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日本有数の漁港・境漁港にある「境港水産物地方卸売市場」は、魚の水揚げや競りが行われる水産物流通の拠点であり、漁港の活気や舞台裏を体感できる施設です。市場にはベニズワイガニやマグロ、マイワシ、ブリなど、年間を通じて多彩な魚介が集まり、早朝から競りの熱気に包まれます。建物中央は吹き抜け構造で、2階の見学通路から1階で行われる取引の様子を間近に見ることができるのも魅力のひとつ。通路は約140mの長さがあり、回廊型の見学施設としては国内最大級を誇ります。

2階部分は「境港おさかなパーク」として無料で一般公開され、美保湾にすむ魚を展示する水槽や、水揚げ風景を望む「かにテラス」などがあります。境港の海の恵みと食文化を広く発信する場所として親しまれています。