サハリンの劇場(2008年11月)
2008年11月21日付 「"ズドラーストヴィーチェ!!"サハリン事務所 」などで触れている、劇場についてお伝えします。
秋が深まった辺りから冬にかけて、更に春頃まで、ロシアは劇場の"シーズン"ということになります。
ロシアでは各地に専属の劇団を擁する劇場があり、主に"シーズン"の間に公演が行われています。公演については、各劇場で演じることの出来る演目"レパルトゥアール"が幾つもあり、それを順番に舞台で見せるようになっています。
演目"レパルトゥアール"の中には、演じる俳優が交代しながら永年に亘って公演が続くものもある他方、様々な事情で何回かの公演で姿を消してしまうものもあるようです。
サハリンにもこうした仕組の劇場があります。ロシアの劇場には、著名な作家や演出家等の名を冠したものが多くあります。サハリンの劇場は、サハリンに足跡を残し、『サハリン島』を著したことで知られるチェーホフの名が冠せられていて、公式には「A.P.チェーホフ記念サハリン国際舞台芸術センター」と称しています。ユジノサハリンスクでは"チェーホフ劇場"と言えば判りますが...
(各写真は2008年11月21日撮影)
一番上には「A.P.チェーホフ記念サハリン国際舞台芸術センター 演目一覧」とあり、その下のガラスで覆われた箇所の上にある赤い太字が"12月"です。ここに月が入るようになっています。左側の数字が日付です。右側の青い文字が劇の名前となります。少し下の方の赤い文字は、直訳すれば「あなたに、お子様に」という意味ですが「親子でご覧ください」ということで、子ども向けの演目を挙げています。
下の方には少し小さな文字で「平日は開演19時、休日は17時」と書かれています。
ロシアではこうした"客演"という例も時々見受けられます。
"劇場"と言うと、日本では寧ろ映画館の名前のような印象になるかもしれません。以前は"○しろまる○しろまる劇場"というような映画館が方々に見受けられ、今でも新作映画が登場する時には"劇場公開"という言い方をする場合もあります。
ユジノサハリンスクには4つの映画館があります。"映画館○しろまる○しろまる"というような呼び名のものばかりです。
この中の一つ"オクチャーブリ"は、ユジノサハリンスク市都心部のコムニスチーチェスキー通、"チェーホフ劇場"の直ぐ近くにあります。
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