姉妹(友好)提携情報
姉妹自治体提携Q&A
Q5. どのような手順で姉妹(友好)自治体提携を行うのですか?
提携を結ぶ場合の所定の手続きはないので、個々のケースにより異なってくると考えられます。提携するにあたり仲介者の存在の有無、過去における何らかの交流の有無などにより手順も変わってきます。提携先を探すことから始めるのであれば以下のような手続きが一般的に多いようです。
(1)
候補都市のリストアップ・絞り込み(情報収集など)
下矢印
(2)
候補自治体へ提携の意向打診
下矢印
(3)
現地調査
下矢印
場合によっては交流事業の実施
下矢印
(4)
提携意思の確認
下矢印
(5)
提携に伴う交流活動の基本方針についての相手方との協議
下矢印
(6)
提携書の協議・確定
下矢印
(7)
提携書の署名・調印式
下矢印
(8)
姉妹提携に基づく交流活動の開始
※(注記)
(1)〜(4)を繰り返すこともあるようです。
提携締結までの手順は、様々ですが、提携先と締結後どのような交流をしていくのか十分に話し合い、お互いの共通理解の上に立って締結をすることが重要だと思われます。また、交流を継続するためにも儀礼的な使節の交換に留まることなく、企画段階から住民の参加を募ったり、金銭負担のかからない交流の推進、目的を明確化した多様な交流を進めていくことなども必要だと思われます。
<参考事例>
大阪府箕面市とニュージーランド ハット市の姉妹提携までの交流経過(要約) 平成 2年
10月〜
・オセアニア地域での交流対象都市の調査
(NZ政府観光局、豪州政府、航空会社、姉妹都市協会など)
(NZ政府観光局、豪州政府、航空会社、姉妹都市協会など)
平成 3年
9月
・オセアニア地域の大学との学術交流を計画中の大阪外国語大学
(箕面市内に所在)との意見交換・調整会議
・オセアニア地域の大学を調査
・候補都市(約10市)のリストアップ
(箕面市内に所在)との意見交換・調整会議
・オセアニア地域の大学を調査
・候補都市(約10市)のリストアップ
10月
・交流可能都市のリストアップ(ハット市含め3市)
11月
・日本との交流を希望していたハット市が代理人を通じて、箕面市にアプローチ
・ハット市との第1回協議
・ハット市との第1回協議
12月
・ハット市との協議(〜平成4年5月まで)
・ハット市長から箕面市長へ親書
(内容:箕面市との友好関係を推進したい)
・ハット市長から箕面市長へ親書
(内容:箕面市との友好関係を推進したい)
平成 4年
3月
・箕面市長からハット市長へ返書(内容:ハット市との交流については、
箕面市国際交流協会設立後に検討する)
箕面市国際交流協会設立後に検討する)
6月
・ハット市姉妹都市協会会長から箕面市長へ親書
・(財)箕面市国際交流協会設立
・(財)箕面市国際交流協会設立
7月
・ハット市長から箕面市長へ親書
(内容:箕面市との友好関係樹立を希望する)
・ハット市との協議(〜12月まで)
(内容:箕面市との友好関係樹立を希望する)
・ハット市との協議(〜12月まで)
平成 5年
1月
・箕面市国際交流協会理事長からハット市長及び
ハット市姉妹都市協会会長へ親書
ハット市姉妹都市協会会長へ親書
2月
・ハット市長から箕面市長および箕面市国際交流協会理事長へ
親書(内容:箕面市との友好関係樹立を再度希望する)
親書(内容:箕面市との友好関係樹立を再度希望する)
7月
・箕面市国際交流協会ニュージーランド市民派遣事業開始
平成 6年
2月
・箕面市企画部長、協会理事長がハット市を訪問
7月
・ハット市長が箕面市を訪問
8月
・箕面市国際交流協会ニュージーランド市民派遣事業及び
箕面市青少年海外派遣事業実施
・箕面市長及び市議会議長がハット市を訪問
・両市長の相互訪問を受けて、平成7年度交流事業について
ハット市と協議(〜12月末まで)
箕面市青少年海外派遣事業実施
・箕面市長及び市議会議長がハット市を訪問
・両市長の相互訪問を受けて、平成7年度交流事業について
ハット市と協議(〜12月末まで)
平成 7年
3月
・箕面市3月議会で7年度ハット市関連事業予算を承認
4月
・ハット市議会で箕面市との国際協力都市提携を承認
6月
・箕面市6月議会でハット市との国際協力都市提携を承認
7月
ハット市にて国際協力都市提携の盟約書を締結、調印式を行う