答えはB

A : タヌキ(ホンドタヌキ)

タヌキ(ホンドタヌキ)
【分類】

イヌ科

【生態:生息地など】

平地から里山・低山の森林や草地のほか、市街地にも生息している。体長は5080cmで茶色の毛に覆われており、尾は18cm程度。昼間は岩穴や木の洞などで休んでおり、夜になると活動し始める。ミミズやカエル、ヘビのほか、昆虫、果実など何でも食べる雑食性。「ため糞」という糞を決まった場所でする習性がある。

【国内における確認状況】

在来種。

南西諸島を除く日本全国に分布し、1年中姿を確認できる。

国内ではホンドタヌキとエゾタヌキの地理的に隔絶された2亜種((注記))が生息している。屋久島などの個体は人為的に持ち込まれた外来種とされている。

エゾタヌキはホンドタヌキよりもやや体長が大きく、毛も長く、寒冷地に適応した特徴を持つ。
((注記))亜種:種を細分化した分類学上の単位。

B : アライグマ

アライグマ
【分類】

アライグマ科

【生態:生息地など】

森林の水辺を好み、農耕地や市街地周辺にも出没する。体長は4160cmで、毛色は灰色〜茶色。尾は2041cm56本の縞模様がある。夜行性で、木登りが得意。カエルやザリガニなどの水生生物のほか、小型のほ乳類、昆虫、果実、野菜など何でも食べる。

【国内における確認状況】

海外から持ち込まれた外来種。特定外来生物および緊急対策外来種に指定。

北アメリカ原産。テレビアニメの影響で人気が出てペットとして輸入されたものが野外に捨てられるなどして野生化。繁殖力が強く、全都道府県で確認されている。外来生物法により「特定外来生物」に指定されている。ニホンザリガニなど絶滅危惧種を捕食するほか、農作物や畜産飼料を食い荒らしたり、市街地で人家の屋根裏にすみ着いたりするなど、生態系や産業などに被害を与えている。

ここに注目!2つの種類の見分け方

タヌキ アライグマ、アナグマ、ハクビシン

タヌキは体が茶色で四肢が黒く、尾に縞模様がありません。アライグマは鼻に黒い筋と尾に縞模様があります。ほかにも似た動物としてアナグマ(在来種)やハクビシン(外来種)があげられます。アナグマは鼻筋が白くて目の上下が黒く、ハクビシンも顔の中央に白い筋がありますが、胴や尾が細長くスリムな印象です。

なお、アライグマとハクビシンは木登りが得意で、特にハクビシンは電線や針金の上でも歩けます。

外来種被害予防三原則〜入れない、捨てない、拡げない〜を守りましょう!

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