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夏を迎えたユジノサハリンスク(2004年7月6日)

ページID:1596 更新日:2012年5月7日

すっかり夏の姿になったユジノサハリンスクです。

すでに7月に入っていますが、今日の朝は吐く息が白く、思わずどうしようかと思ったくらいです。しかし日中は日差しも強く、暖かいです。

今日の私の服装はスーツ姿でしたが、これで十分で、暑すぎず、寒すぎずという感じです。

今日は、サハリンに観光に来た場合と、仕事で来た場合のちょっとした違いをお話したいと思います。

私自身が、サハリンに観光に来たことがあるのは10年前の話ですが、その頃とはすっかり町の雰囲気が変わってしまいました。
観光の楽しさは、見知らぬ土地を訪問すること、あるいは一度来たことのある場所を再び訪れるという楽しさ、そういう楽しみ方があると思います。

サハリンは日本に近いのですが、やはり海外であり、住んでいる人は日本語も英語もほとんど通じない状況です。
そういうところで、本を片手にロシア語で話をしたりするのも、楽しさの一つだと思います。

事務所が開設されて2年が経ちましたが、毎年の如くユジノサハリンスク、コルサコフは姿が変わっています。

新しいビルが建ち、新しいお店が開店し、タクシー業などのサービス業も増え、一昔前の風景はだんだん少なくなってきています。

そういう姿は、観光に来た際、いろんなところで見ることが出来ると思います。特に、昔、ここを訪問したことがある人は、なおさらびっくりされることだと思います。

観光以外に、最近では仕事でこちらに訪問され、その上長期滞在される方も増えています。

稚内からも合弁会社「ワッコル」の関係で、長期滞在をされる方が来ています。
また、日本中から大企業の方々がここで仕事をされています。
そういった人々の楽しみというのは、何があるだろうかと考えてみました。

大きな目的は仕事を遂行するということです。

実際のところ、ほとんど余暇の無い方々が多く、特に事務所を立ち上げようとしている会社の方もいらっしゃいますが、言葉の壁を含め、相当大きな障害に遭い、休日と言えども心が休まらない日々を過ごしていらっしゃるようです。

こんな状況だからこそかもしれませんが、立場を超えて人間関係を作ることが出来るようです。

休日やたまに時間があった場合などは、食事を共にしたり、余暇を過ごしたりすることもあります。

日本では他企業の方と交流をするとしても、家族もあれば職場も違い、なかなか接すること自体が少ないのが現状です。

ここでは、単身で来ている人がほとんどですし、仕事の後、どこかでゆっくりということもほとんど出来ない状況ですので、知り合い同士でちょっとゆっくりする、というパターンが必然的に出てきます。

そんな中で精神的な負担が軽減されるなど、いろんなメリットがあるように感じます。

観光と長期滞在は大分性質が違いますが、それぞれに楽しさがあり、面白いものだと感じています。

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